今回注目したいニュースは昨年7月に大手回転ずしチェーン店はま寿司から告訴されていたかっぱ寿司について。
ついにかっぱ寿司田辺公己社長含む3人が逮捕、法人でカッパ社が書類送検されることとなりました。
そこで今回は
①逮捕された田辺公己社長とは
②今回の逮捕で実刑何年を求刑されそうなのか
③次期社長は誰になるのか
気になったので調べてみることにしました。
Contents
逮捕された田辺公己社長とは(経歴)
生年月日:1976年3月31日
出身地:千葉県
最終学歴:東海大学開発工学部(偏差値:47)
今回逮捕された田辺公己社長はゼンショーホールディングスの元社員。
ゼンショーホールディングスといえば「すき家」「なか卯」の会社として良く知られています。
今回逮捕のきっかけとなった「はま寿司」も2002年に設立しています。
その外食産業としてはかなりの大手であるゼンショーで、33歳にして経営改革のゼネラルマネージャーとなり、2014年30代後半ではま寿司の取締役になるなど、才覚溢れる人物だったと思われます。
その後ゼンショー傘下の会社(ココス、ジョリーパスタ)の社長、執行役員を歴任し、かっぱ寿司の社長として2021年に就任したばかりでした。
ちなみに田辺社長のかっぱ寿司(カッパ・クリエイト株式会社)とゼンショーは2007年~2008年に業務提携を結んでいました。
その繋がりでかっぱ寿司の社長に就任したのかもしれませんが、元々所属していたゼンショー傘下のはま寿司から機密情報を盗み取ったのはゼンショーから左遷させられたと思い、その恨みとして行ったようにも思えます。
もしくは、はま寿司の日次売上データを参考にしたく、元々いた会社だからと軽い気持ちで元部下にお願いしていたのかもしれません。
いずれにせよ、かっぱ寿司でのキャリアが終了することとなりました。
田辺公己社長の懲役は
今回田辺社長は不正競争防止法違反※の容疑で逮捕されました。
※不正競争防止法違反とは 経済産業省所管の法律。企業間の公平性を保つため、虚偽表示、機密情報の不正入手、競争相手を貶める行為、かなり類似した商品の販売などの不正を取り締まる。 (参考:Wikipedia)
この場合、田辺社長は機密情報の不正入手に該当しますが、過去の事件の判例をみると機密情報の不正入手で執行猶予付きの有罪判決(初犯)を下された判例があるので、田辺社長はそれに近しいと思います。
その判決は
執行猶予4年懲役2年及び罰金50万円の有罪判決
(参考:名古屋地方検察庁豊橋支部判例主文「不正競争防止法21条1項3号ロ」)
罰金は払わないといけないようですが、数年おとなしくしていれば刑務所に入ることを回避できます。
いずれにせよ、かっぱ寿司に戻ってくることはほぼないでしょう。
かっぱ寿司の次期社長は誰なのか
田辺社長逮捕に伴い、かっぱ寿司を経営しているカッパ・クリエイトの次期社長は今のところ正式に公表されていません。
そこで次期社長は誰になりそうなのか、過去の事例を見て予想したところ、カッパ・クリエイトの次期社長として考えられるのはカッパ・クリエイト現取締役の山角豪氏です。
山角氏は過去に外食産業の株式会社アトムで代表取締役社長を務めた社長経験者であり、経営に強い人材だと思います。
また、過去にも株式会社アトムで社長を務めていた小澤俊治氏が”経営体制強化のため”かっぱ寿司の社長に就任したこともあるので、アトム出身者で社長の山角氏が次期社長となるのではと予想します。
追記:予想通り山角氏が新社長として就任し、かっぱ寿司の会社全体での関与を否定しましたね。
かっぱ寿司田辺社長逮捕。懲役や次期社長のまとめ
かっぱ寿司田辺社長逮捕。懲役や次期社長のまとめ ・かっぱ寿司の田辺社長は外食産業一筋で30代後半で取締役に選任されるなど、才覚溢れる人物だった。 ・今回はま寿司の機密情報を不正に入手したとして、不正競争防止法違反で逮捕されたが、過去の判例を見る限りでは執行猶予付きの有罪判決及び罰金刑が科される可能性がある。 ・かっぱ寿司の次期社長はまだ公に公表されていない。(2022年9月時点)→新社長は山角豪氏 ・次期社長として予想したのは、社長経験者であり、経営に強いと思われるアトム株式会社代表取締役社長の山角豪氏である。
気軽に食べられるお寿司として近所にあったかっぱ寿司はよく利用していたので、このニュースを聞いてショックです。
他店に負けないくらいネタもメニューも良くなってきたところだと思ったので、次期社長が今後どのように舵取りしていくのかこれからも注目していきたいですね。
美味しいかっぱ寿司を残していってほしいです。
🥺🥺🥺