また埼玉で恐ろしい事件が発生しました。
埼玉県戸田市にある市立美笹中学校で試験中の校内に男が侵入。
教員ともみ合いになった際、60代の教師が上半身を何度も切り付けられ、救急搬送されました。
他の生徒や教諭にケガはなく、犯人は他の教師に取り押さえられ現行犯逮捕されたとのことです。
勇気を持って犯人に立ち向かった教師の方の回復を祈るばかりですが、今回このような凶刃を振るった犯人とは一体どんな人物なのか。その実名や埼玉県内で相次いでいる猫の虐待死と関連はあるのか調べてみることにしました。
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大事件に発展する可能性があった刃傷沙汰美笹中学校の場所と犯人の実名は?
事件は1日お昼の12時35分ごろ。埼玉県戸田市にある市立美笹中学校の校庭に刃物を持った男が侵入。
発見した60代の男性教諭が試験中の教室に入ろうとする男を取り押さえようとするも男に切り付けられ救急搬送されました。
搬送時教諭は意識があったとのことですが現在も容体については明らかになっていません。
男は駆け付けた別の教諭に取り押さえられ生徒に危害は加えられませんでした。
この事件を聞くとかつて大阪で起きた池田小学校の事件を想起させますが、ひとまず最悪の事態は免れたようです。
あとは60代の男性教諭の回復を祈るのみですね。
「誰でも良かった」通り魔目的だった男の実名は?
男は現行犯逮捕され、その後の供述で「誰でも良かった」と話しており、もし男性教諭があのとき取り押さえなかったらより最悪の事態に発展する可能性がありました。
そういった意味でも取り押さえにいった教師たちは命を賭して生徒を守った勇敢な方々ですね。
この通り魔ともいえる男の実名はまだ明らかになっておらず最新の情報が入り次第更新していきます。
わかっているのは10代男性ということで、特定少年(18歳から19歳の少年)であれば実名報道可能、17歳以下であれば実名報道不可となり、タレコミが無い限り実名を知ることはできません。
個人的には重大犯罪を犯した人物であれば、例えそれが17歳以下の少年であっても実名報道して晒すことによって自身の罪深さを体感してほしいと思ってしまいます。
追記:2023年3月1日午後7時
今回逮捕された少年は17歳の男子高校生ということが判明しました。これにより特定少年ではなく、少年法が適用され、少年の名前が実名報道される可能性はなくなりました。
事件が起こった美笹中学校の場所は?
今回事件が起こった美笹中学校の場所はこちら👇
お気づきの方もいるかもしれませんが、猫が殺害されその遺体の一部が見つかったとされる荒川彩湖公園近くの中学校です。
埼玉で相次いでいる猫の虐待死との関連は?
今回の事件は前述のとおり、猫の遺体の一部が発見された荒川彩湖公園や西浦和小学校にそう遠くない場所で発生しています。
最初に猫の遺体の一部が見つかった荒川彩湖公園から今回の美笹中学校まで直線距離で2.5kmです。
また、美笹中学校とは反対方向のさいたま市桜区でも無残に殺された猫の遺体が見つかったことを考えると犯人の行動範囲としては充分に有り得るものでした。
追記:2023年3月1日午後5時
逮捕後の供述によると少年は埼玉で連続して発生していた猫殺害事件の関与をほのめかしているようです。
もしこれが事実であるならば、神戸連続児童殺傷事件や茨城一家殺傷事件のように猫を虐待していた少年が人へ危害を加えた例と同じようなケースになってしまったことになります。
犯人であるのならば一先ず安心ではありますが、このような人物はすぐに釈放されてしまうように思うので、再犯の危険性を考えるとできる限り刑務所につなぎとめて出さないように願うばかりです。
どれくらいで釈放されるのか?
猫に対する残虐行為からエスカレートし、人に危害を加えるようになった少年ですが、一体どれくらいの刑期で釈放されるのかが気になるところです。
結論から言うと今回少年は長くても5年以内に釈放されそうです。
まず今回少年が犯した罪は以下の通り👇
・殺人未遂
(基本的に殺人罪と同等の5年以上だが半分まで減刑可能。3年以下になれば執行猶予つきに)
・建造物侵入
(3年以下の懲役10万円以下の罰金)
・動物愛護法違反
(5年以下の懲役または500万円以下の罰金)
成人であれば今回併科(罰金刑2つ以上)で510万円上限の罰金刑、殺人未遂で5年以上の懲役を科せられることになるのですが、今回逮捕されたのは17歳の少年なので、少年法が適用されます。
少年法というと成人に比べ罪が軽くなるイメージですが、その通りで少年院を数年の刑期で釈放、もしくは保護観察処分の場合もあります。
今回のケースとしては下記の事件が近く、検察官送致とまでは行かずに5年以内には出所できそうです。👇👇👇
2022年東大刺傷事件
出典:『東大刺傷、殺人未遂で逮捕された「17歳」は起訴されるのか? 少年事件の手続の流れ』
大学入学共通テスト初日の1月15日朝、東京大学(東京都文京区)近くで受験生ら3人が刺されて、名古屋市の高校2年の少年(17)が殺人未遂の疑いで逮捕された。
少年法の規定では16歳以上の少年が故意の犯罪行為により被害者を死亡させた事件(殺人既遂)の場合は原則、逆送とされています(同法20条2項)。
しかし、今回は殺人未遂であって殺人既遂ではないことから、原則に該当しません。そこで、家庭裁判所は、一切の事情を斟酌(しんしゃく)して、その裁量により、刑事処分相当か否かを判断することになります(同法20条1項)
今回はまだ人が亡くなってはいないものの、猫を残虐に殺す精神に異常をきたしている人物です。
過去にウサギを浴槽で溺れさせて虐待死させた少女は初等中等少年院に送致されていますが、今回少年はそれ以上の罪を犯しているので、できる限り長く刑務所で過ごし、私たちの前に現れないでほしいものです。
美笹中学校事件の犯人と釈放についてのまとめ
・3月1日埼玉県戸田市の市立美笹中学校で60代教諭が校内に侵入した男に切り付けられる事件が発生。犯人は別の教師に取り押さえられ現行犯逮捕された。
・犯人は17歳の男子高校生で学校内にいる人を殺すつもりで校内に侵入した。
・実名については17歳と言うことで明らかにされていない。
・犯人は埼玉県内で相次いで発生している猫虐待死事件の関与をほのめかす供述をしている。
・少年は犯行時17歳なので少年法が適用され、殺人未遂の場合減刑が可能であるため、動物愛護法違反を加味したとしても5年以内に釈放される可能性は十分に有りうる。
非人道的な残虐的なことを行った人物に関しては、年齢や懲役の年数に関わらず、顔写真や実名を報道してほしいものです。
プライバシーの権利もたしかに尊重しなければいけないことですが、私たちは”知る権利”もあります。
その情報をもって私たちは警戒し、自身や家族の身を守るために生活していかなければならないのです。
このような残虐的かつ猟奇的な犯行を行った人物がたった数年もしくは保護観察というかたちですぐに刑務所の外に解き放たれることを想像したら、今回逮捕されたとしても全く安心できません。
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