今回注目したいのは日本で最も危険な集団とされる工藤会についてです。
特定危険指定暴力団に指定されたことにより、工藤会に対する取り締まりが強化され、幹部が続々と逮捕されていますが、
①幹部が続々と逮捕される中、工藤会の次期総裁は誰になりそうか。
②工藤会は現在松戸や浅草に事務所があるという噂があるが本当なのか?
気になったので調べてみました。
工藤会がついに首都圏でも猛威を振るうのか?
Contents
工藤会とは
工藤会は元々北九州市小倉で活動していた博徒の工藤玄治(げんじ)氏が創始者となります。
後に工藤会2代目総裁となる草野高明氏と工藤玄治氏、工藤氏の姐の3人が4畳半の部屋に集まってできたというのが工藤組の誕生。
戦後の小倉も公営ギャンブルが再開していった場所で、利用客の多さに伴ってトラブルも多く、それを諫めるために警備していたのが工藤組だったそう。
元博徒が組を創設、賭博場の警備からスタートというのも今の工藤組のイメージからかけ離れていて意外ですね。
賭博場の警備がシノギだった工藤会ですが、草野若頭の部下が増え、組織が大きくなったことにより、いざこざが増えていきました。1950年の草野高明氏の弟が刺殺された事件を皮切りに、山口組など他の組との抗争が増えていき、民間人にも死傷者が出て今日の「最も危険な組織=工藤会」のイメージが出来上がりました。
①幹部が続々と逮捕される中、工藤会の次期総裁は誰になりそうか。
利権絡みの民間人の殺害、反社に対抗してきた民間人への報復行為、私怨による刺傷事件など、いわゆる“カタギ”にも再三危害を加えてきた工藤会。
特定危険指定暴力団として全国初の認定を受け、取り締まりが強化されたことにより、ナンバー3まで逮捕起訴されました。
5代目工藤会総裁の野村悟被告は福岡地裁で死刑を求刑され、その後控訴しましたが、野村被告が出所する可能性が低いことを考えると、次期総裁は誰になるのかに注目が集まるのではないでしょうか。
ナンバー3まで不在で次期総裁は不透明
野村悟総裁、田上会長、菊池理事長が一連の事件に関与したとして逮捕され工藤会は実質トップ3まで不在の状態となっています。
最近では別件で緒方哲徳幹事長も逮捕され幹部クラスが計4人逮捕されている状態です。
緒方被告がいつ釈放されるかはわかりませんが、ナンバー3までは無期懲役以上の判決が出ているので、実質「総裁」「会長」「理事長」が空席の状態です。
そこで次期総裁として工藤会の遺志を継ぐのは現石田組組長の石田正雄総本部長なのではないかと個人的には思っています。
石田正雄総本部長は工藤会3代目会長溝下英雄の養子にあたり、溝下元会長の実子分だった方です。
ある意味一番工藤会の遺志を継げそうな方なのではないでしょうか。
後ほど触れますが、総裁の下の会長職には現長谷川組組長の長谷川泰三舎弟頭が有力だと思います。
長谷川舎弟頭は工藤会関東進出のキーマンとなっている可能性があり、工藤会にとって貢献している人物で、いずれは田上会長に代わって会長職に就くのではないかとにらんでいます。
②工藤会は現在松戸や浅草に事務所があるという噂があるが本当なのか?
最近では7月14日に千葉県松戸市で工藤会に所属しているとされる構成員が男性との金銭トラブルを巡って恐喝したとして逮捕されました。
また、5月に発生した借金返済の催促をした男性が暴行された事件についても工藤会が関与している疑惑が持ち上がりました。
その事件が起きた場所も千葉県です。
北九州で活動できなくなってきたから拠点を関東に移したのでしょうか?周辺住民としては不安になりますね。
その松戸の事務所とされる場所はコチラです↓
また、工藤会関連で長谷川舎弟頭の長谷川組の事務所が浅草にあるようです。↓
その長谷川組事務所とされる場所はコチラです↓↓↓
上記2つの事務所はいずれも長谷川組が関与しているとされています。
これが本当だとするのなら長谷川組長が関東進出のキーマンと言えるでしょう。
(参考:攻めろおじさんYoutubeチャンネル)
場所に関して実際どのようにしてわかるのか、その取材力には感心しますが、もし、この2つの事務所が実在するのであれば、工藤会が本格的に関東進出を目論んでいると考えられるのではないでしょうか。
しかも関わった一般人?の男性が被害に遭っているので、「一般人でも危害を加える工藤会」の片鱗が関東でも見られるようになってきたということです。
今回は2例ともお金絡みで事件に巻き込まれています。ヤクザだけに限りませんが、お金絡みの問題が起こりそうな金銭の貸し借りの話には絶対にのらないようにした方が良いと思います。
そのような話を持ち掛けてくる人とは距離を取るようにしましょう。
自分の身を守るために。
工藤会次期総裁や関東進出についてのまとめ
工藤会次期総裁や関東進出についてのまとめ ・工藤会とは博徒の工藤玄治が創設した組で元々は賭博場のトラブル仲裁のための警備をシノギとしていた。 ・組織が大きくなり、利権絡み、私怨、報復などで一般人にも手を出すようになり、特定危険指定暴力団に指定されている。 ・工藤会は現在トップ3まで逮捕、無期懲役以上の判決を受けており、事実上空席の状態となっている。 次期総裁候補として有力なのは工藤会3代目溝下会長の養子である石田正雄総本部長、次期会長には工藤会関東進出のキーマンとて長谷川泰三舎弟頭が有力と予想。 ・関東での工藤会がらみの事件は今年に入ってから2件あり、どちらも千葉県で起こっていることと、事務所の所在が少しずつ明らかになってきていることから関東進出の恐れが現実味を帯びている。
工藤会関連の事件でこれ以上不幸な方が増えないように取り締まりを強化してほしいところですが、私たちも巻き込まれないように警戒しておく必要がありそうです。