今回注目したいのは立川調布の不良グループの抗争について。
SNS上の投稿がきっかけで起こったとされるこの事件は公園での決闘にまで発展。
23人が検挙される事態となりました。
そこで今回は
①この事件が起こった概要と理由
②押収された釘バットの他に昔の不良はどんな武器を使っていたのか
気になったので調べてみることにしました。
Contents
①この事件が起こった理由、概要
事件は昨年11月19~20日に立川でも調布でもない武蔵村山市で起きました。↓↓
あるSNS上で調布グループ側のリーダーのインスタ投稿を巡って、立川グループと調布グループでトラブルとなり、双方6対6の凶器無しのタイマンを武蔵村山市の野山北公園で行う予定でした。
喧嘩が起こった場所はこちら↓
ちなみにその投稿した内容とは
「バイクで立川ツーリングするから立川市民よろしく」
という内容でした。
これに対し、立川グループのメンバーの1人が「来るなら来い」と反発し、相手側に電話をかけて徹底抗争の構えだったので、対立に発展したようです。
調布の不良グループが立川を通ること自体が地元の不良グループにとっては面白くなかったのでしょう。
集合場所とルールを決めて凶器無しの決闘を行う予定でした。
しかし実際は
立川グループが武器を多数準備し、18歳の少年ら計6人に現場で暴行。
重軽傷を負いました。
しかも立川グループは当初決められていた6人ではなく7人でタイマンにでてきた調布側の6人に暴行を加えたのだそう。
容赦ないですね。
包丁まで準備するということは強い殺意を抱いていたのでしょうか。
死者が出なかったのが幸いです。
この事件の結果、事件の主犯格とされる立川側の青木玲音容疑者と石橋勇人容疑者他1名が9月1日に逮捕されました。
↓の画像は少年時代の青木容疑者と石橋容疑者です。
石橋容疑者のTwitter上では仲間たちとコミュニケーションを取っていた程度で、その時の気分を投稿したり、遊び仲間を募ったりとヤンチャしている青年という印象でした。
ただ、たまに闇を抱えているような発言があることから、家庭内にトラブルがあったのかもしれません↓↓
石橋容疑者は仲間思いな一面もあるような印象ですから、今回の逮捕で己の行動を鑑みて、更生してほしいですね。
昔の不良が使っていた武器3選
今回抗争に用いられたのは釘バットにスタンガン、包丁、金属バットですが、昭和の不良たちは喧嘩の時にどのような武装をしていたのか。
代表的な武器3選をご紹介します。
①メリケンサック
これは昔家でも見たことがある(!?)のですが、昭和のヤンキー漫画の影響もあってか護身用に持っている人が多かったようです。
実際にある八王子のレディースの特攻隊長が護身用に持っていたそうです。
近接武器ですが、これを装備することによって相手に強力なダメージを負わせるとともに拳を保護することができる優れもの。
また、携帯しやすいというのもメリットです。
(参考:テレ東プラス、i-Q JAPAN)
②木刀
木刀は福岡の暴走族Killerが他の暴走族集団を襲うときに使ったという話があります。
これも実際家にあって(!⁉)身内が家で素振りをしていました。
リーチが長く、固い木刀なので相手に痛恨の一撃を与えることができます。
これを携帯しやすいようにしたものが伸縮自在の特殊警棒ですが、リーチでは木刀の方が上回ります。
(参考:軍鶏の川筋ヤンキー列伝Youtube)
③ナイフ
半グレ集団として有名な怒羅権(どらごん)やカラーギャングが実際に喧嘩で使用していたようです。
元怒羅権のメンバーの話では刺すというよりも切ることにより相手に血を見せて戦意を喪失させるためだとか。
不良のナイフというとバタフライナイフを想像しますが、その方が言うにはバタフライナイフは実用的ではなく鍔(つば)が付いたナイフかつ柄の奥にまで刃の金属が差し込まれているものが良いそう。
勝つためなら何でもやるという感じがしてここまでくると喧嘩で済まないような感じがしますね。
(参考:怒羅権と私 創設期メンバーの怒りと悲しみの半生)
立川調布グループ抗争事件の概要と昔の不良が使った武器3選まとめ
立川調布グループ抗争事件の概要と昔の不良が使った武器3選まとめ ・去年11月に武蔵村山市で起こった立川調布の不良グループの抗争事件は調布側の「立川を走る」というInstagramの投稿内容が原因だった。 ・この事件では当初6対6のタイマンで武器はなしとしていたが、立川側がこれを反故にし、7人で武器を用いて襲い、調布側の6人に重軽傷を負わせた。 ・今回用いられた武器は釘バットに金属バット、包丁、スタンガンだった。 ・昔の不良が実際に用いていたものはメリケンサック、木刀、ナイフなど喧嘩に実用的なアイテムだった。
今回、主要メンバーの逮捕によって一旦決着した事件ですが、ある意味「立川を通る」という些細なことがきっかけで起こったようにも思います。
不良としてのプライド的に許せないところがあったのかもしれませんが、「すぐに喧嘩」ではなくて一旦リーダー同士で話し合うというワンクッションがあれば今回大事にならずに済んだのではないでしょうか。
今回の件を見て感じたのは
「しなくて良い喧嘩はしない方が良い」
ということです。
結果的に直接手を下していない人まで巻き込み、逮捕され、けが人も出ています。
死者が出たらどうしていたのか。
孫子兵法のように「戦わずして勝つ」というのが本当の最善であり、大事な仲間やメンツを守る一番の方法なのではないでしょうか。