12月18日午後4時ごろ園田競馬場所属の騎手木本直さんが兵庫県甲子園浜海浜公園近くに駐車した車内で遺体で発見されました。
死因は練炭による自殺とみられています。
木本騎手は園田競馬場の騎手として2019年から騎乗し、通算89勝をあげていました。
車内のスマートフォンのメモには「僕には味方がいない」と遺書とも思える内容が書きこまれていましたが、木本騎手の自殺の原因はいじめなのか、そうでないのかツイッターの内容を交えながら見ていきます。
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木本直騎手のプロフィール
生年月日:2000年1月8日
出身地:兵庫県
通算勝利数:93勝
初騎乗:2019年4月11日
初勝利:2019年6月12日
木本直さんは2000年生まれの若手ジョッキーで園田競馬場を主戦場として活躍しており、最近では11月29日のレースで勝利していたばかりでした。
結果、その勝利が落馬による腰椎骨折からの復帰後初勝利であり、生涯最後の勝利となってしまいました。
仲の良い騎手は?
仲の良い騎手は金沢競馬所属の兼子千央騎手でツイッター上でもやり取りしていたり、ヤングジョッキーシリーズのインタビューでファンの皆様に向けて一言という質問には「ちーくん(兼子騎手のあだ名)と共に頑張ります!」と答え、わざわざ兼子騎手の名前を出すなど兼子騎手のことを親友と思っている様子でした。
木本直騎手の自殺の原因はいじめ?
騎手として活躍しようと献身的なリハビリで見事ケガから復帰し、ツイッターでこれからの意気込みを語っていた木本騎手。
結論からいうとその自殺の原因についてはまだ判明していません。
分かり次第情報を更新していきますが、ここからは木本騎手のこれまでの情報をもとに自殺の原因について2つの仮説を立て考察していきます。
人間関係説
車内のスマートフォンのメモに残された「僕には味方がいない」という内容を見る限りでは、木本騎手には何かしら悩みがあり、それに対して誰もフォローしてくれなかったことがうかがえます。
そのメモを見るとまずイジメられていたことを想像しますが、その様子はありません。ただ、気になる点は木本騎手からツイッターで特定の人物を取り上げたり反応はしていますが、それに対して誰もレスポンスしていないというところです。
交友関係が実は希薄で支えてくれる人がほとんどいなかったことが感じ取れます。
成績不振説
もう一つは成績不振説ですが、これに関しては去年、一昨年の成績と比較すると明らかに成績が落ちています。
ケガにより騎乗回数が減ってしまったのも原因の一つですが、特に前年の成績が勝率・勝利数ともに大幅に減少しているので、思い通りにいかなかった点もストレスとしてあったのではないでしょうか。
以上2つの原因が木本騎手に少なからずストレスを与え、フォローしてくれる人が誰もおらず孤独感に苛まれて最終的には自殺してしまった原因なのではないかと推察します。
木本騎手の自殺についての原因まとめ
木本直騎手の自殺についての原因まとめ ・木本直騎手は2000年生まれの若手ジョッキーで園田競馬場を主戦場とし、通算93勝をあげた騎手である。 ・木本直騎手は9月8日のレースで落馬し、腰椎圧迫骨折で全治2か月の重傷だったが、11月にレースに復帰し、見事29日初勝利を挙げた。 ・初勝利から19日後の12月18日に兵庫県で亡くなられた。 ・自殺の原因はまだ判明していない。
最近の木本騎手の成績を見る限りでは11月29日の勝利以降8レースに出走していますが、勝利はしておらず、12月2日のレースを最後に出走した記録はありませんでした。
ツイッターでも11月14日の更新を最後にパタッと止まったのを見ると、間隔があいても半月に1回のペースで投稿はしていたので、12月初旬あたりで木本騎手にとって自死を選択したくなるほどショッキングなことがあったのでしょう。
ただ、その一番つらいときに話を聞いてあげられる人がいなかったことが悔やまれます。
木本直騎手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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