2019年4月19日東京都東池袋の交差点で暴走運転により、11人が死傷した事故で被害者の遺族を侮辱したとして、油利潤一被告の初公判が16日東京地裁で行われました。
その初公判で由利潤一被告側は「勘違いだった」と無罪を主張しています。
数回ツイッター上で名指しで侮辱していたにも関わらず、無罪を主張する油利とは一体どのような人物なのか、また、逮捕された油利被告の量刑は懲役何年になりそうなのか。
気になったので調べてみることにしました。
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油利潤一被告のプロフィール
生年月日:1999年
居住地:愛知県丹羽郡扶桑町
趣味:クルマ、注目されること、コスプレ
油利被告は愛知県出身の23歳。学歴については不明ですが、ツイッターでは犬山南高校の出身と思われる書き込みもありました。↓
このツイートをした方は高校時代油利被告と同級生だった可能性があり、とても興味を引く内容となっています↓
映像は暗くてよくわかりませんが、油利被告と思われる人物が何やらベンツをいじって遊んでいる様子が少しですが映っています。
また、映像には母校と思われる学校の看板も映されていました。
この頃は少しやんちゃな車好きの少年だったのでしょうか。
ちなみに小学生低学年時には10歳以上年上の親戚の女子大生と”おせっせ”したようです。↓
承認欲求の強い被告ですから”誰よりも早く初体験を済ませていること”を自慢したかったのかもしれません。
画像にある「本当にごめんなさい」というアカウント名は油利潤一被告が現在使用しているツイッターアカウントになります。
趣味のコスプレもアップしていました↓↓↓
油利被告が扮しているの大人気漫画『スパイファミリー』のロイド・フォージャーと思われます。
ウィッグだから本家より髪の毛のボリュームが多めです。
紫のアルテッツァでどこでも迷惑行為
オタクを自称し、2021年12月からレクサスのLFAアルテッツァに乗って煽り運転をしたり、「事故ごっこ」と称し、大阪府や愛知県などで迷惑行為を行っていました。
その果てには滋賀県米原市でスピンして自損事故を起こします。巻き込まれた人がいなくて良かった事故です。車がかわいそうですけど…。
ちなみにその当時油利被告のツイッターでのアカウント名は「油ハム監督」で現在は存在していません。
一体それらの行動に何の意味があるのか。全く理解できませんが、おそらく彼の中で騒ぎを起こし、注目されることが快感なのでしょう。
上記ツイートが真実とするならば、それは高校時代バカなことをして周りが面白がったことを自身の中で美化し、快感となり、大人になった今でもそれを忘れられずに引きずっている”大人こども”と言えます。
大人になり切れず、注目されるために思いついた行動が迷惑行為で、炎上すればするほど被告にとっては”ご褒美”なのです。
ただ、このような人物でも唯一救いなのは”誰も殺さなかったこと”です。
一歩間違えれば罪もない民間人や被告自身にさえも取り返しのつかないことが起こるおそれもあったのです。
破滅行動の最たるところにいく前に逮捕されて本当に良かったですね。
ちなみに迷惑行為に使用したアルテッツァは後輩にすでに売却したようです。
油利被告は懲役何年を科せられるのか
今回、池袋暴走事故の遺族に対する侮辱罪と秋葉原歩行者天国を中止させた偽計業務妨害罪の2件で起訴されています。
どちらの罪も裁判で認められて服役する場合、懲役は何年になるのでしょうか。
どんなに遺族を苦しめても早く出てこられる?
それぞれの懲役を調べたところ下記のような内容となるようです。↓↓↓
偽計業務妨害罪の罰則(法定刑)は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金と定められています(刑法233条)。
出典:デイライト法律事務所
侮辱罪は(中略)1年以下の懲役若しくは禁錮若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料
出典:法務省ホームページ
要は罰金さえ払えば刑務所に入ることもなく生活できるということですが、私設弁護士ではなく国選弁護士に弁護を依頼している様子なので、罰金を支払う余裕さえないのでしょう。
(刑事事件の場合、私設弁護士の相場が60~100万円。参考:刑事事件弁護士ナビ)
そうなると懲役刑や禁固刑ですが、最高4年間は刑務所に入ることになります。
遺族に与えた苦痛的に4年は短いかもしれませんが、ツイッターに心無い書き込みをしたがために自身の大切な時間を懲役や禁固刑で数年ものスパンで費やすことになるので、それはそれで妥当なのかもしれません。
また、すぐに出所した場合はまだ世間でかなり認知されている状態なので、冷ややかな視線を向けられ社会的に生きづらい状況に陥ることでしょう。
(2022年12月20日追記)
油利被告に検察側が懲役1年と29日の拘留を求めました。これにより数年禁固刑というのはほぼなさそうです。初犯ということで罪が軽くなったのかは不明ですが、せめて1年でも懲役刑を受けながら己の言動についてよく反芻(はんすう)してほしいですね。
(2023年1月13日追記)
東京地裁の判決は検察側の要求のとおり懲役1年と29日の拘留としつつも執行猶予5年の有罪としました。
初犯ということで執行猶予がついたのでしょうが、これでは犯罪の抑止力にはならないと思われ、今後も近い将来似たような事で傷つく人が出てきそうで心配です。
あともう一つ懸念点としては執行猶予5年とのことですが、このように衝動的に後先考えず行動する人が5年もじっとしていられるのでしょうか。また何かの方法で人を傷つけそうで心配です。
油利潤一被告の経歴と懲役についてのまとめ
油利潤一被告の経歴と懲役についてのまとめ ・油利潤一被告は1999年生まれの23歳。愛知県扶桑町出身。趣味はコスプレと車、世間から注目を集めることである。 ・出身高校は犬山南高校が有力である。 ・高校時代に突拍子もないことをしてウケたことに味をしめ、バカなことをして注目を集めることに快感を覚えてしまった。 ・秋葉原歩行者天国を中止させた偽計業務妨害と池袋暴走事故の遺族に対する侮辱罪の量刑は最高で懲役4年である。
苦しい”言い訳”で罪から逃れようとする油利潤一被告。
これまでの奇行からして”いつか大犯罪を犯しそうな怖さ”があるので、数年と言わず数十年服役していてほしいと思ってしまいますが、自身のこれまでの発言を振り返ってしっかり更生してほしいですね。
言葉の暴力で人を苦しめた人物がどうなるのか、この裁判でどんな答えが出るのか、今後も注視していきたい事件です。