こんにちは！MAKiです。
今回注目したいのは人身事故について。
12月10日午前6時頃JR中央線吉祥寺駅にて人身事故が発生し、電車に遅れが生じました。
はねられた人物は線路内に飛び込んで自殺を図ったようですが、今のところ死亡したというニュースは入っていません。
中央線は今年ですでに30件と東北本線に並んで全国トップの件数となっています。
そこで気になったのは
なぜ中央線は日本で一番人身事故が多いのか？その理由
一番人身事故が多い路線が中央線なら、一番人身事故が多い駅はどこなのか？
という点です。
今回は12日に1回のペースで起きている中央線の人身事故について調べてみました。
Contents
なぜ中央線で人身事故が多いのか
結論から言うと中央線で人身事故が多い理由は①利用客の多さ、②幸福度、③ホームドアの少なさが影響していると考えられます。
①利用客の多さ
中央快速線いわゆる中央本線は日本一利用客が多い路線として知られています。
その乗降客数はなんと1日で390万人。2位の東海道線と20万人以上差をつけています。
この利用客の多さに比例して人身事故の件数も多いようで中央線ほどではありませんが、2位の東海道線も年間21件と全国8位の人身事故の多さです。
利用客が多いほど事故も多いと言えるのではないでしょうか。
②幸福度
東京都は都道府県幸福度ランキングで2022年全国ワースト2位。
コロナ禍の影響で不幸になっている人が割合的に多かったのか昨年の40位に続き今回も下位の結果となりました。
また、東京都は全国の中でもかなりの競争社会、ストレス社会だと思いますし、人が多い分軋轢も多く生じて、死にたくなるくらい辛い状況の方も多いのではないでしょうか。
中央線はその東京都の文字通り中央を走る路線なので、自殺を考えている人が多い地域を走っていると言えます。
③ホームドアを設置していない
中央線はホームドア設置が全くない路線です。
その割合はなんと2022年現在で０％。東京ー高尾間の24駅にホームドアが無く、ある意味線路に飛び込みやすい路線といえます。ちなみに利用客数2位の東海道線も全駅にホームドアがありません。
ただし、2031年度までには中央線全駅でホームドアを設置する予定だそうなので、これ以上悲惨な事故が起こらないよう早急に設置してほしいですね。
利用客が日本一多い路線にも関わらずホームドア設置が遅れているのは謎です。
（参考：ホームドアまとめサイト『首都圏のホームドア設置状況』、鉄道人身事故データベース、ダイヤモンドオンライン『都道府県別幸福度ランキング2022完全版』）
以上３つの理由が重なっているのが中央線であるため、日本一で人身事故が多い路線になったのではないかと考えられます。
一番人身事故が多い”駅”はどこなのか？
一番人身事故が多い駅はどこか調べたところ川崎駅が過去10年で人身事故件数ワースト1位でした。
その件数2013年から2022年の10年間で51件（2位新宿駅は42件）。
神奈川県も東京都に次いでワースト3位の幸福度、神奈川県第6位の乗降客数の32万人、ホームドアも京浜東北線以外はまだ整備されていないため、他の駅と比べて人身事故が起きやすい駅と言えそうです。
ちなみに人身事故との因果関係は不明ですが、治安ランキングで1位の川崎駅は56位/58、2位新宿駅は77位/77とワーストとなっており、治安的に自殺以外の人身事故が起きているのかもしれません。
中央線の人身事故が多い理由まとめ
出典：Twitter
中央線の人身事故が多い理由まとめ ・中央線での人身事故が多い理由は日本一の乗降客数、ホームドアの未設置、幸福度が低い都市を走る路線であるからと考えられる。 ・日本一人身事故が多い駅は川崎駅で過去10年間で人身事故が51件発生している。 ・2位の新宿駅ともに利用客が多く人が集まりやすい場所であり、ホームドアの設置も不十分であるため、人身事故が発生しやすいと考えられる。
命に関わる事態が線路上で起きそうな場合は迷わずホームの非常停止ボタンを押しましょう。
人生最後の一瞬が電車のフロントというのはとても悲しいことです。
相談できる人を探したり、職場や学校、家族で嫌なことがあったら迷わず逃げたって良いと思いますし、人生を急激に方向転換するのは勇気がいることですが、自身を苦しめるものから遠ざかれば死なずに済みます。
ただ、自分の人生自体からは逃げないでください。
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