こんにちは!MAKiです。
今回注目したいのは探知犬のハンドラーについて。来週日曜日(6月5日)夕方6:30から放送の激レア動物タイムズ(テレビ東京)で取り上げられますが
①探知犬ハンドラーは何か?どういった仕事内容なのか?
②探知犬ハンドラーになるにはどうすればよいのか?
③探知犬ハンドラーになるには学費がいくらかかるのか?
が気になったので、調べてみることにしました。
みなさん一緒に確認していきましょう。
Contents
探知犬ハンドラーとは?
ハンドラーとはそもそも動物の調教師のことであり、探知犬だけではなく、ショーに出る動物を調教する人もハンドラーというようです。今回の場合は”探知犬の”ハンドラー(調教師)ということですね。
探知犬の歴史は1935年のカナダが最初で犬種はジャーマンシェパードでした。
シェパードが採用された理由としては非常に従順な性格になるため、人にとってとても扱いやすい犬種だからです。
今ではビーグルが犬種の中で最も嗅覚が優れているということで多く採用されていますが、探知犬の黎明期はビーグルはまだ猟犬として認知されていたから採用されなかったのだと思います。
日本では1979年にジャーマンシェパードが麻薬探知犬としてアメリカから導入され、1981年には国内麻薬犬第一号としてシェリー号がデビューしました。
シェリー号は保健所で処分される寸前だったメスのシェパードでした。
シェリー号のように保健所で殺処分されそうだった犬がこうして活躍できるのは素晴らしく、とても嬉しいことですね!
探知犬ハンドラーとはどういった仕事内容なのか?
探知犬ハンドラーの仕事内容を調べてみると基本的に犬の世話がメインなようです。
報告書の作成や記録などの書類仕事が多いのかと思いましたが、最初から最後までパートナーのお世話をするようです。
空港探知犬ハンドラーの一日の流れ
6:00 餌やり・散歩・グルーミング
6:45 訓練所から空港へ移動
7:00 空港に到着する便・検査する便を把握
8:00 荷物の匂いを嗅いで確認。合間に訓練や補水、体調管理を行う
11:00 休憩
12:00 荷物の匂いを嗅いで確認。合間に訓練や補水、体調管理を行う
15:00 帰舎・散歩・グルーミング
出典:TCA「空港探知犬ハンドラーの一日の仕事内容」 https://www.tcaeco.ac.jp/contents/column/20211014_737/
大好きなワンちゃんと一日中一緒に居れるのも勿論素晴らしいですが、朝早く起きて夕方前に終わる仕事ってめっちゃ人間的な生活してると思いませんか!?
うらやまです(笑)。
探知犬ハンドラーになるにはどうすればよいのか?年収は?
探知犬ハンドラーになるにはどうすればよいのか?方法は2つあるようです。
①公務員になる
1つ目は公務員になることです。農林水産省職員としてハンドラーになりますが、そこまでいくには大卒公務員相当の試験をパスしないといけません。
ただ、ボーナスもあり、年々昇給、年収も300万~600万円(給料バンク調べ)と、民間企業に勤めるよりも年収アップが見込める内容です。
②民間企業に就職する
2つ目は民間企業に就職して委託職員として働くことです。試験もないため、ハンドラーになるには一番手っ取り早そうな選択です。
年収としては420万円程度(参考:TCA)になります。
探知犬ハンドラーになるために必要な資格はあるのか?
結論から言うとハンドラーになるために必要な資格はありません。先ほどのように民間企業に勤めれば委託職員として働けます。
ただし、農林水産省で家畜防疫官として働く場合は畜産系技術職員の試験を受験することになります。
現役合格を狙う場合は下記の条件に注意します。↓
1992(平成4)年4月2日~2001(平成13)年4月1日生まれの者
2001(平成13)年4月2日以降生まれの者で次に掲げる者
出典:農林水産省ホームページ https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/
(1)大学を卒業した者及び2023(令和5)年3月までに大学を卒業する見込みの者
(2)畜産に関する課程を有する短期大学を卒業した者及び2023(令和5)年3月までに当該短期大学を卒業する見込みの者
上記は今年度の条件なので、来年(2023年)の場合は年数に+1して考えると良いでしょう。短大は畜産系のカリキュラムを修了することが条件なのが注意点。
過去の試験内容は
・制限時間60分で設問が2問の記述形式と
・制限時間180分で設問が50問の選択形式
でいずれも畜産専門分野からの出題になっていました。
探知犬ハンドラーになるために学費はいくらかかるのか?
ハンドラーになるために一体いくらかかるのか気になるところだと思います。
色々な学校サイトを調べるとやはり専門学校系は入学は簡単そうですが学費は高そうです。
専門学校の学費=1年目の学費総計200万円、2年目以降は毎年160万円。
全合計で3年時卒で520万円、4年時卒で680万円の費用がかかると考えれば、ちょびっとおつりが来そうです。(参考:TCA「学費について」)
私立の大学になると年間200万円以上かかるので、専門学校よりもたくさんの金額が必要となります。
奨学金という手もありますが、奨学金を経験した私からすれば、正直働き始めてからいきなり借金って精神的にきついので(笑)私は親御さんにどこまで協力してもらえるかよく相談したほうが良いと思います。
学費を抑えたいのであれば国公立の畜産系学科の大学を受験するのが良さそうです。国立の畜産系大学の学費は例えば帯広畜産大学・畜産学部・畜産科学課程で初年度合計897200円
2年目以降は毎年授業料535800円なので
全期間合計するとざっと250万円になります!専門学校や私立大学に比べて半分以下の学費でいけるのはかなり安いですね。しかも農林水産省職員になれるチャンスもありますね。
激レア動物タイムズでは空港探知犬に密着!!
来週日曜日(6月5日)夕方6:30から放送の激レア動物タイムズでは空港探知犬に密着し、水際で持ち込み禁止物を探し当てる探知犬の活躍を見ることができます。
どのようにして探し出していくのか?かわいいワンちゃんの活躍を温かい目で見守りたいですね。
(*´ω`)
探知犬ハンドラーについてのまとめ
今回探知犬のハンドラーについて気になることをまとめました。
探知犬ハンドラーについてのまとめ ・ハンドラーとは調教師のことで動物の調教を行う人たち全般を指す。 ・世界初の探知犬ハンドラーは1935年のカナダ。日本初の探知犬ハンドラーは1981年でいずれも犬種はジャーマンシェパードである。 ・探知犬ハンドラーの仕事内容は書類仕事よりもパートナーの世話がほとんどで早朝始まり、夕方前に終わるお仕事である。 ・探知犬ハンドラーになるには公務員として働くか、民間企業に勤めるかの2パターンあり、前者の場合は畜産分野の試験をパスする必要があり、後者はドッグトレーナー専攻を修了していれば問題なさそう。 ・探知犬ハンドラーは家畜防疫官になると年収アップが見込める。 ・探知犬ハンドラーになるために必要な学費は専門学校で全合計520万~680万円、国公立の畜産関係の大学で全合計250万円かかる見込み。
犬好きにはたまらない職業ですが、犯罪を未然に防ぐというスリリングなお仕事でもありますし、ある意味日本を守る責任重大なお仕事ですから、とても意義のある誇り高いお仕事だと思います。
日夜日本を守ってくれている探知犬とハンドラーの皆さんに感謝したいですね。