2022年8月20日富山県高岡市立野で男児が行方不明となり、現在も警察や周辺住民らが捜索活動をしています。
今回は男児が行方不明になった場所や居なくなってしまった男児の特徴、過去行方不明になった子供はどのように救出されたのか調べてみることにしました。
一刻も早く救出されることを願います。
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今回の概要
富山県高岡市の高嶋亮二さん宅で20日午後6時40分ごろ長男の怜音(れおん)ちゃん2歳の行方がわからなくなりました。
母親が姉の髪を乾かしている間に勝手口からいなくなったとのこと。
富山県警と地域住民らで捜索していますが、手掛かりさえも見つかっていない状態です。
行方不明になった当日は大雨洪水警報が発令されており、用水路も増水していた状況でした。
行方不明になった場所
行方不明になった場所は富山県高岡市立野という場所で富山鉄道西高岡駅の近辺の街になります。↓↓↓
行方不明になった周辺は用水路があり、山や森が多いところを想像していましたが、意外と街中ですね。
確かに地図を拡大してみると用水路らしき水路が地図上でも確認できます。
立野がどんな場所なのか見てみると↓
怜音ちゃんが行方不明となった現場は画像の通り、人通り、車通りが少なそうな住宅街でした。
行方不明になった時刻が18時40分頃ということで、富山県の日没時刻と同じくらいの時間に行方不明になっていることから辺りが薄暗い状況だったことがうかがえます。
街中と言えども人通り車通りが少なく、薄暗い状況では目撃情報が未だにないのもうなずけます。
行方不明の男児の特徴は
行方不明となった男児の特徴は添付画像のとおり↑↑↑となっています。
怜音ちゃんのお父様のお話では画像の服装で行方不明になったとのことです。
詳しい情報もTwitter上で拡散されていました。↓
また、お父様曰く「活発な男の子」ということで階段の上り下りもできたということです。
2歳児は歩ける年齢であり、一日で2km歩くことは可能ということなので、立野より外に出た可能性は十分にあると思われます。(参考:とくしまはぐくみネット)
過去の救出例
過去に救出された子供たちは一体どこで見つかったのでしょうか。
そこに見つけ出せるヒントがあるかもしれません。
田野岡大和君は7日目で救出
2016年5月28日北海道七飯町でしつけのための置き去りで行方不明になっていた田野岡大和君(当時7歳)は、発生から7日目の午前、北海道鹿部町本別の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で、自衛隊員に発見されました。
行方不明になった場所から4km離れていましたが、大和君は行方不明になった当日にはその場所に着いて中で過ごしていたとのことです。
彼が幸運だったのは自衛隊宿舎に辿り着いて寒さや雨をしのぎ、ヒグマの危険を回避できたことと、水道が確保できたことでしたね。
無理に動き回らなかったことも正解でした。
山口の2歳児行方不明は4日目で解決
2018年8月12日山口県周防大島町に帰省していた母親の子供である藤本理稀(よしき)ちゃん当時2歳が行方不明となり、捜索が開始されました。
救出したのは警察や消防、救急隊員ではなくボランティアで捜索していた尾畠春夫さんでした。
2016年の2歳児行方不明事件の捜索の経験から入山してわずか30分で現場から560mの沢にいた理稀ちゃんを発見。
一躍時の人となりました。
「子供は上に上がるのが好き。下ることはない。」という名推理で見事理稀ちゃんを見つけ出しました。
医療ジャーナリストの田中氏曰く生存できた要因は暑い時期でも木陰で直射日光を浴びなかったことと沢の近くで体温調節できたからだそうです。(参考:スポーツ報知2018年8月16日)
食料もなく水だけで4日間生き延びたのは理稀ちゃんの生命力の強さもあったのかもしれません。
2016年の女児行方不明も山中で発見
2016年12月6日大分県佐伯市で2歳の女児が5分目を離した隙に行方不明に。21時間後に救出されました。
発見された場所は行方不明の現場から2km離れた山中の急な斜面。
岐阜大学の春日晃章教授によれば当時最低気温が高めだったことと、辿り着いた先でじっとしていたことが生存できた要因とされています。(参考:J-CAST)
2kmでしかも山の斜面を登って行った子供の体力にも驚かされます。
今回も怜音ちゃんの特徴が活発であることから2km以上先まで歩いていっているかもしれませんね。
高岡市男児行方不明発見、過去の救出まとめ
高岡市男児行方不明の場所や男児の特徴、過去の救出まとめ ・今回行方不明になった2歳の高嶋怜音ちゃんは姉の髪を乾かしている間に家の勝手口から出てゆき行方不明となった。 ・行方不明となった場所は富山県高岡市の立野というところで西高岡駅近辺の住宅街。人通りや車通りが少なく、行方不明となった時刻は日没時刻と重なって薄暗かったため、目撃情報がなかった。 ・行方不明の男児の特徴は中肉丸顔、青いパジャマで活発な男の子。身長は80センチくらい。 ・過去に行方不明になった子供はいずれも山や森で発見され、同じ場所でじっとしており、1週間以内に発見されている。
過去行方不明になった2歳児はいずれもほんの目を離した隙に居なくなってしまいました。
少しの間でも油断ができないのがわかりますが、ご両親の方からしてみれば「まさか」という思いが強いでしょう。
行方不明となった立野から3km北西に山がありますが、尾畠さんの言う通り「子供は上に上がるのが好き」というのであれば山に行った可能性もありますし、その前には小矢部川という川があるため、川に興味を示せば川の近くでじっとしているのかもしれません。
いずれにせよ過去の事例を見ても子供は大人の想像以上に活発で行動力があるので、捜索範囲を広げる必要がありそうです。
富山県高岡市の気温は30度前後で22日午前時点の予報ではこれから雨模様となっています。
怜音ちゃんが風雨をしのげるところでじっとしてくれていること、そして無事に早期発見できるように祈ります。
(8月27日)発生から7日目ですが、いまだに発見の報告はありません。↑の特徴になります。
発生から2週間後の高岡市の隣にある氷見市沖で2歳児とみられる子供の遺体が見つかったようで、DNA鑑定の結果、遺体は怜音ちゃんと判明しました。
何かの間違いであってほしいと願いましたが、用水路に落ちて川に流されてしまったということなのでしょうか。
捜索に携わった方々本当にお疲れさまでした。
ご家族の方々の心痛をお察しするとともに、怜音くんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。