来週月曜日(5月1日)夜11時放送の「激レアさんを連れて来た。」(テレビ朝日)に闘牛ギャルの神谷美姫さんが出演します。
闘牛ギャルの神谷美姫さんといえばそれいけ光神龍を飼育しており、成人式に光神龍を連れて来たことで有名な方ですが、ふと思ったのが
そういえば闘牛って国内だけでもたくさんいるのだろうけど
闘牛界で今一番強い牛はどの牛なんだろう?
歴代最強と謳われた伝説の牛は存在するのか?
世界にも闘牛があったり色々な種類の牛がいるけど
世界最強の牛はどの牛なのか?
などなど気になったので調べてみることにしました。
みなさん一緒に確認していきましょう!
闘牛の観戦や年収、牛主についての記事はコチラ
Contents
闘牛界で現役最強の牛は?
ここでは国内で行われている闘牛の大会において、現役最強と思われる牛を紹介します。
闘牛の大会は新潟や島根、愛媛や鹿児島、沖縄など各地にありますが、現在最強と目される牛は沖縄県うるま市と鹿児島県徳之島にいます。
沖縄で現役最強の牛は闘勢琥珀
名前:闘勢琥珀(とうせいこはく)
年齢:6歳
体重:1050kg
階級:重量級
戦績:5戦5勝無敗
沖縄闘牛界で現役最強と目されるのは闘勢会所属の闘勢琥珀です。初戦は不戦勝だったものの、3戦目でいきなり沖縄全島一決定戦重量級タイトルマッチに挑戦牛として選ばれます。それだけでも凄いのですが、なんとその大会で7戦無敗のチャンピオンに勝ってしまいます。
小柄でずんぐりむっくりした体型ですが、相手の攻めを耐え忍んだ末に機を見てすかさず攻め入るスタイルで無敗のチャンピオンや体重差が300kgもある大物を倒しています。
私的には闘牛界の井上尚弥だと思ってます。
その強さの秘密は献身的な世話によるものだと思われます。
エサは常に新鮮な草を少しずつ時間をかけて与えたり、夏バテしないように厩舎に断熱材を貼って涼しくしたり、夜中までマッサージしたりと牛の能力もさることながら人も献身的にサポートすることでコンディション作りに力を注いでいます。
人馬一体ならぬ”人牛一体”で闘牛に臨んでいますね。
徳之島で現役最強の牛は牛若赤丸
名前:牛若赤丸(うしわかあかまる)
年齢:不明
体重:1000kg超
階級:重量級 横綱
戦績:6戦6勝無敗
徳之島で最強と目される牛は牛若赤丸で6戦負けなし。
牛若赤丸の特筆すべきは勝負根性です。
闘牛において大事とされるのはスタミナと最後まであきらめないメンタルで牛若赤丸はどちらも持ち合わせていた最強牛になります。
この牛も4戦目で当時最強と目されていたチャンピオンを破って現在もタイトルを防衛しています。
特に5戦目の金剛山戦では右瞼を切って大量出血、息も上がり舌を出して排尿していたので、誰もが横綱の敗北を予感していましたが、持ち前のスタミナと勝負根性で相手が先にあきらめて20分を超える激闘を制しました。
勝者のメンタルを持っている最強牛ですね。
まさしく闘牛界のタイソン・フューリーではないでしょうか。
闘勢琥珀と牛若赤丸どっちが強い?
個人的には闘勢琥珀がかわいいし、ファンなので闘勢琥珀を推したいのですが、いざ勝負となると牛若赤丸が勝利すると思います。
理由はスタミナとメンタルです。
牛若赤丸は金剛山戦で右瞼を切り大量出血、息も上がってかなり追い込まれた状況下でも勝利を手にしました。
闘勢琥珀も10分近い戦いを経験してはいますが、牛若赤丸ほど追い込まれた状況に至ったことはありません。
持久戦になればなるほど牛若赤丸が有利になると考えます。
闘牛界歴代最強の牛は?
平安時代に神事として用いられたことから始まった闘牛ですが、その長い歴史の中で最強と謳われた牛は存在していたのでしょうか?
”神様の牛”実熊牛
名前:実熊牛(さねぐまうし)
体重:760kg
階級:無差別級 横綱
戦績:46戦44勝1敗1分
闘牛界の聖地徳之島で語り継がれる伝説の牛であり闘牛の神様として崇められています。
徳之島町の実熊実一さん所有の実熊牛は体重が今でいう軽量級でありながら、持ち前の勝負根性と圧倒的な角さばきで1000㎏クラスの猛牛をことごとく倒し、逃げる牛は決して追わないという品格がある最強牛でした。
伝説をまとめるとこんな感じです。
・小兵でありながら1000㎏を超える牛を負かす。
・1時間を超えた試合でも勝ち切れるスタミナとメンタルのお化け。
・負けた牛を決して追撃しない品格。
・全島一優勝旗獲得数16回は歴代最高記録。
まさしく闘牛界の千代の富士ですね。
”無敗の牛”二代目荒岩号
名前:二代目荒岩号(にだいめあらいわごう)
体重:1150kg
階級:無差別級 横綱
戦績:25戦24勝1分
二代目荒岩号も歴代最強と謳われる名牛です。
1100㎏を超える巨体を生かした戦い方で多くの勝ち星を積み重ねていきました。
特に首持たせ戦法という巨体を相手に密着させて体力を奪う戦法を得意とし、無敗の強敵をことごとく倒していきます。
また、押し込まれても簡単にあきらめずに最後まで粘って勝ち切る強さも持っていました。
強すぎたために対戦相手が見つからず30勝未満での引退となりましたが、どんなに強い名牛でも1敗以上は喫する闘牛界において、無敗で終わったのはとても凄いことだと思います。
伝説をまとめるとこんな感じです。
・20勝以上で無敗の牛は後にも先にも二代目荒岩号のみ。 ・二頭掛け(実力牛と連戦すること。初代荒岩号は二頭目で敗北した。)を達成した唯一の牛。
下の動画は当時最大のライバルと目された”徳之島の全島一横綱”神風ニーズとの対戦です。
何度も二代目荒岩号が押し込まれる場面がありましたが、最後はニーズが根負けして逃げてしまった感じでしたね。
他の牛であれば嫌がってあきらめそうなところを諦めないのが二代目荒岩号なんですね。
むしろ負け方がわからないから逃げる発想がないのかもしれません。
実熊牛と二代目荒岩号どっちが強い?
実熊牛と二代目荒岩号が戦ったら巨体を生かした戦い方ができる二代目荒岩号に分があると思いますが、体力と精神のお化けである実熊牛だと話が変わります。
1時間を超えて試合を経験したことが二代目荒岩号にはないので、持久力的に見て最後は二代目荒岩号が根負けするのではないでしょうか。
世界最強の牛は?
世界に目を向けるとどうでしょうか。世界の牛を日本の闘牛のルールで戦わせた場合どの牛が最強になるのか気になります。
そこで今回は私的に闘牛のルールで戦ったら世界最強?と思われる牛を挙げてみたいと思います。
世界最大の乳牛”ニッカーズ”
大きさで言えば闘牛以上の巨躯を持っているのがオーストラリアにいるホルスタインのニッカーズです。
ニッカーズは体高194センチ、体重1400kgの牛で大きすぎて食肉加工場のゲートを通過できず、食肉を免れた逸話を持っている牛です。
高い体高を活かしたのしかかりや巨体を活かした圧力で闘牛大会でも強さを発揮するかもしれません。
角がありませんけどね…。
獰猛さで一番。スペインの闘牛
スペインの闘牛はご存じ人と牛が闘う競技。
体重450~650kgと日本の闘牛の半分くらいの体格ですが、人間に向かっていくよう教育された獰猛な牛なので、荒々しい闘いっぷりと幅広の鋭い角、敏捷性で日本の闘牛界でも大暴れするかもしれません。
過酷な環境で生き抜くアフリカスイギュウ
おそらく戦闘能力的に世界で一番強い牛、日本闘牛の最大のライバルとなり得そうなのがアフリカスイギュウです。
大きいものであれば重量級の闘牛とほぼ同じ体長300cm超、体重1000kgの巨躯を持ち、1対1であればライオンをも返り討ちにするという戦闘能力を持っています。
突進力でいえばジャコウウシに軍配が上がるかもしれませんが、分厚い頭骨、角の使い方、駆け引きのうまさ、容赦ない攻撃など総合力で全種類のウシの中でもトップクラスではないでしょうか。
下の動画はそんなアフリカスイギュウの強さを示した動画になります。
えげつない攻撃でも躊躇なく繰り出します。一瞬の判断の誤りが命取りにもなり得るサバンナの環境だからこそ、生き残るためには手段を選ばない獰猛さや狡猾さを持っています。
歴代最強の闘牛とアフリカスイギュウが戦ったら?
例えば闘牛界歴代最強と謳われる実熊牛とアフリカスイギュウが戦ったら勝つのはどっちでしょうか。
鋭い角で肉をえぐるように攻撃を繰り出すアフリカスイギュウの猛攻を闘牛が耐え忍び持久戦に持ち込めるのであれば、実熊牛に勝機があるでしょう。
短期決戦なら角の形状的にもアフリカスイギュウの方に分があるように感じます。
まとめ
今回、最強の闘牛について取り上げました。
神谷美姫さんのおかげで私も闘牛に興味をもち、闘牛の面白さを知ることができました。
世間的に闘牛に対する関心や知名度はまだまだ低いように思うので、神谷さんと光神龍の活躍が今後も見られれば、さらに知名度が上がって闘牛の人気が高まり、活気がでてくるのではないでしょうか。
そのためにもテレビなどのメディアやSNSを有効に活用して、今後も闘牛を用いた企画が出てくれれば闘牛が広く知れ渡ることになるでしょう。
↑のアフリカバイソン対闘牛もテレビの企画でもしやるのであれば是非見みたいですね。
私はとりあえず闘勢琥珀のファンになったので、彼の試合の動画や記事を読み漁ることにします。
薄い赤毛がクリーム色に見えてずんぐりむっくりしてて、目もつぶらでかわいいんですよね。
( *´艸`)
おわり。