今回注目したいのは人気Youtuberキャブヘイさんの動画について。
キャブヘイさんは最近400万円で山を購入し、アウトドア動画を撮影する予定でしたが、理不尽な思想高めオジサンに凸られ、泣く泣くその場所での活動を一旦あきらめることになります。
その経緯について触れた動画が8月12日Youtuberで公開されましたが、その動画の中に「野生のハイエナ」が出てきます。
「日本に野生のハイエナっていたの!?」と凸られたことよりもそっちの方が気になったので、調べてみることにしました(笑)。
①日本に野生のハイエナっているの!?
②「野生のハイエナ」の正体とは
今回はこの2つにスポットを当てていきます。
Contents
ハイエナとは
ハイエナはアフリカのサバンナやインドに生息している肉食動物。4種類います。
「アフリカの動物」というイメージが強いですが、インドなどアジアにも住んでいるのは意外でしたね。
また、動物の死骸を漁る動物のイメージもありますが、実はほとんど狩りをして食べている(95%)というのですから、れっきとしたハンターなんですね。
狩りはライオンと同じく群れで行うようです。↓↓↓
強者のメスライオンにも数の力で圧倒し、獲物を横取りしようとするブチハイエナの狡猾さと力強さがわかる動画でしたね。
最後オスライオンが来て離散しますが、サバンナ生態系上位のメスライオンをも襲うのですから、死肉を漁るだけの生き物ではないことを証明しています。
個の力は弱いかもしれないけど、数の力で押し切れるチームワークを見るとハイエナの生き方に今の時代を生き抜くヒントを見たような気もしたり、しなかったり。
ちなみにネコ科から派生したと考えられていて、猫ちゃん遠いの親戚のようです。
(参考:Wikipedia)
(=・ω・=)にゃ~♥
「野生のハイエナ」が出てくるキャブヘイさんの動画はこちら↓↓1:14から見ることができます。
ほんと道路をトコトコ歩くハイエナ?を見てかわいいー!って思いつつ、ハイエナって日本にいるんだと衝撃を受けた動画でした。
日本に野生のハイエナっているの?
数の力でライオンにも立ち向かう屈強なブチハイエナさんですが、日本ではブチハイエナや他の種の野生のハイエナは確認できませんでした。
その理由としては以下の通りです。
①ハイエナは「特定動物」に規定されている
②そもそも飼うこと自体が難しい。
③ハイエナが脱走したという記録はない。
①の特定動物とは「人に危害を加える恐れのある危険な動物」のことで環境省が2020年6月1日から特定動物に該当する生き物は政令指定都市長や県知事の許可なく飼えなくなりました。
②は檻の用意、脱走防止対策、標識の表示や第三者との接触防止、マイクロチップ取り付け、施設外飼養禁止、定期点検など色々制約がある点。
また、ブチハイエナともなれば10㎏以上の肉を食べたりするので、食費もバカにならず。
要は動物園かよっぽどのお金持ちじゃないと飼うのは難しいという話になります。
③については動物園でしか飼うことができないようなハイエナさんを一般家庭で飼っていること自体が超レアで、それが脱走したともなれば間違いなくニュースになるはずですが、過去の記事を遡っても見つけることはできませんでした。
なので野に放たれて野生化したとも考えづらいです。
1979年にお寺のトラが脱走して射殺されたニュースはありましたけどね。
野生のハイエナの正体は
今回、キャブヘイさんの動画に出てきた「野生のハイエナ」の正体は
皮膚病のタヌキ
と思われます。
理由は以下の通り。
①疥癬病にかかったタヌキも動画と同じような毛の模様、短さになる
②ハイエナの幼体とは姿形が異なる
↑確かに見た目の模様や毛の短さ、尻尾の形などがハイエナのように見えますが、疥癬病にかかったタヌキも同じような毛の短さや模様になります。
また、動画のハイエナは小さいので、もしハイエナの仲間であるアードウルフ(小さいハイエナ)の幼体だったとしても実際のハイエナの幼体とは姿形が異なるのです。
【動画】”キャブヘイの山凸られ”に出てくるハイエナの正体まとめ
キャブヘイの山凸られ動画に出てくるハイエナの正体まとめ ・キャブヘイ山凸られ動画に出てくるハイエナはハイエナではなく疥癬病にかかったタヌキである。 ・そもそもハイエナを一般家庭で飼うこと自体が至難の業であり、脱走すればニュースになり、記録もないことを考えるとハイエナが野生化した可能性は極めて低い。
結果、キャブヘイさんの動画に出てきたハイエナさんは皮膚病のタヌキさんということで、野生の可愛いハイエナちゃんが見つかったとワクワクしたのですが、ちょっと残念なような気もしますし、日本の生態系が守られた安心感もあって複雑です。