TKO木本さんは被害者なのか?
TBSのインタビューでTKO木本さんの一連の巨額投資損失について所属事務所が回答しました。今回の騒動について木本さんは、損失を被った出資者に対して返金する意向を示しましたが、
①噂では合計7億円以上の投資。実際にはどれくらいの損失だったのか?
②表に出てこない投資家Aの正体は一体誰なのか?
③投資家Aは逮捕されるのか?実刑判決はどれくらいになりそうか?
気になったので調べてみました。
関連記事はコチラ↓↓↓
投資詐欺!?TKO木本松竹芸能退社の理由と今後は?逮捕はある?
Contents
噂では7億円以上の投資被害だが実際の被害額は?
最初このニュースが飛び込んできたとき投資被害総額7億円以上という情報がありましたが、実際にはこの被害額についてはあくまで噂であり、その額まではいっていない可能性もでてきました。
木本さん自身で説明をしたい意向を示しているようで、被害額についてもその全容が明らかになりそうです。
実際には投資家は2名(AとB)おり、Aには3億5000万円、Bには2億5000万円の計6億円投資したことが判明しました。
ちなみにAからは2億円返金があったそうですが、Bからは依然として返金はないそうです。(参考:Yahooニュース)
表に出てこない投資家Aの正体は?
まったく表に出てこない投資家Aの正体ですが、現在分かっているのがこちらです。↓↓↓
・30代男性投資家 ・木本さんの知人の紹介で知り合った。 ・金融商品取引業※に未登録だった。 ・仮想通貨やNFTではなく、実際にはFXや不動産投資で運用していたとされる。
私がこの中で注目したのは金融商品取引業の登録についてです。
金融商品取引業は金融商品を取り扱う上で必要となる登録で下記の理由で必要になるようです。
預金者や投資家の保護、信用秩序の維持、市場の健全性確保といった観点からライセンスが必要となる。
出典:Business lawyers https://www.businesslawyers.jp/practices/607
要はこの登録をすることで社会的信用を得て、みんなのお金を集めて資産運用できるようになるし、投資家を守ってくれるんですね!☺☺☺
この金融商品取引業というのは4種類あり
①第一種金融商品取引業
②第二種金融商品取引業
③投資運用業
④投資助言・代理業
①と③は要件として株式会社であることと金融商品取引業務を3年以上経験者を複数確保することが条件なので、実質投資家Aだけでは登録できません。
この中で投資家A個人で登録する場合は②か④で金融庁にて登録できます。
ただ、この登録をするにあたってはクライアントに書面を交付する際に個人事業主の名前や住所を記載することのなるため、個人情報の観点から嫌がる投資家が多いようです。(参考:トラスティルHP)
この投資家Aの場合は②か④でしか登録できないはずなのに「芸能人からお金を集めて運用する」といいう点と扱っている金融商品にFXがあるので、①と③が該当しそうですね。
本来であれば登録しないとやってはいけないことをやっているということになります。
ちょっと胡散臭い感じがします。
ちなみに無登録で営業していることがバレた場合、金融庁のホームページに個人事業主の場合個人名が掲載されます。
しかも「反社」扱いになります。
もしかしたらその中に投資家Aの名前も登録されているかもしれませんね。
投資家Aは逮捕されるのか?実刑はどれくらいか?
もしこの投資家Aが法律的に違反している場合、逮捕されるのでしょうか。また、実刑はどれくらいになるのでしょうか。
結論、逮捕されて実刑判決を受ける可能性は高いようです。
まず投資家Aは前述した金融商品取引業に未登録で業務していたことになるので、金融商品取引法違反に該当します。
その場合は下記のように罰せられます。↓↓↓
金融商品取引業を、財務局の登録を受けずに無登録で営業した場合、罰則は、5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する、となっています(金融商品取引法第197条の2)
出典:トーラス総合法務事務所 https://taurus-financial.com
これは軽い感じですし、逮捕もなく投資家Aはフェードアウトすることになりそうですね。なんだかモヤモヤしますね。
ちなみに端から騙すつもりでお金を集めた場合はそれこそ投資詐欺なので、下記のような罪となります。↓
刑法246条(詐欺)
出典:アトム法律事務所 https://atombengo.com/sagibengo/cont3-7
1項 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
2項 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。
詐欺罪でも初犯は執行猶予がつく可能性がありますし、弁護士を立てて示談という方法があるようです。(参考:https://nexpert-law.com/keiji/sagizai-syohan/)
ただ、本当に悪気はなく単に「金融商品取引業未登録の個人事業主が投資失敗しただけ」ということもあるので、投資家Aがどんな弁明をするのか注目です。
【TKO木本】実際の被害額と投資家Aの正体や逮捕についてのまとめ
【TKO木本】実際の被害額と投資家Aの正体や逮捕についてのまとめ ・TKO木本さんが関与している巨額投資の被害額は実際に7億円ではない可能性があり、今後の木本さんの会見で明らかになる。 ・投資家Aの正体は30代男性投資家で金融商品取引業未登録者であるが、実名や顔写真は公開されていない。逮捕されれば話題性はあるので、実名報道されると思われる。また、金融商品取引業未登録者なので金融庁のHPに掲載されている可能性がある。 ・投資家Aは詐欺罪もしくは金融商品取引法違反に該当するので、逮捕される可能性は高い。
どれだけの芸能人が被害を被っているのか。木本さんが加害者疑惑から一転被害者に転じる可能性が出てきました。
ダウンタウンの松本さんをはじめ多数の芸能人から「人を騙そうとするやつではない」という主旨の意見が散見されることからも木本さんの人格が感じ取れます。
そもそも騙そうとする人が「投資で損失を被った人に弁済をする」と発言するはずがありません。
投資家Aの素顔や投資の実態も非常に気になりますが、芸能活動がしばらくできそうにない木本さんが家族を養いつつ、どのようにして弁済していくのかも注目していきたいですね。
関連記事はコチラ↓↓↓