今回注目したいのは就活情報サイトを運営しているシナジーキャリア(SynergyCareer)です。シナジーキャリアというとYoutubeチャンネルの「就活の教科書」を参考に進路を決めている新卒の方もいるのではないでしょうか。
そんなシナジーキャリアで問題となったのは昨年公開された底辺職業ランキングについて。
職業差別にあたるとして今月末にTwitter上で批判が相次ぎ、当記事の削除にまで発展しましたが
①実際に底辺職業ランキングは職業差別にあたるのか?
②当サイトの運営会社であるシナジーキャリアの評判はどうなのか?
が気になったので調べてみました。
Contents
底辺職業ランキングとは
底辺職業ランキングとはシナジーキャリアの記事を要約すると「世間一般的に給料が安く、肉体労働で特別なスキルが無くてもできると認識されている仕事」といった感じでしょうか。
また別の特徴として繰り返しの作業が多いというものになります。
このランキングを見るとどれも無かったら私たちの生活が成り立たないくらい必要不可欠な仕事ばかりです。
底辺職業ランキングは職業差別にあたるのか?
問題となっているのはこの底辺職業ランキングが職業差別にあたるとしてTwitterを発端に批判が殺到しているという点です。
どれも無くてはならない職業ですし、こんなランキングを公表してしまったら今その職業で一生懸命頑張っている方を傷つけることにもなりますし、その職業を希望する人が減ってしまいます。
また、その職業に就いているというだけで下に見られるようになってしまいます。要はその職業というだけで人格まで否定されかねないんですね。
たしかに求められるスキルは年収の高い職業に比べて少ないのかもしれませんが、ランクインしていたどの職業もその職業なりの難しさはきっとあるので、ランキングの存在自体あるべきものではないと考えます。
削除は賢明な判断でしょう。
シナジーキャリアの年収や評判はどうなのか
今回底辺職業ランキングを公表して削除に至った就活情報サイトの運営会社のシナジーキャリアとはどのような会社で評判はどうなっているのでしょうか?
シナジーキャリア(SynergyCareer)とは
設立:2020年6月5日
代表:岡本恵典
資本金:50万円
売上高:5000万円
会社所在地:大阪府大阪市北区梅田2丁目5-13桜橋第一ビル304号
シナジーキャリアは月間60万人が訪問するとされる就活情報サイトの「就活の教科書」の運営会社です。
社名について代表の岡本氏によると下記のような思いで社名をつけたようです↓。
シナジーキャリアは日本語で「相乗効果」と「仕事の軌跡」という意味です。ただ仕事をするのではなく、その仕事が自分の強みや将来のやりたいこと、プライベートと繋がることでより相乗効果を生んでいきたいと思い社名にしました。
出典:オンリーストーリー https://onlystory.co.jp/stories/2860
就活サイトの運営会社という認識でしたが、調べてみると他にも人材育成事業、Webコンサルタント、メディア事業など幅広く活動している会社でした。
シナジーキャリアの年収は?
シナジーキャリアで働いた場合の年収は240万~360万円でWebやメディア関係での経験に応じて多少前後するようです。
大卒以上で未経験でも働けたり、フレックスタイムを導入しているので仕事の時間を多少決めることができるのはメリットですね。
シナジーキャリアの評判は?
シナジーキャリアは人材育成事業に携わっているのでインターンとしてシナジーキャリアで活動し、その後大手企業に就職するパターンもあり、そういった意味で就活サポートする会社としては結構評判の会社のようです。
Twitter上ではボロカス言われていたりしますが、会社評判サイトではそこそこの評判になっているようです。↓↓↓
会社評判を集めたサイトの「評判DB」ではシナジーキャリアの総合評価を169位と全体でも高い方に位置づけしました。
一位のリクルートと比較するとまあまあというところかもしれませんが、ネット上の評判では良い評価を得られているようです。
今回の件でもしかしたらネット上の評判が下がるかもしれませんね。
底辺職業ランキングとシナジーキャリアについてのまとめ
底辺職業ランキングとシナジーキャリアについてのまとめ
・底辺職業ランキングは就職活動情報サイトを運営しているシナジーキャリアが発表したもので批判が殺到し、削除された。
・底辺職業ランキングはランクインしている職業で働いている人たちにとって失礼であり、その職業の成り手が少なくなってしまう恐れがある。
・シナジーキャリアは設立して間もない会社であり、年収は240万~360万円程度。会社評判サイト上ではランキング上位に位置している会社である。
コールセンターの方も保育士さんも介護士さんもトラックの運転手さんも工事現場で働いている人もみんな私たちの生活に必要不可欠なお仕事をしている方々です。
人々の役に立っている仕事、人々が面倒くさがってできない仕事、やりたがらない作業を日々こなして私たちの生活を支えてくれているのです。
私たちはランクインしていた職業で今も働いてくれている方々に感謝しなければいけませんし、そこで働いている人たちには誇りをもってほしいと思います。
3K(きつい、汚い、給料安い)とか三方(さんかた:土方、馬方、船方)とか雲助とか昔から職業差別する風習があったようですが、これを機にすべての職業の人に対して尊敬の念を持って接していきたいですね。
職業はみんな違ってみんないい。上も下も無いのです。