感染拡大!?サル痘の症状や致死率、ワクチンは?【WHO】

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今回WHO(世界保健機構)がヨーロッパで感染拡大しているサル痘について緊急事態宣言を発令しました。

そこで今回は

①サル痘とは?その症状とは?

②サル痘ってどれくらい危険なの?致死率は?

③ワクチンはあるのか?どこで接種できるのか?

が気になったので、調べてみることにしました。

アフリカの他の病気についてはコチラ↓↓↓

マールブルグ病って何?発生した理由や感染力、致死率は?【ガーナ】

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Contents

欧州で感染拡大のサル痘。その症状とは?

サル痘ウイルス https://www.niid.go.jp

サル痘とはサル痘ウイルスによる人獣共通感染症のことで始まりは1958年にポリオワクチン製造のために集められたサル(カニクイザル)から検出したとされています。(参考:厚生労働省HP)

人への感染は1970年のザイールからです。

だからサル痘という名前なんですね。

カニクイザル http://blog.hix05.com

サル痘と名前が付いているのでサルからしか感染しないのかと思ったら、ネズミやリスなどのげっ歯類、ウサギからも感染するということなので、サル痘とは名ばかりでアフリカ産のサルやげっ歯類、コウモリなどの野生動物は特に警戒しないといけない感じですね。(コウモリは別の病気で危険)

症状としては発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、気管支肺炎と少しインフルエンザの症状と似たところを持っているようです。

ただ、違いとしてはサル痘の場合は皮膚に水疱や膿疱ができます。

サル痘の症状 https://cdn.mainichi.jp

↑これが自分の体にできたらショックですね。

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サル痘の危険性。致死率はどれくらい?

サル痘の患者の写真 https://alzhacker.com

気になるサル痘の危険性ですが致死率は1~10%とコロナウイルスやインフルエンザウイルスよりも高い数値です。やばいですよね。

ちなみに今流行しているコロナウイルスは2022年現在国内感染者累計1100万人に対して死亡者約31700人なので、致死率としては約0.3%。

インフルエンザウイルスは毎年約1000万人の感染者を出していますが、致死率としては2005年の1818人の死亡者数で計算しても0.018%とコロナよりもさらに低くなります。(参考:厚生労働省HP)

感染力は?

サル痘にかかった欧州の患者 https://www3.nhk.or.jp

インフルエンザよりもコロナウイルスよりも数倍の致死率を持つサル痘ですが、感染力はコロナウイルスと同じくらい高く飛沫感染、接触感染します。

コロナと同じくらいの感染力でさらにコロナより致死率高いのはマジで危険ですね。

それが欧州で広がりを見せているのは恐ろしいことです。

潜伏期間は1~2週間(最高3週間)ですから輸入物品や海外旅行者から感染するリスクがあると思うので、入国規制や検疫など水際対策を強化しないといけませんね。

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サル痘のワクチンはあるのか?どこで接種できるのか?

サル痘ワクチン https://www.sankei.com

サル痘のワクチンは厳密にはないようですが、天然痘ウイルス(第二世代及び第三世代)のワクチンを使うことにより予防することができるようです。

WHOはサル痘ウイルスに感染するリスクが高い医療従事者にそのワクチンの接種を推奨しています。

ただ、感染者がまだ少ないのか新型コロナウイルスのような一般向けへの大規模接種までには至っていないので、一般の方向けの接種は「まだ必要ない」としています。

一応サル痘専用のワクチンはなくとも、予防効果85のあるワクチンは存在するんですね。そこは安心しました。

日本の場合はどこでどのような条件で接種できる?

国立国際医療研究センターhttps://www.nhk.or.jp

天然痘ワクチンを日本で接種する場合は東京の国立国際医療研究センター病院「患者家族及び濃厚接触者」は例外的に接種可能としています。

ただし、濃厚接触者は14日以内です。

ちなみに同病院ではサル痘に有効とされている治療薬「テコビリマット」を特定臨床研究の名目で「体重13㎏以上、14日以上国際医療研究センター病院に入院する」という条件で服用できるようになっています。(参考:NHK首都圏ナビ)

国立国際医療研究センター病院の場所はここ↓↓↓

国内で認可は下りていないけど治療薬もあったんですね!

それでも「これでサル痘にかかっても安心!!」とは思わずにコロナと同じように感染防止に努めることが肝要だと思いす。

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サル痘の症状や致死率、ワクチンについてのまとめ

サル痘の注意喚起ポスター https://www.yomiuri.co.jp
サル痘の症状や致死率、ワクチンについてのまとめ

・サル痘は1958年にポリオワクチンの開発のためアフリカから集めたサルから発見され、1970年にザイールで初めて人への感染が確認されたウイルス。

・サル痘という名前だが、サルだけでなくネズミなどのげっ歯類やウサギからも感染する。血液、体液に触れたり、加熱不十分で食すことで感染する。

・人から人への感染は飛沫感染や接触感染がある。日本ではまだ感染が確認されていない。→2022年7月25日に初の国内感染者が確認された。

・症状は発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛。重症化すると肺炎を引き起こす。新型コロナやインフルエンザと違う点は天然痘のように水疱、膿疱ができるところである。

・致死率は新型コロナやインフルエンザの数倍の致死率で1~10%。治療薬やワクチンは存在しており、日本では新宿にある国立国際医療研究センター病院で接種できる。
https://ichef.bbci.co.uk/news

2022年7月25日に初の国内感染者が出てしまい残念です。

新型コロナに続き、サル痘。

「令和の疫」と語り継がれることにならないように感染経路の特定や水際対策をしっかりやってほしいとは思いますが、それ以上に私たちが日ごろから感染しないようにこまめな手洗い、消毒を心がけてやっていくことが重要に思います。

その行いが医療従事者の方々の負担を減らすことにも繋がり、国内での新型コロナやサル痘の感染拡大を防ぐことになるでしょう。

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