今回注目したいのは信号機のバグについて。
信号機がバグるということ自体がとても珍しいことですが、台風14号の九州上陸により、宮崎市のとある信号機がありえないような点滅をした状態でバグり、それを紹介したツイートは20万イイねを超えてバズっています。
そこで今回は
①信号機がバグった理由
②信号機で過去に起こったトラブルにはどんなものがあるのか
気になったので調べてみることにしました。
みなさん一緒に確認していきましょう。
Contents
信号機がバグる
「信号機の点滅」というと通常は
・交通量が少なくなる時間の夜間信号の点滅
で赤点滅と黄色点滅の信号機が交互に点滅するものになります。↓↓↓
すべてが赤信号の状態になった瞬間、全部消灯し、夜間信号に切り替わりました。
見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私の田舎にも夜間信号に切り替わる信号機がいくつかありました。
周りの風景は同じなのに信号機だけ普段と違う様子でなんだか不思議ですね。
ただ、今回はとてつもない点滅で明らかに意図しているものとは違う状態の点滅でした↓↓↓
普通点滅しない青も含めてすごい速さで点滅しています。
ここまで来ると一周周って滑稽でちょっと面白いですが、信号の役割を果たしていないので、事故が起きないか心配ですね。
台風で不要不急の外出をしている人は少ないのでしょうけど…。
今回信号機がバグった理由
今回信号機がバグった理由ははっきりしていませんが、過去のトラブルを見てみると制御器のトラブルによってバグったことがあったようです。
制御器というのはこちら↓
中はこんな感じ↓↓
電柱にくっついているのを見かけたことがありますが、あれは信号をコントロールしているものだったんですね。
この制御器に異常があった場合、表示に異常が出るため、今回の件でいうと台風の暴風雨によって制御器の電気系統に異常をきたし、故障したことが考えられるのではないでしょうか。
信号機で過去に起こったトラブルにはどんなものがあるのか
過去に実際にあった信号機のトラブルで有名なのは滋賀県大津市の「島の関西交差点」の信号機です。
この信号機は2016年8月から2017年の4月にかけて
信号が突然青から赤に
いきなり黄色と赤色が点滅する
赤信号のまま変わらなくなる
というバグが起こったことで知られ、2016年8月には実際に人身事故※が起きてしまいます。
やばくないですか?超危険な信号ですよね。
それがしかも何度か起こっていたというのですから恐ろしいことです。
幸い死者は出ませんでしたが、交通量の多い場所だったので、一歩間違えれば大惨事につながりかねない事故でした。
「信号は私たちの安全を守ってくれる無くてはならないもの」だと改めて感じさせますね。
その島の関西交差点の場所はコチラ↓
※島ノ関西交差点の人身事故 2016年8月25日に滋賀県大津市島の関西交差点で起こった人身事故。南北の信号が青から赤に一瞬で変わり、東西の信号は直進信号が出されたため、車が出会い頭で衝突。女性1人が軽傷だった。
その事故の原因は制御器の不具合。
島の関の事故は元々使用していた制御器の耐用年数が過ぎたため、交換を行ったところ内蔵部品の一部に不具合があり、それが制御系統のトラブルを引き起こしていたのが原因だったそうです。
今回の宮崎市の信号バグは台風上陸前までは正常に稼働していたようですから、やはり台風の風雨によって制御器に水が入ったのか、暴風によって何かしら衝撃を受けて壊れたのか、台風による影響を受けたのは間違いないでしょう。