今回注目したいのは山形県のとある風習について。軒下になんと車を吊るす風習があるそうで、
①その場所は山形のどこなのか?
②どんな車を吊るしているのか?
③軒下に車を吊るす理由は何なのか?
気になったので調べてみることにしました。
吊るしたのはテルテル坊主くらいしかない筆者ですが、交通安全の祈願なのか?それともテルテル坊主と同じようにお出かけできるようにするためのおまじないなのか?
Contents
その風習が行われている場所はどこ?
調べてみるとその風習は山形県飽海郡遊佐町(アクミグンユザマチ)で行われているようですが、遊佐町だけでなく酒田市などの庄内地方北部で行われているようです。↓↓↓
山形県はサクランボのイメージが強いですが、庄内地方は米どころでお酒が有名。
他にも岩ガキや砂丘メロンが有名なところですね。
食の名産品が多い印象です。
車を吊るす風習は山形の風習といえどもあくまで山形県北部のみで、山形県民みんながやっているわけではないんですね。
どんな車を吊るす?
基本的に吊るす車はスポーツカーやクラシックカーが多く、たまに飛行機を吊るしている家庭もあるそうですが、トラックやトラクター、ダンプカーなど工事用や仕事用の車を吊るしてはいないようです。
見た目&速さ重視か?
あとは落ちたときのことも考えてかプラモデルではなくブリキの丈夫なおもちゃを吊るしているところが多いようです。
紙製の車を吊るしているところもありました。↓↓↓
まるで空を飛んでいるみたいですね!
軒下に車を吊るす理由は?
軒下に車を吊るしているのはどうやら夏の時期だけということで、調べてみると精霊馬や精霊牛の代わりに吊るしているようです。
精霊馬というのは
これですね↑
お盆の時期になるとお供えする供物です。
キュウリの馬とナスの牛を作ることでご先祖様がそれらに乗って、帰ってくると信じられています。
これは日本共通の風習ですね。
それを山形では「1秒でも早くこちらに戻ってこれるように」という思いを込めてキュウリの馬やナスの牛ではなくスーパーカーを軒下に吊るしているそうです。
とてもご先祖様思いの風習なんですね。
まさしく精霊馬ならぬ”精霊車”。
ウマとか牛よりめっちゃ速そうですよね。
ちなみにこの風習はいつ、だれが始めたのかは謎のままとなっています。
MAKi的おススメ精霊車3選
ここからは私MAKiがお盆に吊るす車として何が良いか真剣に考え、精霊車として最適であろう車を3つご紹介します。
①アメリカ大統領公用車”ビースト”キャデラック・ワン
まず一番におススメしたいのが安全性。アメリカ大統領が乗る公用車”ビースト”です。
細菌兵器、マシンガン、爆弾にも耐えうる装甲。パンクしてもタイヤがバーストしてもリムで走行できる不屈の車。
この車であればご先祖様を安全に私たちのところまで送り届けてくれるでしょう。
税込3520円です。(参考:Candy Tower)
②世界最速の量産車トゥアタラ
続いては速さにこだわった車。
トゥアタラです。
量産車として世界最高時速を記録したスーパーカーでその速度はなんと532km!!
新幹線超えてリニアモーターカー並みのスピードで走り、東京大阪間を約1時間で走れます。
実際やったら一発免停というか逮捕でしょうけど、ご先祖様なら関係ありません。
「1秒でも早く戻ってきてもらいたい」というご家族の思いを汲んだ車になるのではないでしょうか。
実際に購入しようとすると1億6700万円かかるそうですが、ミニカーなら税込15642円です。(参考:HOBBY SAERCH)
良心的ですね!!
レジン製です。
「速さにこだわるならF1でいいじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、あくまで公道を走る車を吊るしている伝統と考えたので、そこはご容赦ください。
③世界一快適な車メルセデスマイバッハSクラス
最後に世界で一番快適に過ごせるであろう車。メルセデスマイバッハSクラスです。
この車は飛行機のファーストクラス並みのゆったりシートで足を伸ばして座ることができ、そのシートにはなんとマッサージ機能が付いています。他にもテレビ、シャンパンクーラーも格納されております。
他にも機能が付いていますがどちらかというとビジネスシーンで使う機能なので割愛。
ご先祖様が道中に快適に過ごせそうな車ですね!
そんな超快適に過ごせるマイバッハも実際に購入すると3000万円ほどする高級車ですが、ミニカーであれば10000~30000円で購入できるようです。(参考:楽天市場)
見た目も高級感があって少しクラシックな感じもして良いですね!
私だったら中でも③が一番良いかなって思ってます。ご先祖様には居心地良くしてほしいですからね。
山形の「車吊るす風習」ナニコレ珍百景で取り上げられる
8月14日19時放送のナニコレ珍百景(テレ朝)では山形の一風変わった車を吊るす風習に着目。現地の人が一体どんな話を聞かせてくれるのか注目です。
山形の車を吊るす風習の場所と理由についてのまとめ
山形の車を吊るす風習の場所と理由についてのまとめ ・車(ミニカー)を軒下に吊るす風習は山形県の遊佐町が一般的なようだが、酒田市でも行っており、庄内北部の地域で行われているようである。 ・車を吊るす理由はお盆の時期に作る精霊馬の代わりにミニカーを吊るすことで「ご先祖様に少しでも早く会えるように」という願いから吊るされるようになった。 ・いつから始まったのかは不明である。 ・MAKi的に精霊車としておススメのミニカーは「ビースト」「トゥアタラ」「マイバッハSクラス」
私が幼い時お盆は精霊馬としてキュウリやナスに串を刺して作っていましたが、すっかりやらなくなってしまいました。
ミニカーであれば早くご先祖様に会えますし、手間もかかりませんし、腐らずずっと使えますから、ある意味合理的にご先祖様に会える方法なのかもしれません。
山形北部の風習ではありますが、他県の私たちでも思いがこもっているのであればミニカーを吊るしてみても良いのではないでしょうか。