岸田総理は10月3日”人事活性化のため”首相秘書官として自身の長男翔太郎氏を登用することを決めました。
旧統一教会問題や安倍元総理の国葬問題で支持率低下中の岸田内閣。
そういった中での今回の人事に、懐疑的な目や不信感を持っている国民の意見が散見していますが、実際に岸田総理の長男翔太郎氏が勤める首相秘書官とは、「どのような仕事なのか」「給料はどれくらい支払われるのか」気になったので、調べてみることにしました。
みなさん一緒に確認していきましょう。
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岸田総理長男翔太郎氏が勤める首相秘書官とは
岸田総理の長男翔太郎氏が勤める首相秘書官には種類が二種類あり、政務担当と事務担当があります。
今回長男の翔太郎氏は政務担当という政治案件に直接かかわるような仕事に携わるようです。
具体的には
・国会答弁の作成(膨大な答弁資料のチェック)
・総理の日程調整
・政治案件への同行
・新聞朝刊を読み込み、総理に頭に入っていない情報を入れる。
・重要政策の総合調整
(参考:選挙ドットコム)
なんか見ているだけで超難しそうな仕事を毎日のようにこなしているようです。
(;’∀’)
相当頭の切れる人じゃないとやっていけなさそう…。
それにしても大手商社三井物産に勤め、31歳の若さにしてベテランの議員秘書がやるような仕事に大抜擢された翔太郎氏への期待は凄まじいものですね。
現在政務担当は2名いるようで、嶋田氏と山本氏で務めていましたが、山本氏と翔太郎氏が交代するという形で政治の”本当の中枢”に座すことになります。
ベテランの下で教わりながら重要政策に携わっていくんですね。
総理の息子が政務秘書官になった例は福田元総理(任期:2007年~2008年)の長男達夫氏以来で達夫氏は政界に進出しています。
翔太郎氏も福田達夫氏と同じようにいずれ政界に進出するのかもしれません。
また、橋本龍太郎内閣の政務秘書官だった江田憲司氏によれば、首相秘書官のうち事務担当は各省庁から出向で来る人たちで構成され、政務との違いを下記のようにコメントしています。↓↓↓
「事務」は、政権が終われば出身省庁に戻り出世街道を歩むので、総理よりも母屋のために働く「スパイ」「お目付け役」的な人も時には出てくる。したがって、真の国家機密や政治家たる総理の機微にふれる事項については、総理と政務秘書官の二人だけで共有され、そこに「政務」と「事務」の決定的(本質的)な違いがあります。
出典:選挙ドットコム 江田憲司のブログ
ということは世襲政治だと批判されている岸田総理ですが、政務担当という性質上本当に信頼できる人(裏切る心配のない人)を置きたかったという意味で考えれば、今回の人事は致し方ないのかもしれません。
首相秘書官の給料は実際いくらなのか
首相秘書官の給料は実際いくらなのか。
調べてみると年収(ボーナス含む)に関しては1000万円越え。
俸給月額に関しては前職の給料を下回らない程度には調整するので、前職の公設秘書(国会議員秘書)の給与が約700万円と仮定すれば、翔太郎氏が首相政務秘書官になった場合、十号俸にあたり、月収525500円と予想できます。
それにプラス期末手当で4.3か月×2(4,519,300円)のボーナスがつくので、地域手当を含めなくても10,825,300円の年収となります。
ちなみに翔太郎氏がかつて居た三井物産の平均年収は1483万円なので、それに準ずるお給料をもらえます。
ただ、元首相政務秘書官の経験者の江田氏によれば、「早朝から深夜まで働き詰めで休みはほとんどない」ということですから、ある種ブラッ○企業も真っ青な働き方をしていると考えると「高い給料をもらっている」とディスることはおこがましいことだと思えます。
岸田翔太郎氏が勤める首相秘書官の仕事内容と給料まとめ
岸田翔太郎氏が勤める首相秘書官の仕事内容と給料まとめ ・岸田翔太郎氏は大手商社三井物産、公設秘書を経て今回岸田総理の首相政務秘書官を勤めることとなった。 ・首相政務秘書官の仕事は重要政策の総合調整、総理の日程調整、国会答弁の作成などの総理を支える仕事である。 ・首相秘書官の給料は翔太郎氏の年齢や前職の給与から考察すると月額525,500円。年収にしてボーナス含め1000万円は超える。 ・首相秘書官は早朝から深夜までほぼ毎日働くということでハードな職場である。
翔太郎氏の首相秘書官就任でどのように風が変わるのか、岸田総理の政治動向にこれからも注目していきたいところですが、支持率急落で翔太郎氏の就任期間が短くなる可能性も。
せっかく総理の息子という特権を活かして掴んだチャンスですから、ベテラン秘書官の下、経験を積んで是非治世できる政治家として成長していってほしいですね。