今回注目したのは埼玉県羽生市羽生北小学校にある彫像”健ちゃん像”です。
いつ、なぜ、だれが建てたのか謎とされる健ちゃん像ですが、その謎を探ってみたいのと同時に日本各地に健ちゃん像と同じように面白い謎めいた像があるのではないかと気になったので、調べてみることにしました。
一緒に確認していきましょう!
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埼玉の健ちゃん像
埼玉県羽生市の羽生北小学校に健ちゃん像は建てられています。ボールを抱えた白い裸の少年の像で素材は写真を見る限りはセメントのように見えます。
森田健作ばりの七三分けで凛々しい立ち姿です。
何年前に作られたのかはわからないですけど、見た目の古さ的に森田健作がブレイクしていた時代に作られたのかも?(健作から健ちゃんになったとか?)
いずれにせよ羽生北小学校の校長先生や付近の住人もいつ、何のために作られたのかわからないという謎の像なのです。
そんな謎多き像ですが、当学校のシンボルとなっていて二次元のキャラクターや着ぐるみまで作られています。
マスコットキャラクターがいる小学校ってかなり珍しいなと思ったら平成に入ってからゆるキャラブームに乗っかる形で意外とマスコットキャラクターがいる小学校は存在していました。
羽生北小学校の健ちゃんと同じように着ぐるみを作っている小学校もありました。
これらのキャラクターと比較すると健ちゃんはかわいいキャラというよりスポーティなわんぱく小僧って感じでどちらかというとカッコイイキャラ。
一彫像をもとに着ぐるみまで作られるなんて地元の健ちゃんに対する愛を感じますね。
なぜ健ちゃん像が建てられたのか?
「夜に校庭を走っている」「忘れ物を取りに行ったら健ちゃんからボールを投げられた」など謎が多いからか怪談にもなっている健ちゃん像ですが、なぜ作られたのかその理由を調べてみたら見つかりました。
羽生市文化財保護審議委員の間仁田勝さんの話によると1964年に羽生北小学校の二宮金次郎像があった台座に同校で教鞭を執っていた荒井一男先生がある教え子をモデルにして作られたものだということです。
製作費は1円玉募金で募り、その後に健ちゃん像が作られたとのこと。
まったく森田健作関係なくて草。
子供の健やかな成長を願って「健ちゃん」と命名され、当初は市内各所に作られた健ちゃん像でしたが、徐々に撤去されて今は羽生北小学校にある1体のみとなりました。
ラスト健ちゃんですね。
二宮金次郎と同様に次第になくなっていく儚げな健ちゃん像ですが、子供たちが健やかに育つようにと願いや想いを込めて作られた像でしょうから、なるべく残してほしいですね。
雄々しく立つラスト健ちゃんは↓↓↓の場所で見ることができます。
ばえる!日本の面白い像まとめ
ここまで羽生北小学校の健ちゃん像について紹介してきましたが、ここからは健ちゃんと同じように謎めいた面白い像が他にもないか調べてみましたので、紹介していきます。
日本国内にも”ばえる”面白い像がいくつかありました。
”ケツバット”ドカベン
1つ目は新潟県新潟市古町にあるドカベン※山田太郎像です。
新潟県新潟市は漫画ドカベンの作者水島新司さんの故郷になります。
※ドカベンとは 漫画家水島新司が描いた野球漫画。明訓高校の主砲山田太郎と岩鬼正美をはじめとする個性豊かなチームメイトともに高校野球で活躍していく物語。ドカベンは山田のカバンの中に入っている白飯しか入っていない大きな弁当箱から付けられたあだ名。
原作さながらの豪快なスイングを再現した山田太郎像は一時期「ケツバットの山田」の異名をとる恐ろしい銅像として知られていました。
ただ、作者の水島新司さんはこのケツバットを悲しんでいたそうで2015年には撤去騒動も持ち上がったこともあり、ケツバットを再現する人も徐々に減っているようです。
いずれにせよ銅像として芸術性があるものなので、もし近くに来ることがあれば立ち寄ってみるのもいかがでしょうか。↓↓↓
絶壁の小便小僧
2つ目は断崖絶壁で用を足している少年の像です。
この像は徳島県三好市吉野川上流の祖谷渓(いやけい)というところにあります。
1968年に徳島県の彫刻家である河崎良行さんによってこの像は建てられました。
どうやら昔この断崖絶壁の周辺で度胸試しのために小便をする者がいて、その人たちをもとに建てられたようです。
高さ200m。「この高さで小便できる?」と知人に聞いたら「縮んでたぶん無理」と言われました。
絶景+絶壁+まっぱで小便 という超絶開放感しかない光景はまさしく”ばえる”銅像ではないでしょうか。
高所恐怖症の方は絶対無理な場所ですが、とてつもない開放感で用を足している”天空の小便小僧”を見たい方は祖谷渓にお越しください。↓↓↓
ジェット二宮金次郎
3つ目はいろんな意味でぶっ飛んでいるファンキーな二宮金次郎です。
本来二宮金次郎といえば薪をしょっていながら本を読んで勤勉さをアピールした像になりますが、この二宮金次郎はもはや宇宙に飛び立とうとしています。
ロケットエンジンの煙の形が良く再現されていて芸術性の高い銅像ですね。
晴天をバックに撮ると”ばえそう”ですね。
このぶっ飛んだ金次郎は群馬県吾妻郡中之条町にある伊参(いさま)スタジオ公園で見ることができます。↓↓↓
健ちゃん像の謎に迫る
来週水曜日(5月4日)夜7時放送の「世界何だコレ⁉ミステリー」(フジテレビ)では羽生北小学校の健ちゃん像が登場。
その謎に迫りました。
まとめ
今回は羽生北小学校の健ちゃん像をはじめ日本各地の像についてスポットを当てました。
私たちの街にも何気なく銅像が建っていたりしますが、その銅像一つ一つにも何かしらドラマがあったり、意味があって建てられていることがわかりましたね。
インスタ映えしそうな銅像を探すのも良いですが、その像が建てられた背景を思いながら銅像巡りするのもちょっと面白そうですね。
おわり。