長崎森きららシロテテナガザル赤ちゃんの父親は異種。交尾方法や子供の名前は？

何とも珍妙なことが起こりました。

長崎県佐世保市にある九十九島動植物園「森きらら」で2021年にシロテナガザルの赤ちゃんが生まれましたが、なんとその父親は別の種類のサルであることが判明したと1月30日に同施設が発表しました。

DNA鑑定の結果、そのサルとはシロテテナガザルの隣の住人アジルテナガザルとのことです。

アジルテナガザルとシロテテナガザルの檻の間は鉄板で仕切られており、どう考えても接することができなさそうな状況となっています。

いつどうやって交尾したのか。

今回はどのようにしてこの異種交配が行われたのか、その謎に迫ってみることにしました。

話題となっているシロテテナガザルがいる場所

今回話題となっているシロテテナガザルの異種交配ですが、そのサルがいる動物園は長崎県佐世保市の『九十九島動植物園森きらら』で場所はこちらです。
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佐世保駅からバスに乗っていくのがわかりやすそうです。
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シロテテナガザルのモモと子供アジルテナガザルのイトウの画像

今、森きららで最も注目されているサルたちは一体どんな姿をしているのか。

まず、シロテテナガザルのモモと子供の姿はコチラ
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子供は顔の模様は似ているものの毛色が全く違いますね。

アジルテナガザルのイトウの姿はコチラ👇

モモの子供と同じ毛色です。

性格は「かなりの怖がり屋さん」とのことですが、モモに対しては中々アグレッシブだったようです。

子供の名前は？

異種交配してできたモモの子供の名前はまだ決まっておらず、森きららのホームページ上（2023年1月31日時点）では「モモの仔」と表記されています。

性別が判明するまで名前を付けるのを待っていたのでしょう。

最近オスと判明したようなので、男の子にちなんだ名前を付けるのではないでしょうか。

モモとイトウの子供だから「伊藤桃太郎」とかどうでしょう。

ﾄﾞﾔ ｶｯｺｲｲﾔﾛ(ﾟ∀ﾟ)

シロテテナガザルとアジルテナガザルの交尾方法は

謎なのは接点がないはずの2頭がどのようにして交尾に至ったのかという話です。

観覧用の檻は共有しているものの2頭の間には直径9㎜の穴が開いた鉄板で仕切られており、交尾できるようには思えません。

ただ、調べてみるとそのわずか9㎜の穴でも交尾ができるのではないかと思えるほど、サルのペニスは細くて小さいことがわかりました。

サルのペニスは小さい

霊長類において一番ペニスが大きいのはマウンテンゴリラやオランウータンだとイメージしがちですが、実は人間が一番大きく15㎝（勃起時）、ゴリラはなんとペニスの長さが3㎝しかないのです。

むしろチンパンジーの方がペニスは大きく人間に準ずる14㎝サイズですが、先細りしている細長いものになります。

（参考：TENGAヘルスケア、Wikipedia）

アジルテナガザルの体格はチンパンジーに近く、他の種もペニスは細く小さい傾向であることから、直径9㎜の穴を通して後背位で交尾ができたのではないでしょうか。

お互い惹かれ合った結果なのか単なる好奇心なのかわかりませんが、状況を考えるとすごいシュールですね。

シロテテナガザルの異種交配まとめ

今回の父親判明をうけて動物園ではモモとイトウの間に穴さえも開いていていない鉄板で仕切るようになりました。これで2人の接点が無くなったと思うと複雑な心境です。

モモの親であるヨタローとモンリーはどう思っているのか。

「娘をたぶらかしやがって」と思っているのか、出産を喜んでいるのか、無関心なのかわかりません。

親の気持ちはどうあれ異種交配で誕生したモモの子供は、遺伝的に問題なく2年経っていますから、毛色が違うからといってイジメられることなく、このまま元気に成長していってほしいですね。😊