今日のオカズもイワシよ!
新潟県民の食卓に今日もイワシが並んでいるかもしれません。
2月6日夜から7日朝にかけて新潟県糸魚川市の海岸におびただしい量のイワシが打ち上げられました。
映像を見る限り今までに見たこともないくらい想像を絶する量のイワシが漂着していましたが、今回なぜ大量のイワシが新潟の港に流れ着いたのか。その原因と詳しい場所にフォーカスします。
また、今回のように海岸に打ち上げられた魚を持ち帰って食べる行為は漁業権的にOKなのか気になったので調べてみることにしました。
Contents
【動画】大漁!!新潟県に大量イワシ
海岸中にイワシ、イワシ、イワシ🐟🐟🐟
もはや拾い食い状態👇
👆ちなみに新潟県は拾って食べるのは何が原因で死んだのかわからないものなので、食べてはいけないとしています。
拾って食べたとしても自己責任ですね。
見渡す限りの大イワシ原。
吐くほどいます。
こんなに大量に打ち寄せられてニオイが凄そうと思いきや、鮮度がいいのかお刺身みたいな匂いがするとのこと。
これらは全て1000万円近くの費用をかけて処分されるようですが、ちょっともったいないですよね。
ある意味”海の恵み”として冷凍保存し、食べても大丈夫そうだったら庶民に振る舞うようにしても良いのではないでしょうか。
大量のイワシが打ち上げらた場所は?
大量のイワシが打ち上げられた場所は新潟県糸魚川市の筒石(つついし)漁港の海岸線ということで場所はこちらです👇
最寄りの筒石駅から徒歩13分。
新潟駅からは電車と新幹線で最低でも2時間半以上はかかるかなりアクセスしづらいところにあります。
大量のイワシが打ち上げられた原因は?
大量のイワシが打ち上げられた原因は主に2つあるようです。
一つはイワシが大量に打ち上げられる前にたくさんのイルカが漁港前の海域に出没していたということ。
もう一つは水温が低くてイワシが死んでしまい流れ着いたということです。
イワシは水温10~20度の範囲で活動していることから低水温は彼らにとって死活問題だったのですね。
気象庁の水温マップを見る限りでは、当時新潟県糸魚川周辺の海水面水温は10度かそれ以下の温度に見えます。
漁師の方々の話を整理するとイワシが大量に打ち上げられたのは、「イルカの群れに追い込み漁みたいな形で筒石漁港に追い詰められたが、逃げた先は海水温度が低い場所だったため、死んでしまったから」というのが原因として考えられそうですね。
それなら新鮮な理由も納得がいきます。
では仮に新鮮で食べられるものだったとして、海岸に打ち上げられた魚を持ち帰る行為は違反なのでしょうか。
海岸に打ち上げられた魚は持ち帰って食べてもOK?
今回イワシが大量に打ち上げられたことによって持ち帰る人が後を絶たない現状ですが、新潟県は「何が原因で大量死したのかわからないため、持ち帰らないでほしい」と呼び掛けています。
その一方で魚関係で度々問題となるのが漁業権ですが、今回「勝手に持ち帰る」という行為は漁業権的に違法なのかそうでないのかが気になるところです。
調べてみたところ漁業権的には問題がないようです。
👇👇👇
(遊漁者等の漁具漁法の制限)
出典:新潟県漁業調整規則 https://www1.g-reiki.net/pref.niigata/reiki_honbun/e401RG00000687.html
第45条 漁業者が漁業を営むためにする場合若しくは漁業従事者が漁業者のために従事してする場合又は試験研究のために水産動植物を採捕する場合を除き、次に掲げる漁具又は漁法以外の漁具又は漁法により水産動植物を採捕してはならない。
(1) 竿釣及び手釣
(2) たも網及び又手網
(3) 投網(船を使用しないものに限る。)
(4) やす及びは具
(5) 徒手採捕
(平17規則104・平20規則52・一部改正)
わかりにくいですが要は遊漁者は上の(1)から(5)の方法だったら魚をとっても良いという解釈になります。
逆に「1から5以外の方法で魚や貝は採らないでくださいね」と言っているのです。
今回の場合でいうと持ち帰っている皆さんは(5)の徒手採捕(つかみ取り)に該当するので漁業権的には違法ではないということになります。
ただし、県が「やめてくれ」と言っていますし、本当に大丈夫かどうかも確信が持てないような状況なので、まずは様子を見たいところですね。
それでも鮮度的に早く持って帰って冷凍したり、内臓処理して食べられる状態にしたいところなのが悩ましい。
安全確認はよ。
待ちきれない方々は採取しても逮捕されることはありませんが、お腹を壊しても自業自得自己責任ということになります。
地震の予兆と騒がれることもあるが…新潟県のイワシ大量打ち上げについてのまとめ
・2月6日夜から7日朝にかけて新潟県糸魚川市の筒石漁港に大量のイワシが打ち上げられ話題となっている。
・現場には一部地元住民や近隣の住民が訪れ、打ち上げられたイワシを持ち帰っている状態である。
・イワシが大量に打ち上げられた原因はイルカの追い込みと海水温の低下によって死亡したためだと推測される。
・新潟での漁業権的にはタモでイワシをすくったり、つかみ取りで持ち帰るのは違法ではない。
・ただし、県は「何が原因でイワシが大量死したのかわからない以上は持ち帰らないでほしい」と呼び掛けている。
昨今のクジラ打ち上げや大阪湾へのクジラ漂着もあって、イワシの大量打ち上げは地震の予兆と考える人もいるようですが、今回に関しては偶然が重なって起こったミラクルなようにも思います。
北海道の海岸に漂着したマンボウのように地震と全く関係ないような漂着もありますし、私たちにとっては地震はいつ起こるのか正直わかりにくいところがあるので、いつ起こっても大丈夫なように日ごろから備えておきたいですね。
それにしてもイワシ美味しそう…。
(´∀`*)ウフフ