3月20日壱岐島の離島で3月1日から行方不明だった椎名隼都さんが遺体で発見されました。
椎名隼都さんは茨城県出身で離島留学制度を用いて壱岐市の里親宅でホームステイをしていました。
そこで今回はこの高校生がなぜ里親のもとから去ってしまったのか。その原因や虐待されていたという噂は本当なのか調べてみることにしました。
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行方不明の男子高校生遺体で発見される。
3月1日から行方不明だった壱岐市の高校生椎名隼都さんが3月20日壱岐市原島の海岸で遺体で発見されました。
遺体は死後数日が経過していたようで一部が白骨化していました。
遺体発見場所と思われる島はこちら👇
里親である斎藤智之さん京子さん夫妻の願いもむなしく帰らぬ人となってしまいました。
遺体発見現場の原島と元々住んでいた郷ノ浦町は海を挟んで対岸に位置していたので、郷ノ浦町近くの海岸で溺れて原島に流れ着いたのかもしれません。
場所はこちら👇
自宅から海岸もしくは壱岐高校までは約2㎞の道のりでした。
なぜ椎名さんは居なくなってしまったのか
不可解なのは中学2年生2学期からお世話になっていたホームステイ先をなぜ突然飛び出してしまったのかという点です。
他サイトでは「斎藤さんの虐待があったのではないか」とまことしやかに噂されていますが、ユーチューブの「いきっこ留学2020(本編)」に登場する子供たちは斎藤さんの下でのびのびと生活している様子で、日常的に虐待があるとはとても言い難い雰囲気でした。
虐待はデマ?
動画の中ではちらっとですが椎名さんも笑顔で写っており、里親の虐待がデマのように思えてなりませんし、斎藤さん夫婦も困惑しています。
虐待するメリットは一つもありませんし、何人もの目がある環境なのでそれならもっと前から噂が立つはずです。
そもそもホームステイ先は離島留学のシステム上、必ず運営委員会を通して決定されるので、評判の悪いところにホームステイさせるのは考えにくいですね。
行方不明当日の不可解な行動
行方不明になった当日、椎名さんは郷ノ浦港へ壱岐高校の卒業生の見送りに行って、一旦自宅に戻ったあと再度外出して行方不明となっています。
港にいた同級生には「忘れ物をした」といってその後の会っていないようなので、道中で事故に遭ったか自死したということになります。
また、椎名さんはNEWSポストセブンの取材によると高校1年生時に家出経験があり「僕なんて居なくていいんだ」と言って裏山に隠れたことがあるそうです。
私も家出の経験がありますが、思い返すと「自分は大事にされていない。自分より他の人が大事にされている」と感じて衝動的に家を飛び出していたように思います。
その時の心境としては「心配をかけてやろう」と思う反面「自分を探してほしい」という気持ちでした。
当時の椎名さんももしかしたら同じような気持ちで、家を飛び出したのかもしれません。
他の留学生もいたことを考えるとそのような気持ちになりやすい状況だったと思います。
繊細な心の持ち主ゆえに些細なことで悲しんだり怒ったりするでしょうし、その行動や心理は里親にも想像がつかず、何か突飛な行動を取った末に今回の行方不明事件に至ったのではないでしょうか。
壱岐市高校生行方不明事件についてのまとめ
・壱岐市で発生した高校生の行方不明事件は発生から19日後の3月20日、離島の原島の海岸で遺体が発見され、その遺体が行方不明の椎名隼都さんであることが判明した。
・ほかの里親からの証言では椎名さんは生前虐待されていた過去があるとして、ネット上では「里親の虐待に椎名さんが苦しんでいたのではないか」と噂されていた。
・虐待の事実は本人もホームステイ先の子供たちも否定している模様。
・離島留学のシステム的に里親の決定は運営委員会を通すことになっているので、前評判の悪いところに留学させるとは考えにくい。
・椎名さんは過去にも居場所がないと思い込んで衝動的に家出をしており、繊細な心の持ち主であることから、今回も自死にしろ事故にしろ突飛な行動をとったがゆえに事件に発展した可能性がある。
椎名さんがなぜ海に落ちてしまったのか。
目撃者が現れない限り真相は闇の中ですが、もし周りに突飛な行動を取るような子供がいたらちょっと声をかけてあげるだけでも、このような事件に発展することを防げるかもしれません。