大晦日の札幌の住宅街に猛獣出現です。
札幌市中央区円山西町2丁目で12月31日の午後12時ごろヒグマの目撃情報が相次ぎました。
ヒグマは現在も付近をうろついているおそれがあります。
これで札幌市におけるヒグマの目撃例は123例目です。
今回は出没したヒグマの映像・画像、出没した場所やなぜ札幌市にヒグマが多く出没するのか。その原因と対策について調べてみることにしました。
過去には札幌市でヒグマによる死者も出たそうでせっかくの大晦日ですが、付近の住民は外に出るのが危険な状態となっています。
Contents
今回ヒグマが出没した場所は?
今回ヒグマが出没した場所は札幌市中央区円山西2丁目という場所で地図ではこの位置になります。
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閑静な住宅街で近くに森があり、自然と共存したような街並みです。
自然豊かですが札幌駅は直線距離で5km程度とそこまで中心街から離れていません。
近くには円山動物園があります。
厳密にはこの場所のようです。👇
なぜ札幌市はヒグマの出没が多い?その原因は?
札幌市にヒグマが出没するようになったのは実は昔からで、札幌の東区や南区では頻繁に出没していたようです。
ただ、札幌の中央区に出没するようになったのは2011年頃からで、北海道大学獣医学研究科の坪田教授によれば下記の原因により、札幌の中心近くまでヒグマが出没するようになったようです。
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①餌となるドングリが山間部であまり取れなくなったので、市街地のクルミや残飯目当てで来るようになった。
②ハンターの減少もあり、生息域が拡大しやすくなり、人をあまり恐れないヒグマが増えた。
これらの条件が重なって今回のように中央区にまでヒグマが進出するようになったということですね。
(参考;https://imidas.jp/jijikaitai)
あとマップを見て思ったのは札幌の中心部でさえも森と隣接しているところが多く、クマが進出しやすい地形になっているところです。
元々ヒグマが住んでいた地域に人間が来て住処を奪ったがためにこのようなことが起こっているのでしょうが、ヒグマとすみ分けがちゃんとできるように森と住宅街をしっかり分けれるコンクリートの壁のようなもので仕切ることができれば、少しは住宅街への侵入を防げるのではないでしょうか。
広範囲でお金すごいかかりそうですけど…。
街にヒグマが出現!その対策は?
もし、自身の住んでいる街にクマが出現したら私たちはどのように対策をすればいいのか?
札幌の方々はヒグマが出没したときにどのように過ごしているのか気になったので、調べてみたところ過去の資料にどのような対策をとるべきか書いてあったので、それらを下記にまとめました。
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①外に生ごみなど食品関係のゴミを放置しない。(ペットのエサも外に置かない)
②情報収集をする。
③不要な外出を避ける
(参考資料;https://www.uhb.jp/news、https://www.city.sapporo.jp.pdf)
人間の食べ物を口にしてしまうとそれに執着してしまうようで、外に生ごみを放置するとヒグマが寄ってきてしまうのだとか。
要は食べ物のニオイをさせるようなものは全て家の外に置かず、室内にしまっておいた方が良いということですね。🐻
円山動物園があるので、他の動物のエサ目当てに動物園に近寄るかも!?
今現在出没しているクマの画像や映像は?
大きさ2mクラスという噂もありますが、実際のヒグマの映像や画像は残念ながらまだ公開されていません。
また、昼(12月31日12時36分)以降新たな目撃情報もないようです。
情報が入り次第随時更新していきます。
現在出現しているヒグマの映像はありませんでしたが、過去には札幌東区でヒグマが人を襲い4名に大けがをさせた事件があり、人を実際に襲っている場面から駆除に至るまでおさめられた映像がありましたので、ご紹介します。
一部ショッキングな場面がありますので、ご注意ください。
道を歩いていて振り返ったらヒグマ。
安心してその街で暮らすことができなくなりそうな映像でしたが、元々ヒグマが住んでいた土地を開拓して住んでいる私たち人間にとっては、襲われる覚悟も持ってこの土地で暮らさなければならないのかもしれません。
札幌市のヒグマ。過去には死者も
札幌市で頻繁に出現するヒグマですが、過去には2001年札幌市南区の定山渓豊羽鉱山付近でヒグマに襲われた男性が死亡、食害にあったという最悪のケースもありました。
札幌市の市街地及び住宅街で今のところこのような食害事件はありませんが、私たちはなるべく近づくようなシチュエーションを避けて行動しなければならないようです。
(参考;https://number.bunshun.jp)
これから大晦日の年越しカウントダウン、初日の出、初詣と外出するイベントが多いですが、ヒグマの出現地域に住んでいる方々は細心の注意を払って年を越していただき、どうか無事に新年を迎えられるようお祈りいたします。🥺