今回注目したい方は将棋界の第一人者羽生善治九段です。本日(6月16日)行われたB級1組順位戦にて山崎隆之八段に勝利し、前人未到の大記録1500勝を達成しましたが、気になるのはこの先何勝できるのか、いつまで現役を続けられるのかというところです。
①そもそも棋士の引退は何で決まるのか?
②羽生善治九段はどこまで勝てそうか?
③羽生善治九段の若い頃ってどんな感じなのか?
④藤井聡太九段は何歳で1500勝に到達できるか?
気になったことが色々出て来たので調べてみることにしました。
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そもそも棋士の引退は何で決まるのか?
そもそも羽生善治九段が何歳までできるのかわからないと何勝できるのかわかりません。棋士の引退は何歳で引退なのでしょうか?定年とかあるのでしょうか?
実力者は自分で決められる?
日本将棋連盟の規定によれば定年はフリークラス(C級2組以下のこと)であれば60歳まで。宣言した場合は65歳で定年。強制的に引退になります。ここで言う宣言とは昇級チャンスを捨てることを意味します。
また、一度昇格したにも関わらずC級2組以下に転落した場合は10年以内に再度昇格しないと引退になります。
逆にいえば実力者でC級2組以下に落ちなければいつまでも将棋を指せるということになるんですね。
やめどきを決められるのは実力者の特権と言ったところでしょうか。ということは羽生九段の場合は生涯現役ってことかも!?
羽生善治九段はどこまで勝てそうか?
羽生九段はこのままいくとどこまで勝ち続けることができるのか?生涯現役となるともしかしたら80代になってもプロ棋士の可能性が出てくるので、一番棋士を続けた方を参考に考えてみましょう。
最年長記録保持者と同じくらい将棋を指すと仮定
最年長の伝説棋士といえば”ひふみん”の愛称で知られる加藤一二三さんですね。77歳5ヵ月まで現役を続け、数々の最年長記録を更新したお方です。この加藤一二三さんと同じくらい羽生善治九段が将棋を指し続けた場合どこまで勝てるのでしょうか?
羽生九段は生涯で○○○○勝
羽生九段が加藤一二三さんと同じ77歳5か月まで現役を続けた場合、通算2555勝できる計算となりました。
もう2位を大差で引き離すとんでもない数字ですね。
ただ、これは今の勝率を維持した場合の勝ち数なので。年齢を重ねるとともに加藤一二三さんと同じくらいの勝率と対局数になっていくと仮定するならば
残り25年9か月(羽生九段は1500勝達成時51歳8か月)で673試合、勝率52.9%とすると356勝し、通算で
1856勝
は達成できるのではないでしょうか。
1800勝超えるだけでも”怪物”と言われた昭和の将棋界を代表する棋士大山康晴さんを大きく引き離す大記録ですから、一体どこまでいくのか楽しみですね。
羽生善治九段の若い頃の画像まとめ
ここで若かりし頃の羽生九段がどんな感じだったのか気になったので、調べてみることにしました。
羽生九段がプロ棋士となったのはなんと15歳。まさに神童ですが、それよりも前、小学生の頃から注目されていました。↓↓↓
わかっ!ていうかメガネかけてない羽生九段初めて見ました。メガネテンプレだと思っていたので、ちょっと衝撃。かけてないだけでだいぶ印象違いますね!ちなみに1984年の映像です。
「恐怖の赤ヘル少年」と呼ばれていた小学生時代の羽生九段。すごい楽しそうに将棋を指していますね。この頃から片鱗を見せていた模様。カープファンだったのか(笑)。
↑↑↑時は流れて15歳でプロ入りしたころの羽生九段。この頃にはすでにメガネをかけていますね。暗い中でも棋譜を読んだり研究して目が悪くなったのでしょうか。今の羽生九段の面影がありますね。
↑↑↑羽生善治九段が五段に昇段した高校生時代の写真です。この青年がのちに伝説のNHK杯で大山康晴、加藤一二三、谷川浩司、中原誠という歴代名人を立て続けに破り優勝するという漫画みたいな勝ち方をするとはこの頃はまだ誰も知らないのです。
いえることはメガネかけてないころの羽生九段はイケメン君ですね。
あとカワイイ( *´艸`)
藤井聡太九段は何歳で1500勝到達できるか?
羽生善治九段が51歳8か月で1500勝を達成しましたが、”新たなる神童”藤井聡太九段の場合は何歳で1500勝に到達するのでしょうか?
歴代の名人の勝率の変化を見ても今のままの勝率でいくとは考えにくいので、羽生善治九段と同等の7割で計算します。
すると藤井聡太九段の1500勝到達は29年後の2051年10月頃。49歳4か月で達成とでました。
内容としては羽生九段と同じ年間平均59.6試合と仮定し、勝率7割なので41.76勝。現時点で269勝していますから残り1231勝。約29年5ヵ月後に1500勝達成する計算となりました。
19歳11か月+29年5ヵ月=49歳4か月
もし7割以上の勝率を今後10年キープできるようでしたら更に達成が早くなりますし、藤井聡太九段の今までの活躍を考えると40代での1500勝もやってのけそうな感じで末恐ろしいですね。
羽生善治九段の1500勝と今後についてのまとめ
羽生善治九段の1500勝と今後についてのまとめ ・プロ棋士の引退はC級2組以下のフリークラスに降格してから10年以内に昇格できなかった場合。またはフリークラスのまま60歳を迎えるか、宣言して65歳までフリークラスだった場合、引退となる。 ・羽生善治氏が加藤一二三さんと同じようにプロ生活を続けると仮定すれば1800勝以上となり、大幅に自己記録を更新するものと思われる。 ・羽生九段は小学生の頃トレードマークのメガネをかけておらず、イケメンでかわいい少年だった。 ・藤井聡太九段は羽生九段と同じ勝率7割になると仮定した場合、羽生九段の1500勝に29年後の49歳4か月で達成するものと予想される。
羽生九段がどこまで勝ち続けるのか?藤井九段もどこまでいくのか?記録も大事ですが、二人とも将棋を指し続けられるようにいつまでも健康でいてほしいですね。