9月2日に俳優の古谷一行さんが亡くなられたとのニュースが入ってきました。
実際に亡くなられたのは8月23日とのことで78歳の生涯でした。
今回、古谷さんを追悼するとともに
①今までの経歴
②古谷さんの死因
③若い頃の画像
を振り返ってみたいと思います。
Contents
古谷一行(ふるやいっこう)さんのプロフィール
本名:古谷一行(かずゆき)
生年月日:1944年1月2日
血液型:A型
出身地:東京市浅草区
最終学歴:中央大学法学部
所属事務所:フロム・ファーストプロダクション
古谷一行さんと言えば「金田一耕助シリーズ」や「金曜日の妻たちへ」「失楽園」でおなじみの渋い二枚目俳優さんですね。
ちょっとニヒルで達観したような印象がある俳優さんでした。
私生活では1973年に2歳年下の一般人女性(CAとの噂があるが不明)と結婚。
奥様との間に長男が誕生。
その長男とはロックバンドDragon Ashのボーカル降谷建志さんのことです。
また、古谷さんの伝説といえば浅井理恵さんとの不倫発覚後の記者会見です。
土曜ワイド劇場(テレビ朝日)「混浴露天風呂連続殺人」シリーズで共演したセクシー女優浅井理恵さんとの不倫が本人によって暴露されたのです。
その暴露を受けて古谷さんがとった行動は
「潔く認めること」でした。
不貞行為をした古谷さんも悪いとは思うのですが、あの「はい、やりました」発言はマスコミの凸を跳ね返す鉄壁の防御とも言えるものです。
一方で暴露した浅井理恵さんは有料の記者会見を開くとしたものの、有料ということでマスコミや世間からバッシングを受けました。
今思えば古谷さんの開き直りであり、セクシー女優に対する見方が今よりも厳しかったのではないかと思いますが、見方を変えれば「普通否定するところを認めてしまった」のですから、とても潔いものです。
最近の芸能人の不倫のニュースになると大抵男性が大バッシングを受け、メディア露出が少なくなっていく傾向にありますが、古谷さんはそのピンチを逆にチャンスに変えてしまった好例と言えるでしょう。
古谷さんの死因はガン?
古谷さんの死因については現在公表されていません。
古谷さんは元々愛煙家で友人が肺がんを患ったため、自身も2011年に定期健診を受診したところ肺がんが発覚しました。
胸膜にあったガンを摘出し、2012年に職場復帰するも2014年に再び脳に転移が認められたため、放射線治療を行い、そのときも完治したとの報道がありました。
他にも2020年に胃がん(全摘)を患っていたこともあり、ガンと闘う晩年だったことがうかがえます。
所属事務所の発表では
「病克服後、次なる挑戦に向けて、家族の見守りと共にトレーニングに通う日々を送っておりました矢先、この度の訃報となる予期せぬ出来事に見舞われてしまいました」
「余りにも突然な事に、ご遺族のご心痛は、計り知れないものでございます」
出典:中日新聞
という発表でした。
この文面から察するに「ガンではない?」と思いますが、日経メディカルで興味深い記事が見つかりました。
その内容は「ガンでも突然死する」という内容のもので以下のとおりです。
豪州の約1万2000人(77%が癌患者)のデータで、比較的全身状態が保たれていた人が1週間以内に急変して亡くなった例を突然死と定義すると、478人(4%)が突然死していたと報告されている(以下略)
突然死の要因はPTTM
出典:日経メディカル Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」
PTTMは(中略)肺動脈腫瘍塞栓症の特殊な型なんだ。(中略)結果として、肺高血圧、肺性心となり数日の経過で亡くなることが多い。(中略)悪性腫瘍死の剖検例では約3%に認められており、その原因は胃癌が最も多く、他にも乳癌、大腸癌、膵癌などが報告されているよ。
特殊な例ではありますが、もしかしたら胃ガンに起因するものだったのでは?と思うような内容でしたね。
古谷一行さんの若い頃の画像
今ではすっかりイケてるおじ様の古谷一行さんですが、若い頃はどのようなお姿だったのか振り返ってみたいと思います。
1982年のレコードジャケットの古谷さんです。
割れアゴで自然に後ろに流した髪がセクシーかつダンディですね。
というか古谷さんが歌っているイメージが無さ過ぎてギャップがあります。
意外と高い声で想像していたのと違いました。
終わりがあるから人生が素晴らしく感じる。
古谷さんも病床でこの歌のことを思い出していたかもしれません。
大河ドラマ「新平家物語」で平経盛を演じた当時27歳の古谷さんです。
メイクしているのもあるでしょうけど、眉毛が太くて目元もキリっとしていて格好いいですね。
これが今確認できる一番若い古谷一行さんでした。
名優たちとの共演を象徴する写真ですね。
写真は1979年の金田一耕助の冒険のクランクインの一コマです。
あえてちょっとキメ顔をするというお茶目な面もある古谷さんでした。
当時33歳。
20代っぽい古谷さんの画像がありましたが、いつのものか不明。
”金田一”古谷一行死去。経歴と死因、若い頃の画像まとめ
”金田一”古谷一行死去。経歴と死因、若い頃の画像まとめ ・古谷一行さんは金田一耕助シリーズや土曜ワイド劇場、失楽園などで人気を博した俳優。 ・死因は公表されていないが、所属事務所の発表は突然死を思わせるような内容だった。 ・古谷さんは晩年ガンと闘っており、ガンに起因する突然死もあるとのこと。 ・古谷さんの若かりし頃の画像は少ないが、20代の古谷さんも貫禄があり、ダンディな風貌だった。
70~80年代当時「映画なら石坂、ドラマなら古谷」と言われたほど金田一耕助をきっかけに一世風靡した古谷一行さん。
思えば古谷さんは常に何かしらの事件の影にいつもいるようなイメージでしたね。
アニメ界では江戸川コナン、人間界では古谷一行さん。
天国では事件がないでしょうから、やっと落ち着けることでしょう。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。