今回注目したいのは2022年8月31日をもって閉店するアンナミラーズ高輪店です。
最盛期は関東に25店舗オープンしていたレストランで関東ファミレスの代表格でしたが、2000年代急速的に店舗が減少していき、ついに高輪店が最後となりました。
そこで今回は
①なぜ閉店に至ったのか
②昔の制服はどんな感じだったのか?
③移転先はあるのか?
色々気になったので調べてみました。
みなさん一緒に確認していきましょう。
Contents
アンナミラーズとは?
アンナミラーズは1973年のアメリカ西海岸とハワイで誕生したペンシルベニア・ダッチスタイルの家庭料理をテーマにしたレストランです。
カタカナめちゃ並びましたが、ペンシルベニア・ダッチとは18世紀にアメリカに移住したドイツ人のことです。
創始者はその末裔にあたるスタンレー・ミラーさんで彼の祖母にあたるアンナさんの名前から取ってアンナミラーズという店名になりました。
ペンシルベニア・ダッチスタイルの家庭料理というのは具体的にはチキンポットパイのようなパスタを使った料理やパンケーキ、サンドイッチなど小麦粉をメインに使った料理、チーズやハム、ソーセージを使ったボリューム感のある料理や大きなデザートパイになります。
アンナミラーズといえば大きなデザートパイ(ホームメイドパイ)が名物ですよね。
お腹空いてきちゃいましたね(笑)。
日本では1973年6月13日に井村屋グループがライセンス契約を取得し、アンナミラーズ日本第一号店を青山にオープン。
当時の井村屋社長がデザートパイに感銘を受けたのが始まりだそう。
毎年1店舗ずつ出店し、徐々に規模が拡大していきました。
アンナミラーズはなぜ閉店に至ったのか?
1973年に第一号店を青山に出店してから徐々に店舗を拡大し、順風満帆に見えたアンナミラーズでしたが、2000年代から一気に苦境に立たされます。
その理由はデフレに伴うファストフードの台頭で価格競争に負けてしまったからです。
吉野家やマクドナルドが安く商品を提供している中で、アンナミラーズではパイ1ピースで約700円、軽食メニューでさえ最高1500円の価格だったので、生き残ることができなかったようです。
同じファミレスのサイゼリアでさえワンコインで一品買えるくらい安さですから、アンナミラーズにあまり足が運ばなくなるのも仕方がないのかもしれません。
2000年代立て続けに閉店し、最後に残った高輪店も2022年8月31日をもって閉店となりますが、高輪店の場合は経営不振ではなく、品川駅西口基盤整備事業のため、国土交通省から移転要請があり閉店するそうです。
理由が経営不振でなくてちょっとホッとしますね。
無くなるのはさびしいでしょうけど。
アメリカではハワイ州ホノルルで現在もオープンしているので、どうしてもアンナミラーズの料理を食べたい場合は高輪店に駆け込むか、ハワイ旅行ついでにアンナミラーズで食事を取るのが良いでしょう。
ただ、日本のアンナミラーズは井村屋が独自運営しているので、アメリカのアンナミラーズのメニューや味付けとは若干違いがあるかもしれません。
アンナミラーズの昔の制服はどんな感じだったのか?
アンナミラーズといえば男女に人気な”制服”ですね。
特徴的なのがアンダーバストの下までシャツがむき出しになっているエプロンとヒザ上のミニスカートです。
この制服はドイツの民族衣装「ディアンドル」をモデルにデザインしたそう。
かつてモデルの梅宮アンナさんや女優の壇蜜さんがこの制服を身にまとっていたようですから、きっと超絶可愛かったことでしょう。
ハイウエストでスカート履いたり、リボンも高い位置にあるので結構足長に見えるので、スタイル良く見えますね✨
たぶん画像はないだろうなと思っていたら、壇蜜さんがアンナミラーズのコスチュームをしている画像がありました。↓↓↓
たしかにそうなんだけど、なんか違う…。
(´-ω-`)
↑こんな妖艶な新人はまずいない(笑)
ちなみにコスチュームがオレンジなのは1年目の新人さんが着用するものだそう。
さすが経験者ですね。
話はだいぶ脱線しましたが、昔のアンナミラーズの制服は今と違うのでしょうか?
画像は1994年刊行のアンナミラーズに関する書籍の1ページです。
いちファミレスが注目されることってなかなか無いことですね。
絵にして解説してくれるとより素晴らしさが伝わります。
「リボンタイプはリーダーと呼ばれる子のみ着用を許されている」というところが昔の「上級生はピアスしてよい、髪染めて良い」というよくわかんない生徒たちで作った校則みたいで面白いです。
↑の絵から実際飛び出してきた森高千里さん。
超絶スタイル良すぎて逆に笑ってしまう。
上の子はリーダー格ということでリボンタイプを本当に着用していますね。
94年のようです。
女優の常盤貴子さんもドラマでアンナミラーズのコスを着ていました。↓↓
蛍光色強めですね。
従来のものと若干違うような。それにしてもかわいい💛
昭和のアンナミラーズ↓
内装的に青山店でしょうか。
スタイルは今とほとんど変わらないようですね。
それだけ支持されてきたのでしょう。
これが今日のアキバのメイドスタイルの源流になったのもうなづけます。
ちなみに本場アメリカは↓↓↓
こちらはワインレッドの制服ですね。海外の方が着ると体格のせいなのか違った雰囲気に見えます。
色もワインレッドなので落ち着いた雰囲気になりますね。
現在高輪店でも主流はワインレッドでピンクやオレンジはリーダー格の人が着るようです。
制服は変わらなくても店内の決まりは壇蜜さんの頃から変わったんですね。
アンナミラーズは今後は?
アンナミラーズの今後は未定ですが、集客力の見込める立地であればアンナミラーズを復活させる考えがあるようです。
井村屋グループとしては「アンナミラーズを止めるつもりはない」としているので、是非かわいい制服やペンシルベニアダッチの家庭料理を絶やさないでほしいですね。
1店舗でも良いからどこかでお店を構えてほしい。
移転先は未定ということですが、関東で根強いファンがいるようなので、もう一度復活すれば関東近郊であればお客様は結構来るのではないでしょうか。
それか「集客力が見込めるという点であれば」大阪、名古屋、札幌、福岡などの主要都市でアンナミラーズが復活するかもしれません。
どこに出店するのか楽しみですね。
価格はできれば低価格でとお願いしたいところですが、そこは料理の独自性とお店の話題性で工夫することでしょう。
アンナミラーズの閉店や今後、昔の制服についてのまとめ
アンナミラーズの閉店や今後、昔の制服についてのまとめ ・アンナミラーズはペンシルベニアダッチの末裔であるスタンレーミラーさんが創設したペンシルベニアダッチ風家庭料理のお店である。由来は祖母のアンナミラーさん。 ・アンナミラーズが閉店した理由はデフレに伴う価格競争で勝てなかったから。ただし、最後の高輪店は品川駅西口の整備計画のため、国交省から移転要請があり閉店することとなった。 ・アンナミラーズの制服は胸元が開いたエプロンとミニスカートが特徴的な可愛い制服でドラマやアニメなどでも登場するとても人気の高い制服である。 ・制服は老若男女に支持され昔から変わらず、目の保養となっている。 ・アンナミラーズの今後は集客力の見込める土地があれば、その地で復活させる可能性があるとのこと。 ・現在アンナミラーズのデザートパイはhttps://www.imuraya-webshop.jp/shop/c/c1070/で注文可能だったが、現在注文が殺到している状態で近日再開予定。
アンナミラーズに栄光あれ。