国民的俳優の堺雅人さんが28年間所属していた田辺エージェンシーを2022年12月31日をもって退社していたことが1月5日芸能事務所関係者への取材で明らかになりました。
堺雅人さんと言えばドラマ「半沢直樹」「真田丸」「リーガルハイ」など数多くの印象に残るドラマで主役を演じ、日本で知らない人はいないくらいの国民的俳優となりました。
その順風満帆な堺雅人さんがなぜ今回独立を決めたのか。表向きは「専属契約期間満了のため」となっていますが、何か別の理由があるのではと思い、調べてみることにしました。
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堺雅人さんが所属事務所から独立した理由は?
今回堺雅人さんが長年お世話になっていた所属事務所から退社を決めた理由は何なのか。
堺雅人さん本人からその理由についてまだ語られていませんが、調べてみて考えられる理由が2つ浮かび上がってきました。
①金銭面で堺雅人さんの取り分が多くなる。
独立する最大のメリットは収入面のアップと言うところでしょう。
どんな大物芸能人でも事務所に所属している以上は100%自分の取り分にすることはできません。
リスク管理、スケジュール調整、仕事の獲得、レッスン、税金対策等マネージメントを行っているのですから当然ですよね。
ただ、堺雅人さんのクラスになるとそれらは全て自分で行うことができるレベルにあり、国民的俳優ですから独立しても起用されないことはありません。
事務所から退所することによって節税※になり、事務所の取り分がなくなるので収入面で大幅なアップが見込めます。
※個人事務所にすると節税になる
事務所に所属しているうちは事務所と個人事業主で業務委託契約を結んだかたちになり、所得税により最大45%が給料から引かれる形になる。
一方、個人事務所を立ち上げることで所得税ではなく、法人税がかかるようになり法人税率は23.2%なので、節税対策がしっかりできれば所得アップにつながる。
(参考:https://kigyolog.com)
また、それに関連して携帯電話など通信費、自宅の家賃、自家用車など全て仕事で使うものとして経費にあげれば利益が下がるので、その利益に対してかかる税金が安くなる点もメリットになるとのことです。(参考:SaasLOG)
ユーチューバーが良くやっていることですね。
堺雅人さんの年収が推定3億8000万円(参考:芸能事務所.com)とのことですから、事務所取り分の中央値50%とすれば単純計算で独立すれば7億6000万円。そこから引かれる税金が法人税に変わって23.2%とすれば約5億8,300万円。
事務所所属時代の3億8000万円のときは所得税45%引かれますから2億0900万円だとすると、2倍以上年収がアップすることになります。
他人の給料ですけど計算してこちらもお金持ちになった気分になりました。計算するの楽しいですね(笑)
私だったら信頼できる行政書士さんにお願いして、その行政書士さんに多額の年収を払って税金対策お願いしちゃいますね。それでもお釣りは充分あるはず。
②堺雅人さん自身で仕事を選べる
もう一つ個人事務所を立ち上げるメリットとしては堺雅人さん自身で仕事を選べるという点です。
事務所やスポンサー絡みでどうしても受けなければいけない仕事、いわゆる”しがらみ”がありません。
妥当な仕事が舞い込んでくれば基本受けるのでしょうけど、堺さんのポリシー的にどうかと思うものや、体調が優れなかったら受けないという選択も可能になるのです。
堺雅人さんのクラスになれば仕事も選べるような立場にあると思うので(芸能事務所に所属していた時から選べていたかも)、よりマイペースに仕事ができます。
精神面でも良い影響が出てきて仕事がより充実するのではないでしょうか。
堺雅人さんの個人事務所の名前は?
堺雅人さんが近日立ち上げ予定の個人事務所の名称ですが、まだ決まっていないようです。
こちらに関してはわかり次第情報を更新していきます。
SMAPの中居さんは「のんびりなかい」、とんねるずの木梨憲武さんは「キナシコッカ」など自身の名前を事務所名に入れている人もいれば、米倉涼子さんのように「デサフィオ」とクールな名前にしている人もいます。
俳優さんたちは今までの傾向を見ると自身の名前を事務所名に含めない傾向にあるので、堺雅人さんの個人事務所名は「さかい」が含まれない全く違った名称が予想されます。
どんな名前になるのか、看板を立ち上げるのか、楽しみですね。
堺雅人さん所属事務所退社独立理由や個人事務所名のまとめ
【堺雅人さん所属事務所退社】独立理由や個人事務所名のまとめ ・堺雅人さんが2022年12月31日付で28年間所属した大手事務所田辺エージェンシーを退社、独立した。 ・堺雅人さんは今後個人事務所を立ち上げる見通しだが、その理由は節税や事務所取り分がなくなることによる収入アップと仕事が選べるようになるからである。 ・堺雅人さんの個人事務所名はまだ公表されていない。
個人的にはリーガルハイの古美門研介役がすごい好きで、また続編がでたらいいなと思っているのですけど、個人事務所設立に伴いご自身で仕事が選べるようになるのだとすると「ひたすらセリフを覚えて読んだ」「やりがいのない1年だった」と語っていたリーガルハイや半沢直樹はもうやってくれないように思えて残念です。
また、推定3億8千万を超える年収についても、単純計算で個人経営になっても据え置きで計算していますから、事務所の働きあってのあの年収だったとすると意外と年収がそこまで変わらないのかもしれません。
いずれにせよ個人事務所設立、独立が堺雅人さんにとってどのような転機となるのか。今後も目が離せません。