本日注目したいのは大阪桐蔭高校吹奏楽部です!今週土曜日(3月26日)夜7時放送の世界一受けたい授業(日テレ)に再び出演します。
今回は高校吹奏楽部としては公演数1位を誇る大阪桐蔭高校吹奏楽部の入部条件とその卒業生の進路先についてまとめてみたいと思います。
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大阪桐蔭高校とは
中高一貫校の名門ですね!学力では偏差値は52~70で京大東大合格者を毎年輩出、スポーツでは言わずと知れた野球の名門になります。春夏合わせて5回全国制覇しており、当然プロ野球の有名人が多い高校ですね。
桐蔭って全国にある?
話が脱線しますが、桐蔭って大阪だけじゃないよね?と思ったので、調べてみたら桐蔭の名を冠する学校名は横浜にも和歌山にもドイツにもありました。世界の桐蔭ですね(笑)
ただ、横浜とドイツは学校法人桐蔭学園が運営しているのですが、大阪と和歌山はそれぞれ法人が違いますし、和歌山に至っては県立です。「桐蔭」って名前みなさん好きなのかな。なんか優秀そうな名前ですよね。
入学金大体いくらくらいかかる?
大阪桐蔭高校の学生になるためには一体いくらかかるのでしょうか?調べてみたら入学時にかかる費用は入学金で20万円。その他で27万4千円でした。その他はおそらく制服代や寄付金と思われます。
ちなみに授業代は62万円ですから初年度100万円オーバーです。私立なのでそれくらいはかかるのでしょう。今思うと私も私立出身だったので、裕福とはいえないのに卒業させてくれた両親に感謝です。
大阪桐蔭高校吹奏楽部とは
野球のイメージが強い大阪桐蔭高校ですが、文化部では吹奏楽部が超有名だったんですね。たしかに甲子園の応援にも吹奏楽は欠かせないですもんね。どんなにすごいところなのでしょうか?
公演数日本一
年間80回を超える公演は吹奏楽部として超名門の大阪府立淀川工科高校よりも多い公演数です。ってことは学業もやりつつ、公演も多いから勉強との両立がすごい大変そうですよね。それに加えてスポーツ部の応援にも駆け付けるので、倒れないか心配です(-_-;)
ちなみに世界的に有名なウィーン国立歌劇場やカーネギーホールで公演もしています!!ここにも世界の桐蔭(笑)
コンクール受賞多数
下記のように毎年何かしらの賞をとっている高校です。なんか賞の字が並びすぎて目がくらくらします。
平成22年度 | 第58回全日本吹奏楽コンクール 金賞 第23回全日本マーチングコンテスト 金賞(3年連続出場) 第34回全日本アンサンブルコンテスト 出場 |
平成23年度 | 第59回全日本吹奏楽コンクール 金賞(3年連続金賞受賞) 第35回全日本アンサンブルコンテスト 出場 |
平成24年度 | 第15回ミッド・ヨーロッパ国際青少年吹奏楽コンクール 全部門総合グランプリ 第25回全日本マーチングコンテスト 金賞 |
平成25年度 | 第61回全日本吹奏楽コンクール 銀賞 第26回全日本マーチングコンテスト 金賞 第37回全日本アンサンブルコンテスト 出場 |
平成26年度 | 第62回全日本吹奏楽コンクール 銀賞 第42回関西マーチングコンテスト 金賞 カーネギーホール公演 セントパトリックパレード招聘参加 |
平成27年度 | 第63回全日本吹奏楽コンクール 銀賞 第21回日本管楽合奏コンテスト 最優秀賞 |
平成28年度 | 第22回日本管楽合奏コンテスト 文部科学大臣賞・最優秀グランプリ賞 第64回全日本吹奏楽コンクール 金賞 第18回全日本高等学校吹奏楽大会IN横浜 連盟理事長賞 |
平成29年度 | 第20回ミッド・ヨーロッパ国際青少年吹奏楽コンクール 全部門総合グランプリ 第65回全日本吹奏楽コンクール 銀賞 第23回日本管楽合奏コンテスト 特別演奏 赤松憲樹賞 第19回全日本高等学校吹奏楽大会in横浜 連盟会長賞・横浜市会議長賞 |
平成30年度 | 第68回関西吹奏楽コンクール 金賞 第66回全日本吹奏楽コンクール 銀賞 第24回日本管楽合奏コンテスト 最優秀グランプリ・文部科学大臣賞 第20回全日本高等学校吹奏楽大会in横浜 連盟会長賞・横浜市長賞・遠山杯(準優勝) |
令和元年度 | 第25回日本管楽合奏コンテスト 昨年度最優秀グランプリによる特別招待演奏 |
強さの秘密は?
なぜ、こんなにも賞が獲れる強豪校へと駆け上がったのでしょうか?その強さの秘密とは一体何なのでしょうか?
大阪桐蔭高校吹奏楽部は2005年に創部され、当初スポーツの応援を行うという目的で立ち上げたみたいですが、2006年に梅田隆司さんが総監督に就任すると、その年にいきなり全日本吹奏楽コンクールで銀賞を獲得します。ちなみに創部からわずか二年で全国大会出場は史上最速のようです。
まさしく梅田隆司さんがキーマンなのではないでしょうか。指揮をとってからいきなり音楽コンクール出場だけでもすごいのに、ましてや銀賞を獲得してしまうんですから。
梅田さんは大阪市内の公立中学校で音楽教師として28年間指導してきた方です。大阪音楽大を卒業し、中学生の部のコンクールで過去に銀賞を3回受賞してきた実力者なので、コンクールの経験が豊富でどのようなチームが金賞を取れるのかよく研究していたのではないでしょうか。
あともう一つは実際に音楽界で活躍する指導者や奏者の指導を受けられる点も大きいのではないでしょうか?プロの現場を伝えてくれる人がいるということは肌で音楽に触れることができるということでしょう。
大阪桐蔭高校吹奏楽部の入部条件とは?
輝かしい実績を誇る大阪桐蔭高校吹奏楽部ですが、入部するのに条件はあるのでしょうか?だれでも入部できるのでしょうか?私が通っていた中学校や高校は未経験でも入部できました(笑)。
結論、この部活動は誰でも入れるわけではありません。以下のような流れで入部できるか決まるようです。
①まず中学校の部活動推薦が大前提
②入部説明会&演奏会を経て演奏試験、面接、成績提出を行う。
③合格者はⅢ類の部活動推薦枠で大阪桐蔭高校の入学試験の受験資格を得る。
↑これらの流れが入学前に必要です。吹奏楽部に入部するために受験2回もするんですよ?プレッシャー半端ないですよね。
希望者は250人集まり合格者は半分以下の60名。しかも集まる方は当然中学校の推薦を受けている吹奏楽経験者ですから、未経験の方はとても入れるようなところではありません。ある意味オーディションですよね。
そして選び抜かれた方々がこちらです↓
ポカリスエットのCMで有名なYOASOBIの群青を見事に再現しています。それにしても楽器だけじゃないんですね。ボーカルの子の歌もうまい!奏者も振付しながら演奏してます。
大阪桐蔭高校吹奏楽部卒業生の進路は?
吹奏楽部の卒業生たちはどのような進路を選択しているのでしょうか?音楽に関係することなので、音楽大に進む人がほとんどなのでしょうか?
フタを開けてみると全くそんなことはありませんでした。
同校吹奏楽部の卒業先の進路を調べると音楽大に進学する人も若干名いるようですが、他にも東京芸術大や同志社大、関西学院大学などなど多岐に渡ります。
必ずしも音楽の道に進むわけではないんですね。ただ、東京交響楽団や神奈川フィルハーモニー管弦楽団に就職した奏者は過去に2名います。
卒業しただけで有利?
実際に吹奏楽部を卒業すると進学や就職面で有利な点はあるのでしょうか?
調べてみましたが、就職に有利だとか進学に有利という情報は見当たりませんでした。ただ、近年知名度が急上昇している部なので部活動推薦がもらえれば、進学に有利かもしれません。また、有名私立校は講師陣の層が厚かったりするので、勉学のサポートも受けれることを考えると学校自体が進学に有利になります。
公演はどこで見れる?
どこでこの素晴らしい公演を聴くことができるのでしょうか?
公演に足を運びたい場合は「大阪桐蔭高校吹奏楽部 演奏会情報」で検索。すると「演奏会情報|大阪桐蔭高校吹奏楽部」がヒットするので、それをクリックすればホームページに移動します。その中の「演奏会情報」でいつどこで行われるのか、チケット代はいくらなのか知ることができます。大阪の高校なので、基本的に関西近郊で演奏することが多いですね。
大阪桐蔭高校吹奏楽部が世界一受けたい授業に再出演!
そんな狭き門の大阪桐蔭高校吹奏楽部ですが、今週土曜日(3月26日)夜7時放送の「世界一受けたい授業」(日テレ)に再び取り上げられます。今回は部員194名で行う涙の卒業公演に密着。有終の美を飾れるか注目です。
まとめ
今回、大阪桐蔭高校吹奏楽部の入部条件とその卒業生の進路先についてまとめました。涙が出るくらい精一杯青春できる良い部活動なのでしょうから、入部希望者が後を絶たないのも納得です。
あと制服かわいい( *´艸`)
機会があれば公演にも足を運んでみたいですね。(*^-^*)
おわり。