今回注目したいのはNBAでスポーツ選手ではなくダンサーとして活躍している小笠原礼子さんです。
チームの引き立て役と言う感じであまり知られていないかもしれませんが、スタイル抜群の美人さんです。
今回はこの小笠原礼子さんの経歴、NBAダンサーにどうやってなったのか、NBAダンサーは年収どれくらいなのかなどなど気になったので、まとめてみました。
一緒に確認してみましょう!
Contents
小笠原礼子 プロフィール
生年月日 1986年3月24日
出身地 青森県南津軽郡藤崎町
所属チーム
デビルス(2008~2016年)
サンロッカーズ渋谷(Bリーグ;2017~2020年)
NBAデトロイト・ピストンズ(2021年~)
小笠原礼子の学歴は?
小笠原さんはどのような学歴を経てチアダンサーとして活躍するようになったのでしょうか?
高校は弘前中央高校
小笠原礼子さんの出身高校は青森県立弘前中央高校※です。
同校に進学した理由は学校案内でチアリーディングの衣装を見たことがきっかけのようです。
チアリーディング部に入部後、2003年に青森県内でアジア冬季競技大会のオープニング演技に出演するため、日本チアリーディング協会の指導者の指導を受けたことでチアの楽しさを感じ、指導者の道を志すようになります。
※青森県立弘前中央高校
設立は1900年。一時期女子高だったが、95年に男女共学を再開した学校。偏差値は61とそこそこ高い。同校出身の有名人としてはソフトボール女子日本代表の斎藤春香や漫画「ドメスティックな彼女」や「グッドエンディング」の作者である流石景がいる。
入学と入部のきっかけが「チアの衣装」というのが何とも女子っぽいですね(笑)私や周りの友人も高校を決めるとき”制服が可愛いかどうか”は重要なポイントでした。
大学は東北学院大学
大学は東北学院大学※に進学します。大学では本格的に指導者の道に進むため、勉学に励み日本チアリーディング協会認定の指導者資格を取得します。
※東北学院大学
宮城県仙台市にある私立大学。キリスト教にルーツを持つ大学。偏差値は42.5~50。同校出身の有名人としては声優の山寺宏一やミュージシャンの大友康平、サッカー選手の奥山泰裕がいる。
大学に進学すると選択の幅が大いに広がると思いますが、ぶれずに高校生の頃の夢を本格的に進めようとします。芯の強さを感じますね。ちなみに2004年にはミス東北学院大学に選ばれたそうです。
NBAチアダンサーになるには?
大学卒業後は実績を作るためにチアリーディング社会人チームのデビルスに加入し、日本一にも輝いた小笠原礼子さんですが、どのような経緯でNBAを目指すようになったのでしょうか?また、どうすればNBAのダンサーになれるのでしょうか?
小笠原礼子がNBAダンサーを志したきっかけは?
元々大きな舞台でやるなら最終的にはNBAと学生時代の頃から考えていたという小笠原さん。サンロッカーズ渋谷所属時にアメリカのプロのダンスキャンプに参加したことで本格的にNBAへの道に進むことを決意したそうです。
NBAダンサーになる方法
NBAのみならずアメリカでダンサーとして大舞台に立つには当然オーディションは必須のものとなりますが、それ以外にも以下の点が求められます。
①ダンス経験者
バレエでもルンバでもヒップホップでもOKですが、体を大きく動かすダイナミックな踊りになるので、バレエやチアリーディング経験者が有利に感じます。
②日常会話の英語ができるくらいの英語力
英語で現地のアメリカ人とコミュニケーションが取れるくらいの英語力は必須となります。
中学生レベルの英語をまず身に着けているものとして、おすすめアプリは「Tandem」です。これはランゲージエクスチェンジと言う種類のアプリで英語を教えてもらう代わりにこちらも日本語を教えてあげるというもの。
無料で英語を学べるというところも嬉しいですね。iPhoneもandroidもどちらも対応しているので、興味ある方は”Tandem”で検索してみてください。
③21歳以上
時が経てば大丈夫。
④スタイルを整えること。
細すぎず太すぎずな健康的な体型を維持すること。すなわち小笠原さんのような体型を維持しましょう。
イメージが付きにくいと思うので、NBAプロバスケットボールチームのロサンゼルス・レイカーズのダンサーオーディションの動画を貼ります。
男性もいるのに驚きですね。性別の制限はないみたいですが、合格した方はいないようです。男性のダンサーが誕生したら一躍ニュースになること間違いなしですね!
準備も整っているのなら次はオーディションですが、Auditions Freeというサイトでオーディションに参加する方を募った掲示板があるようなので、そこで詳細な情報をゲットできるようです。本気で受けようと思う方はそこからググってみてください。 (https://www.auditionsfree.com/tag/nba-cheerleader-auditions/)
あとビザの取得も必要なのでお忘れなく。O-1ビザが必要なようです。
日本のチアダンサーとの違い
日本ではチアダンサーと呼ばれていますがNBAではNBAダンサーと呼ばれ、小笠原さん曰く”試合を盛り上げる”というところは同じだそう。ただ、NBAではよりパフォーマーとしてのクオリティーを求められているようでダンスのレベルはかなり高いそうです。
ヒールを履きながら踊ったり、アクロバティックなダンスもこなすので、身体能力の高さを求められる感じですね。私なんかヒールを履いて踊った日には捻挫しちゃいます(笑)。
過去にNBAで活躍したチアダンサー
NBAで活躍した日本人ダンサーは小笠原さんが初めてではなく、過去に海東奈月さんや小池絵未さんなどがいます。
他にも今NBAで活躍している日本人ダンサーは小笠原さんを除いて4人います。そう聞くと意外と多いと思うかもしれませんが、競争倍率10倍以上の狭き門をくぐっての大舞台なので、ダンスレベルはとんでもなく高いといえますね。
同時に日本人ダンサーのパフォーマンスレベルも年々上昇しているように感じます。
NBAダンサーの年収は?
とてつもなく狭き門を潜り抜けた小笠原さんですが、NBAダンサーの年収は一体どれくらいなのでしょうか?
アメリカンドリームともいいますから、「けた違いのお給料なのでは?」と思いきや意外と安いみたいです。
アメリカチアリーディングの給与形態は時給制と日給制かつ出演数によって変わるということなので、もし仮に時給制(アメリカのチアリーディングは時給1000円(驚))として小笠原さんがNBAの試合すべてに出演したとして下記のようになります。
時給1000円・NBAバスケ1試合3時間・年間試合数80試合(アメチア調べ)
年間24万円…。
日給制だと15000円(交通費、食事代込み)なので手取り8000~9000円。
最低の8000円として80試合すべて出るとすると
64万円…。
時給制よりマシですが、いずれにせよこれだけでは食べていけないので、基本的に副業としてやっている人がほとんどなようです。
ただ、メリットとしてはミスコンの出場や女優デビューのきっかけになったり、試合を間近で観戦できるなどの特権もあります。
小笠原さんの場合はアメリカで女優になったり、ミスコン出場が目的でチアリーディングしているわけではないでしょうから、本当にお客様を楽しませたり笑顔にさせるのが好きな生粋のパフォーマーなのでしょう。
アメリカで何か他の仕事をしながら夢の大舞台で活躍してくれたらいいですね!
日本のチアダンサーの年収は?
一方で日本のチアダンサーの年収はどれくらいなのでしょうか?アメリカより高いのでしょうか?
結論バスケットボール、バレーボール、野球など様々なところでチアダンサーは所属しており、給与形態もチームによってまちまちなので、一概にいくらとは言いにくいです。
日本のチアダンサーは日給制を採用しているところが多く、例えばプロ野球チームの読売ジャイアンツは日給制で約1万円です。(JOBZUKAN調べ)
年間でプロ野球は143試合あるので、単純計算で年収は約143万円になります。こちらもこれだけで生活していくのは大変なので、副業としてやっていく感じになりそうですね。
日給は約10000円程度のところが多いようなので、小笠原さんが所属していたバスケットチームのチアダンサーですと年間試合数は60試合なので年間約60万円です。
ただ、小笠原さんの場合はチアリーディングの指導もできる立場なので、講師としての収入もあるのではないでしょうか。
コロナ禍で変わった人生を特集
来週火曜日(4月12日)夜11時から放送のセブンルール(フジテレビ)では小笠原礼子さんが「コロナ禍で人生が変わった7人」の一人として出演します。
コロナ禍とどのように向き合い、難関と言われるNBAダンサーの座を勝ち取ったのか、小笠原礼子さんの夢を実現させる力の源は何なのかを知ることができそうですね。
まとめ
今回、小笠原礼子さんについて取り上げさせていただきました。小笠原さんがすごいと思うところは全く夢がぶれていないというところです。
学生時代に思っていたNBAの舞台に立ちたいという夢を30代半ばに差し掛かった今でもあきらめずにやりつづけ、ついには達成しました。
現在36歳なのでどこまでNBAの舞台に立てるのかはわかりませんが、念願の夢が叶ったわけですからできる限り立ち続けてほしいと思っています。
そしてこのアメリカでの経験が今後の指導にも活きてきて日本のチアリーディングの底上げにいずれ貢献するのではないでしょうか。
おわり。