今回注目したいのは福岡県の高速道路高架下に存在する謎の”雲”について。
8月7日19:00テレ朝放送の珍百景で取り上げられる予定ですが、なぜ高架下に”雲”という看板があるのか。場所はどこなのか。高架下の”雲”のように一風変わった面白い看板があるのか気になったので調べてみました。
みなさん一緒に確認していきましょう!
【注意】一部ネタバレとなる内容が含まれています。
Contents
福岡高速道路の下に謎の”雲”?
このお話を初めて聞いた方は高架下に本物の雲がある?と思った方がいるかもしれませんが、実際は「雲」と書かれた看板です。福岡の高速道路(福岡都市高速)と国道3号の高架下に”雲”と書かれた看板が1つだけでなく計3か所存在します。
これらの看板は鉄製で4点ボルト?止めされています。
誰が、一体何のために付けたのか?不思議ですよね。
雲がないのに「雲」。雲の代わりとなるものが必要だったのでしょうか?
坂の上の雲ならぬ高架下の雲
頭の中が雲で一杯になっちゃいますが、調べてみると福岡で有名なあるお祭りに関係しているのがわかりました。
高架下の雲は祭り用の雲
この謎の雲。実は福岡で有名なお祭り「博多祇園山笠(はかたぎおんやまがさ)」※に関係しています。
※博多祇園山笠とは
博多祇園山笠は、博多の総鎮守として知られる櫛田神社(福岡市博多区)の奉納神事。
毎年7月1日から15日にかけて開催される700年以上の伝統のある祭である。
正式名は櫛田神社祇園例大祭。
各地に伝わる素戔嗚尊に対して奉納される祇園祭の一つで、博多どんたくとともに博多を代表する祭りである。(中略)2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された。
出典:Wikipedia
伝統あるお祭りなんですね。この山笠には豪華絢爛に飾り立てる飾り山、大勢の男手で山車を引っ張る舁き山があり、舁き山はある意味タイムアタックになっているところが面白いですね。祭り最後の西流(にしながれ)の山崩しも迫力があります。
話が脱線しましたが、このお祭りで一番盛り上がる舁き山の時に高架下の”雲”が必要になります。
高架下の雲が必要な理由と場所は?
高架下に”雲”の看板を取り付けた理由は舁き山のときに神様がこの道路の下を通過するからです。舁き山には神様が宿っており、神が通る空と地上を道路で遮ってはいけないとして、この雲看板を舁き山が通過する3か所に取り付けたようです。
要は取り付けた場所は道路ではなく、雲なのです。よって天地を遮ったことにはならないという解釈です。
雲看板は①石堂大橋交差点(博多区千代3丁目)
場所はこのへん↓
②西門橋近辺
場所はこのへん↓
③香椎宮参道(勅使道)に架かる国道3号博多バイパス高架下
場所はこのへん↓
博多に立ち寄ってめっちゃ暇なとき(そんな暇なさそう笑)もしくは散策ついでに探してみるのはいかがでしょうか?
MAKi的日本のおもしろ看板3選
ここからは私MAKiがTwitterで面白いと思った不思議な看板3つをご紹介します。
ミルクあふれちゃう
北海道の弟子屈町にある看板です。大自然に悠然とそびえたつこの看板は、相田みつをの「人間だもの」の詩をパロって牛乳の廃棄問題を訴えかけているように思います。
「乳牛だからミルクどんどん出てきちゃうの。しょうがないよね。ちゃんと牛乳飲んでね。」
というメッセージでしょう。
うそでしょ?
この看板。一見すると何の変哲もないお店の案内看板ですが、よく見ると距離が…。
ジャスコのためにわざわざ110kmいくのか?疑問ですが、根室の方には当時ジャスコがなかったそう。ジャスコのために110km(東京~熱海)を行き来していたのかもしれません。
現在は根室の方にもイオンがあり、この看板は撤去されているとのこと。(参考:Bojan international)
それにしてもこの看板は北海道ならではの雄大さがわかる看板ですね。
まずいの出しちゃダメでしょ
続いてはある料亭の看板。この料亭お店の味によっぽど自信がないのか、「まずい魚」と表記しています。
「いやいや、まずいの出しちゃダメでしょ」って思いますが、自分で自分のお店の味を否定するというある意味センセーショナルな看板となっています。
しかも宮内庁御用達(くないちょうごようたし)ではなく、宮内庁御用”なし”になっています。
「用ないんかーい」ってツッコミたくなる看板です。
ちなみに食べログの評価は3.4。
Googleクチコミでは4.1と比較的評価は高いようです。
「まずくないんかーい」(笑)。
場所はコチラ↓
ナニコレ珍百景で雲看板の真相に迫る。
8月7日日曜日19:00テレ朝で放送のナニコレ珍百景でも福岡の雲看板について取り上げられます。この記事で取り上げた以外の情報を知ることができるかも?
地元の人の裏話とか聞けるかもしれないので楽しみですね!
福岡高架下の雲看板の理由と場所、おもしろ看板のまとめ
福岡高架下の雲看板の理由と場所、おもしろ看板のまとめ ・福岡の高速道路高架下に雲看板が取り付けられている理由は博多祇園山笠の時に神様を乗せた舁き山が通るため、道路が天地を遮らないように雲看板を取り付けて空と同じ扱いにした。 ・雲看板の場所は石堂大橋交差点付近、西門橋交差点付近。勅使道と国道3号が交差しているところにある。 ・日本には雲看板の他にも一風変わったオモシロ看板が多い。
雲看板のところは”空”なのです。そこに道路はありません。
お間違えなきよう。
雲看板だけでなくネット上ではたくさんのオモシロ看板が紹介されていますが、まだ公表されていない一風変わった看板があるかも?
作者のユーモアが詰まった看板が今度はどこで見られるのか楽しみです。