今回少し前のお話になりますが、2018年にハシモトホームの40代男性社員が自殺した事件。
4年前の話がなぜ今浮き彫りになったのか。
それは一枚の”賞状”から始まりました。
男性社員をこき下ろす”症状”と書かれた賞状です。
これを1月末に受け取った男性は翌月自ら命を絶ちました。
この賞状にはお笑い芸人の永野さんの名前も入っており、作ったのは同社の課長とされていますが、
①一体どんな人がこの賞状を作ったのか?
②自殺の原因を作った課長は逮捕されるのか?
③自殺に追いやった者たちの罪はどれくらい重いのか?
が気になったので調べてみることにしました。
Contents
ハシモトホームの”賞状”一体どんな人がこれを作ったのか?
この賞状を作ったのは同社の課長職に就いている者とされています。
この課長は社の2018年青森支店の新年会にてこの賞状を渡すことをすでに計画しており、企画や文面も自らが考案したようです。
一説には↓の写真の方がかかわったと様々なサイトで挙げられていますが、2018年当時青森支店の正確な情報はまだどこにも出ていないので、一概にこの方が主犯とは言い切れません。
ちなみにこの方の名前をTwitter上で検索しても発言は見つかりましたが、同じ文言をひたすらツイートしているある意味怖い内容…。
これは自殺した男性社員のことを言っているのでしょうか。
しかも今年の1月まで全く同じ内容をツイートしてます。
同一人物かは不明。
いずれにせよ賞状に名前が記載されていますから、特定するまでもないのでしょう。
いずれ新たな情報が出て明るみに出るものと思います。
ハシモトホームの評判としては↓のようにあまり芳しくはありません。
星は3.5となっていますが、実際は☆5をつけているアカウントはハシモトホームの社員か、業者に委託して☆を高くしている可能性があります。
話は脱線しますがGoogle口コミは☆2~3あたりが本音の口コミの可能性が高いです。
ちゃんと理由のない☆5とかやたら褒めちぎっているやつは信用できない口コミなので注意です。
☆1だと文面の内容によってはただの逆恨みです。
ちゃんと理由が書いてある場合はマジでお客様がキレています。
私は某クリニックに勤めていた時にGoogleクチコミで低評価をつけられたあと”星上げ”のために☆5のクチコミを書かされたことがあります。
自殺の原因を作ったとされる課長は逮捕されるのか?
今回自殺の原因を作ったとされる課長は逮捕されるのでしょうか。
私的には人の命を奪った殺人と一緒なのではと思うのですが…。
今回の件のような場合、逮捕はあるのか弁護士の長瀬佑志さんは下記のような可能性を示唆しています。
殺人罪(刑法199条)、自殺関与罪(刑法202条)、または過失致死罪(刑法210条)の適用が考えられます。
ーー自殺にもかかわらず、殺人罪が適用されるのはどのような場合ですか
自殺関与罪と殺人罪の区別が問題となります。自殺関与罪と殺人罪の区別の基準として、「自殺の決意および殺人への同意は、死の意味を理解した任意のものでなければならない」とされています。
(西田典之著『刑法各論』)
出典:弁護士ドットコムニュース https://news.line.me/articles/oa-bengo4com/3af9ab13793e
ということは焦点としては今回の自殺については課長の意志がどうだったのかというところですね。
課長は死に追いやるつもりで賞状を渡したのだとしたら自殺関与罪が適用されます。
あと「死ね」と言い続けたら殺人罪になるようです。
ただ、今回のような悲しいことが起こっても会社として「表彰の一環」と説明するくらいですから隠ぺい体質の会社に感じますし、この件は「自殺するとは思わなかった」ときっとすっとぼけることでしょう。
自殺に追いやった者たちの罪はどれくらい重いのか?
今回自殺に追いやった人はどの罪に問われるかで重さが変わります。
先ほど挙げた3つの罪はそれぞれ
「殺人罪」であれば
5年以上の懲役
「自殺関与罪」であれば
6か月以上7年以下の懲役
「過失致死罪」であれば
5年以下の懲役か100万円以下の罰金
となります。
こういってはなんですが、人の命奪ったのに意外と罪軽くないですか?
アメリカなんて1件の殺人で懲役29年ですよ。
私的には日本でも一番重いやつで自殺に追いやった人を罰してほしいですが、今回のケースだと直接的なものではないので、自殺関与罪か過失致死罪が当てはまりそうに思います。
いずれにせよ自殺に追いやった人は社会的に排除されそうな気もします。
法が罰さなくても世が罰するのでしょう。
社員自殺したハシモトホームパワハラ課長の逮捕や罪のまとめ
社員自殺したハシモトホームのパワハラ課長の逮捕や罪のまとめ ・2018年2月に自殺したハシモトホームの男性社員は青森支店の課長が作成した賞状によって自殺した。 ・その賞状を作ったとされる人物はネット上で特定が騒がれているが、正確な情報はまだないので決めつけられない。 ・自殺の原因を作ったとされる課長は自殺関与罪や過失致死罪で逮捕される可能性がある。 ・罪の重さは最高でも殺人罪の5年以上の懲役だが、一人の命を奪った罪としてはアメリカの刑罰に比べて軽いように感じる。
今回ハシモトホームの男性社員の自殺について取り上げましたが、賞状に名前が載っていたお笑い芸人の永野さんはまだコメントを発表していません。
あんな形で名前を使うなんて私からしたら侮辱罪というか名誉棄損で訴えてもいいレベルなのではと思いますが、今後どのような流れになっていくのか目が離せません。
亡くなられた方のご冥福を心からお祈りいたします。
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