今回注目したいのはゴーカートに2歳男児がはねられ死亡した事故について。
9月18日北海道森町のホテル駐車場で小学校6年生女児の運転するゴーカートがカーブを曲がり切れず、近くで見物していた子供3人をはね、3人のうち2歳の吉田成那ちゃんが病院に搬送されましたが、19日死亡しました。
そこで今回気になったのは
①ゴーカートの事故現場の場所
②この場合責任の所在はどこにあるのか
という点。
過去にもこのような事例があったのかも含めて調べてみました。
Contents
事故現場の場所とグリーンピア大沼について
事故は北海道森町ホテル「グリーンピア大沼」ホテル駐車場に設営されたゴーカート広場で起きました。
その場所はこちら↓↓
事故現場と思われる駐車場は↓↓
グリーンピア大沼について
グリーンピア大沼は2005年開業の比較的新しいホテルでGoogleクチコミ上の評判も良い3つ星ホテルです。
このホテルの特徴としては、ホテルだけでなくスキー場、ボウリング場、温水プール、パークゴルフなどホテルの外でも中でも長く楽しめるレジャー施設という特徴があります。
宿泊料は13000円~20000円ですが、ずっと居ても飽きなさそうな空間で値段以上の価値を提供してくれそうです。
責任の所在はどこにあるのか
今回の件で責任の所在は女児にあるのか、コース設営や企画をした運営側にあるのか、場所を貸したホテルにあるのか。
結論から言うとコース設営した業者や企画した運営側(新千歳モーターランド)にあると私は思います。
グリーンピア大沼には元々バギーカーやバッテリーカー、リモコンカーなど子供が乗れる車がありますが、今回事故が起きたのはホテルが所有している遊具ではなく、新車試乗イベントの一環で開催されていたゴーカート体験で起きた事故になります。
事故の状況としては女児はカーブを曲がり切れずに直進し、時速40kmのスピードで家族連れに突っ込んでいったそうです。
コースには高速コースと低速コースがあったということで、事故当時のスピードから察するに高速コースということでしょうか。
以上の状況から
ゴーカートが柵を突破しないようにするための設備が不十分だった。
もしくは
事故が起こりそうなカーブのところに観覧エリアを設けてしまった。
ということが考えられるので、コース設営に携わっていた業者や企画した運営の責任の可能性があります。
正直なところ「たられば」になりますし、「そんなことを言ったらキリがない」というところで、運営側も「まさか」というところがあったのかもしれませんが、その「まさか」でいつも事故が起こるのではないでしょうか。
危険予知ができていれば防げた事故だと思うと悔やまれます。
ゴーカートの過去の事故例は
調べてみたところ、過去にゴーカートにまつわる事件や事故は確認できませんでした。
それだけ運転手や観客に対する安全確保がしっかりと為されていたということでしょうか。
今回の件は過去に例を見ない悲惨な事故であり、運営側が危険防止措置を十分に取っていないことが明白となった事故と言えます。
遠隔装置で運転手がパニックになっても緊急停止できるゴーカートもあるそうなので、そのようなゴーカートを採用していなかったことも今回の事故を防げなかった原因のように思います。
(参考:HTB北海道ニュース)
北海道ゴーカート男児死亡事故まとめ
北海道ゴーカート男児死亡事故まとめ ・この事故は北海道森町のホテル「グリーンピア大沼」のゴーカートイベントで起きた2歳男児の死亡事故である。 ・11歳女児が運転するゴーカートがカーブを曲がり切れず2歳男児含む子供3人をはねた。 ・事故の原因は観客席とコースを隔てる壁がコーンとポールしかなかったことと、女児がパニックになってアクセルを踏んでしまったことである。 ・事故の責任は運営側にあり、安全対策が不十分だったために起こった事故と思われる。 ・ゴーカートにまつわる事故は過去に例がなく、この事故がゴーカートにまつわる初めての死亡事故として世間に知られるようになった。
今後はこのような事故が二度と起こらないよう安全対策を徹底し、違反した業者に対する厳罰化や規則をしっかりと作り上げることが重要のように思います。
それが亡くなられた方に対するせめてもの贖罪なのではないでしょうか。