こんにちは!4月9日土曜日夕方6時からボクシング世界ミドル級王者統一戦がアマゾンプライムで放送されました!出場するのは名チャンピオンであるIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン選手とWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太選手です。
世紀の一戦と目される試合ですが、今回は出場するゴロフキン選手に注目したいと思います。
勝率95%、KO率88%と驚異的な数字を誇るゴロフキン選手ですが、そんな恐ろしく強い方は一体どれくらい稼いでいるのか、家族はどんな方々なのか気になって調べてみました。
強さは”鬼”だけど心は優しい??
Contents
ゲンナジー・ゴロフキン プロフィール
生年月日 1982年4月8日
血液型 A型
出身地 カラガンダ州カラガンダ(下地図の赤マークの位置がカラガンダ)
戦績 43戦41勝(36KO)1敗1分
ベルト保有歴 WBA,WBC,IBF世界ミドル級
2022年4月時点でIBF世界ミドル級王者
カザフスタンの”闘神”と言われるだけあって、高い勝率とKO率、ダウンしたことのないタフネスさが素晴らしいですね。しかも負けと引き分けの試合はパウンドフォーパウンド(PFP;同じ条件下で戦った場合だれが強いか)ランキング上位のサウル・アルバレスとの試合でいずれも”物議を醸す判定”※と言われるものでした。
※物議を醸す判定
出典:Wikipedia
サウル・アルバレスとの第2戦で採点した公式ジャッジとは正反対に現地ボクシングメディアや関係者の多くが1戦目と同様にゴロフキンの勝利と採点したこと。(ゴロフキン勝利40人、引き分け17人、アルバレス勝利2人)HBOがSNSで行った投票でもゴロフキン勝利が62%だった。
どの相手とも互角以上の戦いをするゴロフキン選手ですが、下の動画はそのハイライト動画になります。
パンチを食らった相手が悶絶してたり、びっくりした表情を浮かべています。それほど想定以上のパンチだったのでしょう。強すぎて対戦相手に同情してしまいます…。
実は優しい
鉄のような拳を持ち、倒れるまで容赦なく拳をふるい続けるゴロフキン選手ですが、超えげつないファイトスタイルとは対照的にリング外では非常に紳士的なようです。
倒した対戦相手にコーヒーをおごる
2012年5月12日にOPBFチャンピオンの淵上誠さんがゴロフキン選手と対戦。試合は淵上さんの3ラウンドKO負けでしたが、試合後ホテルのラウンジで休んでいるとゴロフキン選手が降りてきて明け方近くまで約3時間話をしたのだそう。
しかも相手チームのスタッフ全員にコーヒーをごちそうするなどの紳士っぷりに淵上さんも心底尊敬したそうです。(ボクシングニュース)
対戦相手にそこまでしてあげるボクシング選手っておそらくゴロフキン選手くらいなのではないでしょうか?なかなかできないことだと思います。私だったら余裕がなくて、そんな配慮のある行動はとてもとれないです。
ちゃんとサインに応じてくれる
統括団体の総会に出席したゴロフキン選手ですが、ゴロフキン選手の前にはたくさんのファンや関係者がサインを求めていました。普通はサインをねだるたくさんのファンをブレーンが制止する場面ですが、ゴロフキン選手はむしろブレーンを制止してファンや関係者全員にサインをしたのです。
多忙なスケジュールであるにも関わらず数人ではなく数十人とサインをしてあげるところが器の大きさを感じさせますね。
他にも当時プロデビューして1年目の村田諒太選手とのスパーリングの時はあえて顔とか急所を外してパンチを当てたり、帯同したスタッフや報道陣にも気遣いを見せたりと村田選手も「真摯に接してくれた」と感激したようです。
圧倒的な強さがあるからできること
敵味方問わず関わっている人たちすべてになぜ優しくすることができるのか。
私的見解ではまさしく
圧倒的強者であるから
こそできることなのではないかと思います。これはボクシング技術ではなく精神的な意味で強いということです。兄たちが亡くなったことや貧困などで子供時代に苦労したことが今の優しさに繋がっているのでしょう。
精神的に常に優位に立っているから余裕がある。器の大きい振る舞いができるのだと思います。逆境は人を強くするのです。
ゴロフキンの年収は?
苦労を重ねてきた子供時代から、拳一つで世界の頂点まで上り詰めたゴロフキン選手ですが、今現在の年収は一体どれくらいなのでしょうか?
今年(2022年)だけで言うと今回の村田諒太選手との対戦でファイトマネーは1000万ドル日本円にして約12億円稼げるそうです。
もうこれだけで億り人で人生アガリだと思いますが、さらに今回のAmazonとの契約では非公表とされながらも契約金は1億ドルで日本円にして120億円という噂があり、村田諒太選手と折半なのか、ゴロフキン選手だけでその金額なのかはわかりませんが、いずれにせよファイトマネー以上の金額を稼ぐことになりそうです。
もうこの試合で引退して悠々自適に生活したらいいじゃん(笑)って私だったら思ってしまいますが、今年40歳のゴロフキン選手はまだまだ引退はしない様子。
もし現役を続けるならまたアルバレス選手との試合をもう一度見てみたいです。
ゴロフキンの家族構成は?
ロシア人で炭鉱夫の父と高句麗系の母を両親に持つゴロフキン選手には元々2人の兄(ヴァディムとセルゲイ)が存在していましたが、いずれも亡くなってしまいます。その亡くなった二人のボクシングセンスはゴロフキン選手にも受け継がれたようで、瞬く間にスターダムへと駆けあがていきました。
亡くなった二人の兄のほかに実は双子の兄(マクシム)がいて少年時代のゴロフキン選手は全く歯が立たなかったそう。ご両親の面倒を見るため、ボクシングの夢は弟のゲンナジーに託したようです。
ゴロフキン選手が勝てない兄って一体…。
現在ゴロフキン選手には妻のアリーナ・ゴロフキナ、亡くなった兄の名前をもらったヴァディム・ゴロフキンという息子がいます。
若くして亡くなった兄の名前を息子に授けるエピソードはなんだか泣けますね。よっぽど慕っていたのでしょう。その思いを持って将来ボクシング選手になるかもしれないと思うと楽しみです。
ゴロフキンのKO勝利!!
4月9日18時からアマゾンプライムでボクシング世界ミドル級タイトルマッチが行われ、ゴロフキン選手と村田選手の対戦は夜8時50分頃にはじまりました。
私はすでにワクワクドキドキで対戦予想はゴロフキン選手の5ラウンドKO勝ちと予想しています。
予想外れましたね。ごめんなさい。
ゴロフキン選手の「ダウン負けを喫したことがない」「KO率88%」ということを考えるとどうも村田選手がゴロフキン選手を倒すイメージが湧かなくて…。
日本の村田選手を応援したい気持ちもありますが、ブログを書いているうちにゴロフキン選手のファンになってしまいました(笑)。素人的な考えで申し訳ないですけど、ラウンドが長引けばもしかしたら村田選手が有利になるとも考えています。その場合は僅差の判定(2-1)で村田選手が勝つのではないでしょうか。
どうなるか楽しみですね。ちょうどアマプラ契約しているので、試合当日はお菓子とコーラを持って観戦したいと思います。
菓子もコーラも全く手につかずな緊迫した試合。
結果!ゴロフキン選手の9ラウンドKO勝ち!!村田選手にタオル投入でちょっとゴロフキン選手は納得していない感じでしたね。
村田選手は5ラウンドあたりまで左ボディでゴロフキン選手を嫌がらせる場面もありましたが、中盤からゴロフキン選手が主導権を握って、村田選手をロープを背負わせる場面が増えました。
第9ラウンドでゴロフキン選手のフックで村田選手をぐらつかせる場面が増えてきてついにダウンを奪うとセコンドがタオル投入。突然の決着でびっくりしました。
負けた村田選手も清々しいくらいに感謝の言葉を述べ、ゴロフキン選手も謙虚にインタビューを受けてたのが印象的です。最初から最後までお互いリスペクトしあったような試合でしたね。
両選手お疲れさまでした!!
この勝利でゴロフキン選手の戦績は44戦42勝(37KO)1敗1分となりました。
おわり。