今回注目したいのは不登校Youtuberとして話題の中学生ゆたぼんさんです。
そのゆたぼんさんが9月3日Repezen FoxxのYoutubeチャンネルで
「将来ハーバードに行きたい」
と発言し、話題となりました。
また、同チャンネルでは九九を披露する場面もありましたが、そのたどたどしさに心配の声も上がっています。
そこで今回は
①ハーバード入学の条件
②義務教育を受けていなくてもハーバード合格は可能なのか
③義務教育を受ける必要性
について調べました。
Contents
ゆたぼんさんのプロフィール
本名:中村逞珂(なかむらゆたか)
生年月日:2008年12月12日
出身地:大阪府
現居住地:沖縄県宜野湾市
ゆたぼんさんと言えば、不登校の子供たちに会いに行くという日本一周企画や格闘技に挑戦し、不登校ながら自由奔放な生き様を世間に発信しているYoutuberですね。
日本中の不登校の子供たちの心の支えとなるように「学校に行くことが全てじゃない」と示してくれています。
小学校3年生時、学校の宿題を巡って担任教師とトラブルになったのをきっかけに不登校となった話は良く知られていますね。
そんなゆたぼんさんの将来の目標は
「ピースボートで世界を巡って友達を作る」
「戦争をなくす」
とても崇高な目標であり、それを10歳と少しの子供が考えているのは素晴らしいことです。
ハーバード大学に行く条件とは?
崇高な目標を持ち、世界平和を願うゆたぼんさんですが、9月3日に配信された音楽バンドRepezen Foxxのチャンネル「令和の虎CHANNEL」で
将来ハーバード大学に行きたい
と発言していました。
ハーバード大学にゆたぼんさんが行けるかどうかはまず置いといて、ハーバード大学に行く条件とは何なのでしょうか。
ハーバード大学とは
ハーバード大学とはマサチューセッツ州の都市ケンブリッジにあるアメリカで最古の大学(1636年)。
過去に8人のアメリカ大統領、48人のノーベル賞受賞者など、政財界で活躍する人材を数多く輩出しています。
具体的には
オバマ大統領
FaceBookの創業者マークザッカーバーグ
マイクロソフトのビルゲイツ
など、それこそ世界に影響を与えるような人物を送り出している大学なんですね。
世界大学ランキングでは2022年2位。
ちなみに東京大学は35位です。
条件は
アメリカの大学受験経験者の話ではハーバード大学に進学するための条件は以下の通りです。↓
①高校の成績表
(オール5が前提)
②学校の推薦状
(学校の先生からの紹介文2通)
③エッセイ
(自己PR、ハーバード大学の志望理由を書いた作文)
④SATのスコア
(アメリカの学力試験、年6回で一番良い成績を提出。日本で受験可)
を提出することだそうです。
他にも課外活動の実績も見られるようです。
まずこれが大前提。
ちなみにハーバードの受験に日本のようなセンター試験はないようです。
そのあと面接となるわけですが、それでも合格率はなんと5%…
東大の合格率でさえ33.5%(現役生)ですから、どれだけ狭き門かわかりますね。
ということはエッセイや面接で自分らしさを存分に発揮しつつも、ハーバードの理念に基づき、実行できる人間じゃないと合格はできないということなんですね。
英語もできて当たり前の世界だから、ゆたぼんさんは今からでも英語勉強していかないとかなり苦労しそうですね。
(参考:日本人にもチャンス。世界の最難関「ハーバード」の合格率を3倍高める方法)
編入という方法もある
また、別の方法としては編入留学というのがあります。
まず日本の大学に入学し、その大学すべての講義でオールAの成績を収めて編入先の大学募集要項に沿って書類提出するという方法です。
現役生の合格率を知ると後者の方が現実的な感じがしますね。
ちなみに日本の大学は文科省に認知されていれば放送大学のような通信制の大学でも良いそうです。
(参考:栄陽子留学研究所)
義務教育をうけてなくてもハーバード合格は可能?「義務教育の必要性」とは
ゆたぼんさんのように小学校中学校の義務教育をほとんど受けていない状態でハーバード合格は可能なのか。
結論は
「可能性はゼロではないが、義務教育レベルの教育を受けられる環境でないと不可能」
です。
ちなみに前例がないか調べてみましたが、義務教育無しでハーバードに合格した日本人を見つけることができませんでした。
過去に「塾無し、公立校のみ」でハーバードに合格した廣津留すみれさんという方はおりますが、しっかりと小学校、中学校の義務教育を受けています。
これは学校が提供する教育の機会をしっかりと活かしていることを表しています。
また、高校は先生の紹介文を書いてもらう必要があるので、高校の授業はちゃんと出る必要があります。
義務教育の必要性とは
ここで義務教育の必要性について考えてみましょう。
私たちが何気なく通っていた中学校小学校ですが、2ch創設者ひろゆきさんの話を聞いてすごく腑に落ちました。
以下がそのメリットです↓↓↓
①中学校は各教科専門の教師が授業してくれる。
②ご飯もちゃんと提供してくれる。(管理栄養士監修の給食)
③運動もできる。
④先生に質問できる機会がある。
しかも公立中学校なら塾などの学校外活動費含めても年間50万円弱で済みます。
塾無しなら20万円ほどです。
(参考:生命保険文化センター)
メンタリストDAIGOさんの「学校行った方が良い」動画では学校に行くことによってIQの向上と幸福度の向上がみられたという研究結果の紹介もありました。
要は義務教育を受けることは頭の良さ、ひいては幸福度を向上させるのに有効ということなんですね。
しかもリーズナブルに。
その学校に行くのも拒否し、「制服代を楽しいことに使った方が良い」という発想から察するに、そこまで裕福ではないのかもしれません。
不登校というのをブランディングしてお金稼ぎさせられているようにも見えてしまいます。
義務教育を受けずにゆたぼんさんが本気でハーバードというのであれば、勉強する機会を増やすということで、最低でも義務教育レベルのホームスクーリングを受けられる環境にするしかありません。
また、英語にも普段から慣れ親しむことが必要です。
ただ、それをやるには私立中学校の教育費以上(年間140万円)にお金がかかることが予想されます。
よって厳しい言い方ですが、「お金がない、学校にも行かない」という状態だとすると
ハーバードは不可能
と言えるでしょう。
ゆたぼんさんがハーバードに行く条件と義務教育の必要性まとめ
ゆたぼんさんがハーバードに行く条件と義務教育の必要性まとめ ・ハーバード大学はアメリカ最古の大学で世界に影響を与える人材を数多く輩出している名門校である。 ・ゆたぼんさんは音楽バンドRepezen Foxxの「令和の虎CHANNEL」で「将来ハーバードに行きたい」と発言をしていた。 ・義務教育を受けていない状態でのハーバード合格はほぼ不可能に近い。 ・その理由としては過去に前例がなく、勉強の機会が格段に減るため。 ・将来の幸福度を上げるためにも義務教育は必要
ちなみに筆者は中学1年生からニュージーランドに6年間留学していました。
「Hi」と「Yes」しか知らないような状態でニュージーランドに行き、「なんで行った?」とツッコまれそうですが、とてつもなく苦労しました。
海外の友達と1時間英語で長電話できるようになって、はじめて英語ができる実感が湧いてきたのが5年目。
私の場合は猛勉強したわけではありませんが、英語しか話さない状況に身を置いても数年はかかりました。
自分の意見を伝えることができなかったり、化学も社会も英語で学ぶことになるので、2重で苦労しましたが、良い思い出です。
私が行ったニュージーランドは制服でしたが、アメリカの中学校は私服のところが多いようです。
日本の学校制度に不満があり、ハーバードに行きたいなら、なおさら海外留学(アメリカ)がおススめです。
持っている夢自体は本当に素晴らしいことなので、ゆたぼんさんは
ハーバード本当に入学したいなら学校行った方が良いよ。
と心の底から思っています。