今週木曜日22時から放送のダウンタウンDX(日テレ)に歌舞伎役者の尾上右近さんが出演します。歌うまの役者さんとしてすごいインパクトに残っている尾上さんですが、なぜそんなに歌が上手いのか気になったので、調べてみることにしました。
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尾上右近 プロフィール
生年月日 1992年5月28日(同い年の有名人に指原莉乃、剛力彩芽など)
血液型 O型
本名 岡村研佑(おかむらけんすけ)
屋号 音羽屋(←屋号とは一門や一家につけられる称号のようなもの。)
趣味 美術鑑賞、カレーを食べる(毎日最低1食以上はカレー)
特技 歌を歌うこと、絵を描く
れっきとした歌舞伎役者の家系
↑二代目尾上右近のお父様の清元延寿太夫さんです。顔や鼻、口の形がお父様そっくりです。尾上右近さんはお父様似なのかも。
尾上家(音羽屋)は江戸時代(1700年代)から続く歴史ある歌舞伎役者の家系です。
↑大女優富司純子さんや寺島しのぶさんの名前がありますね。
歌舞伎役者としての尾上右近は女方、立役どちらも務める
歌舞伎役者として活躍する尾上右近さんですが、歌舞伎では女方※立役どちらも演じています。
※女方とは 歌舞伎内の女性を演じる役者のこと。女性をただ模倣するということではなく、芸の中で理想とされる女性像を演じる。女方に対して男性を演じる方は立役(たちやく)と言う。
女性の理想像とされる女方は私生活も女性らしい所作など意識して過ごすそうですが、立役も兼ねるとなると混乱して難しそうですよね。それをこなしてしまう役者さんですからとても器用です。最近ではワンピース歌舞伎Ⅱのルフィ役も演じたことでも有名ですね。
超絶歌うまなのはなぜか?
尾上右近さんと言えば超絶歌が上手いことでも有名です。シンガーソングライター中川晃教をして「君は歌をやるべきだ」と言わしめるほど良い声をしていたそうです。また、AmazonPrimeで放送された「マスクドシンガー」でも美声を披露してくれました。配信されてすぐ見てましたけど、めちゃめちゃ声量あるし、艶っぽい声でした。
動画はありませんが、見たらこの人が尾上さんかな?(マスクをかぶっているので最初は正体不明)ってわかると思います。
歌が上手いのは歌舞伎のおかげ?
歌舞伎は伝統芸能なので、マイクを一切使いません。よって生声だけで2階席3階席のお客様のところまで声を届けなければなりません。声量があるのは歌舞伎の舞台ならではの発声法が活きているからでしょう。(歌舞伎座は4階席まである)
2013年で行われた実験では歌舞伎役者、舞台俳優、一般の人に声を出してもらい20メートルから5メートル間隔で100メートルまで配置したところ、一般の人で40メートル、舞台俳優で65メートル、なんと歌舞伎役者で100メートルの結果が出たそうです。(https://www.ntv.co.jp/megaten/archive/library/date/13/05/0512.html)
理由はヒトの耳が感じやすい周波数3000ヘルツの帯域が多く声に含まれているからということなので、尾上さんの声量もその周波数が多く含まれている可能性がありますね。
歌の練習をしているから?
舞台では俳優古田新太さんと共演のミュージカル「衛生」、歌では「マスクドシンガー」など声をすごい出すお仕事も増えてきているので、歌を練習する機会は多いようです。
歌舞伎にミュージカルに歌のお仕事…。声を使う機会が多い故に喉が心配ですね。特に歌舞伎の女方はとても無理をした声の出し方ということで、喉のトラブルの恐れもあるようです。
幼年期から稽古して喉も鍛え、アメブロでも仰っていたように”受け継がれた喉”もありますけど、無理はしないでほしいですね。
”人気歌舞伎役者”尾上右近がダウンタウンDXに登場!!
人気上昇中の尾上さんですが、今回は今週木曜放送のダウンタウンDXに登場です!!マツコデラックス のメールに感動したエピソードを紹介してくれます。人生経験豊かそうなマツコさんからのメールですから深い内容なのかもしれませんね。
まとめ
今回歌うま歌舞伎役者の尾上右近さんについて取り上げさせていただきました。「”歌うま”なのは歌舞伎役者として第一線で声を出し続けてきたのが活きているから」と言った感じですね。それが源流となり、ミュージカル、演劇、歌のお仕事にも受け継がれていっているのでしょう。歌の才能も歌舞伎をより多くの方に知ってもらうためのツールになると良いですね。尾上右近さんの更なる活躍に今後も期待していきましょう!