今回注目したのはどんなクライマーでも登るのが難しそうな断崖絶壁。
数十メートルの高さに彫刻された女性裸婦像について。
あまりにも珍妙な場所にあるということで、2022年10月2日放送のナニコレ珍百景(テレ朝)で取り上げられますが、どこに、いつ、だれが、どんな目的で女性像を彫刻したのか気になったので、調べてみることにしました。
みなさん一緒に確認していきましょう。
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断崖絶壁女性像の場所は?
断崖絶壁女性像の場所は宮城県東松島市宮戸松ヶ島というところ。
日本三景の一つの”あの松島”ですね。
その中でも、女性像はいわゆる”奥松島”と言われるところにあります。
場所はこちら↓
番組でも取り上げられると思いますが、この場所。
かなりの秘境にあるようです。
この女性像を見るために数々の冒険者たちが険しい山道、獣道を突き進む様子が写真に収められています↓↓↓
道中、岩の中に神社がある潜ヶ浦聖観音菩薩社殿というところがあるようです。
↑↑これも珍百景ですね!!
それから先へ進むと
こんな獣道とか↑
こんな崖下りたりとか↑
↑この岩のスキマ通ったりとか…
はい、遭難する気しかしない
知っている人と一緒にいったほうが良さそうなくらい、マジで迷いそうな道を冒険者たちは通っていました。
すごいとしか言いようがないですね。
断崖絶壁の女性像はいつ作られたのか
断崖絶壁の女性像ですが、いつ作られたのかいまだにわかっていません。
また、女性像が彫られた断崖絶壁は自然な絶壁ではなく、人為的に切断されて作られたように見えることから、その場所が石切り場だったことがわかります。
材質は凝灰岩(ぎょうかいがん)で建材として有名な大谷石と同じ材質です。
石切り場は江戸時代から昭和中期まで盛んだったことと、裸婦像が日本の公共の場に置かれるようになったのが1951年(菊地一雄作:平和の群像)からなので、この女性裸婦像が作られたのは昭和中期(1946~63年)あたりではないかと予想します。
作った当初はまだ石の足場があり、後にその足場も切り落としたため、現在の姿になったのでしょう。
女性像は誰が何の目的で作ったのか
作者不詳の女性像ですが、場所が石切り場ということから察するに、石切りの職人が遊び心で作ったものではないでしょうか。
石切り場は男性ばかりの職場です。
女性をかたどった像を彫刻することで現場を華やかにする狙いがあったのか、女性自体が恋しくて彫ったのか、ただ単に落書き感覚(スケベ心?)で彫ったのかは謎ですが、いずれにせよ遊び心があって作ったものでしょう。
素材は石ですが女性のふくよかさが良く表現されていますね。
「このような女性とお付き合いしたい」という願望があったのでしょうか。
手や足の指先までしっかりと彫られており、理想の女性として具現化しようとしています。
断崖絶壁の女性像に珍百景捜査員が迫る!!
10月2日日曜日に放送されるナニコレ珍百景では奥松島の断崖絶壁にある女性裸婦像の謎に迫るようです。
そもそもあの難所に辿り着けることができるのか?
捜査員の冒険の様子も含めて楽しみですね!
断崖絶壁の女性像まとめ
断崖絶壁の女性像まとめ ・断崖絶壁の女性像は宮城県東松島市の奥松島と言われるところにある。 ・いつだれが何の目的で作ったのかは不明。
どんな人がどんな目的で作ったのかはわかりませんが、その女性像を見ると当時盛んだった石切り場の情景や、働いていた人たち、彫っている様子が目に浮かぶようで面白いですね。
この女性像の他にも日本各地には珍百景的な像や面白い像がまだまだあるので、興味ある方はこちらもご覧ください。↓↓↓