団地の中に魚、魚、魚。
3月26日19時テレビ朝日放送のナニコレ珍百景では、「団地の中で泳ぐ魚」について特集します。
そこで今回はその団地の場所は一体どこにあるのか。また、なぜ団地の中で飼っているのか、見学方法があるのかなど気になったので、調べてみることにしました。
Contents
団地の中に海の魚たちがたくさん。その場所は?
その海水魚がたくさんいるとされる団地について調べてみると、兵庫県神戸市垂水(たるみ)区にある新多聞(しんたもん)団地という場所にその団地があるようです。
その地図はこちら👇
上の画像はその新多聞団地ですが、こんなところを魚が泳いでいるのは想像がつかないですね。
誰かが道楽として水槽で魚を飼っているというオチでしょうか。
3つのエリアに分けられ、全部で91棟建っているという広い団地ですが、一体どこに魚がいるのか。
その魚たちがいる場所も特定できました。
それがこちら👇
舞子駅からバスに乗って「舞子高校前」で下車(所要15分)、徒歩2分の場所にあります。
新多聞団地の257棟に海水魚がいるようです。
はた目から見ると何の変哲もない団地の建物にしか見えませんね。
とても魚がいるような雰囲気ではありません。
団地の中にたくさんの海水魚。その理由は?
一見普通の建物ですが、その中を覗いてみると。。。。
大きな青い生け簀がありました。
さらにその中には。。。
ヒラメ👆
カワハギ👆
バナメイエビ👆
彼らも団地の住人になっていました。
なぜ彼らは団地に住んでいるのか。その理由は過疎化によってできた空き家を有効利用するためだそうです。
この団地を管理するUR都市機構ストック事業推進部の長野氏曰く、新多聞団地のようなところは空き家が多く、陸上養殖をすることで団地の活性化を図るのだそう。
養殖というと海沿いの町で行われるイメージですが、今回のように陸上に生け簀を作っての養殖もできるんですね。まるで釣り堀のようです。
ちなみに257棟は養殖場になる前は診療所だったそうです。
私の家の近くにある1970年代に建てられたといわれる団地も静かなところですが、1階に新しく中華料理店やタピオカドリンク店などが並び、リノベーションされてかなり綺麗になっています。
高架橋の下や団地の空き家など、大きなハコでスペースがたくさんある場所はまだまだありそうですし、そのような場所は安いテナント料で借りることができますから商品も安く提供できて、ひいては地域の活性化に貢献できるかもしれません。
新多聞団地のこの取り組みはとても良いものですね。
そのままその場所で活きの良い魚を売るってことをしたら輸送費もかからないし安く提供できておもしろそう。
見学はできる?
この施設は見学ができるのか調べてみたところ昨年の12月に報道関係者向けに公開はしていたようですが、一般公開はまだされていないようです。
ただ、今後はこの養殖事業が成功すれば全国に展開され、私たちも見学できるようになるかもしれませんね。
もしかしたら
海沿いで行われる養殖に比べて養殖できる魚の数や種類は限られると思いますが、2018年の土地統計調査によると全国に新多聞団地のような空き家は81万戸あるということなので、それらのスペースを養殖として利用できれば海産物ならぬ”陸産物”の魚を食べられる日が来るかもしれませんね。
そして魚は高いので願わくば安く提供して買いやすくしてほしいものです。
🐟🐟🐟
団地養殖の模様は26日19時テレビ朝日系列放送の『ナニコレ珍百景』で見ることができるのでぜひチェックしてみましょう!