今回注目したいのはあるTwitterの投稿に登場した”白いカラス”について。
この画像を見たとき飛んでいる姿が美しく、神々しい感じがして衝撃を受けましたが、
①このカラスはアルビノなのか、白変種なのか
②白いカラスの寿命はどれくらいなのか
③白いカラスの出没地域
④白いカラスを飼うことはできるのか
気になったので調べてみることにしました。
それにしても珍しいですね。
ご利益ありそう。
Contents
今回発見されたカラスはアルビノなのか、白変種なのか
Twitter上で話題となっていますが、今回発見されたカラスはアルビノと白変種の一体どちらなのでしょうか。
まずアルビノの定義はこんな感じです↓↓↓
一般的なアルビノの見た目の特徴 ①目は血管が透けて赤く見える。または瞳(虹彩)が青や紫に見える。 ②体毛が白い。 ③皮膚やクチバシが薄紅色(参考:Wikipedia)
白変種の特徴はこんな感じ↓↓↓
一般的な白変種(はくへんしゅ)の見た目の特徴 ①遺伝情報の欠損ではないため、瞳は黒く、眼球は赤く見えない。 ②体毛は白、または乳白色で模様も残っている。(参考:Wikipedia)
以上を踏まえると過去に発見されたアルビノのカラスの画像と見比べればわかりそうです。
↑の画像のカラスですが瞳が青いですね。クチバシは薄紅色でアルビノの特徴と一致しています。
今回発見された白いカラスは画像を拡大してみると瞳(虹彩)が青く、クチバシも薄紅色のように見えるので、アルビノ種の可能性が高そうです。
白いカラスの寿命はどれくらいか
希少種であり儚げな白いカラスですが、アルビノ種も白変種も寿命自体に明確な記述はありませんでした。
あまり違いが無いようにも思いますが、アルビノ種は遺伝子疾患により発生したものなので、皮膚は太陽光に弱く、皮膚がんになるリスクも高いと言われています。
また、視覚異常を伴う場合もあるため、それだけで野生で生きていくのは大変そうです。
アルビノ種は寿命自体は普通種と変わらなくても、外的要因に影響されやすいというところでしょうか。
白変種は遺伝子疾患によるものではないので、寿命は普通種と違いありません。
白いカラスの出没地域
最近では2022年5月に白いカラスの目撃情報が群馬県高崎市から報告されています。
過去には新潟(2014年)、京都(2017年)で発見されました。
今回の白いカラスは、撮影された方が北海道で活動されている方ということで、地元で発見された可能性がありますが、白いカラスの誕生が2万羽~3万羽に1羽という確率からすると、超レアなカラスになります。
発見できた人は本当にラッキーなのでしょう。
裏を返せば日本の至るところにいるカラスですから、発見のチャンスはどこにでもあるということです。
あなたの近くに奇跡のカラスがいるかもしれません。
白いカラスを飼うことができるのか
結論から言うと可能です。
この誕生自体が奇跡という白いカラスですが、基本的に捕獲してお家で飼うことは法律で禁止されています。
鳥獣保護法によりスズメやカラスなどは野鳥に分類され、それを飼養目的で捕獲することは禁じられているんですね。
ただし
どうしても飼いたい場合はペットショップで稀に売られている個体を購入するか、狩猟期間中にあくまで”狩猟目的”で捕獲し、それを飼うことになるようです。
後者は自治体の許可が必要になり、地方によって狩猟可能エリアや期間などルールが異なるようなので、確認する必要があります。(参考:カラスブログ)。
許可が下りたとしても、鳴き声の問題やイメージの問題で近隣住民の理解を得る必要がありそうです。
飼うのは可能でも餌や小屋の面でもハードルは高そう。
白いカラスの寿命と出没地域、飼育についてのまとめ
白いカラスの寿命と出没地域、飼育についてのまとめ ・白いカラスの寿命はアルビノ種も白変種も普通種の寿命とほとんど変わらないが、アルビノ種の場合は先天的に皮膚が弱く、視覚異常になっていることがあるため、野生化で生きていくのは難しいとされる。 ・白いカラスは最近では群馬県高崎市で発見されているが、今回の白いカラスは投稿者の活動地域が北海道であることから、北海道のどこかで発見されたと思われる。 ・2万羽~3万羽に1羽という確率から考えると遭遇自体ラッキーなことである。 ・白いカラスだけでなくカラスやスズメなどの野鳥は鳥獣保護法により飼う目的で捕獲することは禁止されている。 ただし、自治体で定められた狩猟期間、狩猟エリアであれば捕獲することは可能である。もしくはペットショップで販売されている生体を購入する方法がある。
「遭遇自体レアな白いカラスをお家で飼いたい」と思う方もいるでしょう。
その場合は白いカラスがいるエリアが狩猟可能エリアかつ狩猟期間内であれば、自治体の許可をもらって捕獲(飼う)することもできるということになりますね。
新潟のアルビノのカラスさんでも20年以上生きたということですから、今回見つかったカラスさんも長生きしてほしいですね。